メニュー決めの話で集まった日が、まだまだ暑い日だったためか、当初じゅうじゅうさん達は、夏の野菜を使ったモノや、夏の果物を使ったデザートを考えてくれていました。
八百屋さんに問い合わせてみると、すでに夏野菜や夏の果物の時期は過ぎ、お値段もなかなか手がでなかったので、そのことを事を子ども達に話し、またまた、話し合いを進めると、かぼちゃの入ったカレーと、貝の味噌汁、そして、お泊り保育の夕食で出たデザートをアレジしたものの3品にメニューが決まりました。
お汁を決めるとき、味噌汁にしたい子とスープにしたい子が3対3になり、両者譲れず、なかなか決めれずにいると、「ルーレットで決めよう!」と言ってくれる子がいて、たまたま近くにあったケンパープレートとマジックを見て「これ、使えばいいじゃん!!」と、即席ルーレット作り、マジックをくるくる回して、お味噌汁に決めていました。
今年は、コロナの影響もあり、子ども達が地域のスーパーへ買い出しに行くことは、取りやめにしたのですが、自分たちが作ろうと考えた料理の材料を、自分たちでお店に注文して、用意してもらった材料を自分たちで取りに行くという体験はしたいなと思い、給食でお世話になっている八百屋さんにもご協力をしてもらって、お店屋さんみたいに、発注・仕入れの体験をさせてもらいました。
注文書を作る(書く)時、「俺、字、書けないからなーー」と自信なさげにしている子もいたのですが、一人が書き出すと、次々「○○って字なら書けるし、書きたい!!」「〇って字、俺の名前といっしょや!!」と言い出し、いつの間にか、皆で代わる代わるマジックを渡し合い、大きな注文書を書き上げ(作り上げて?)いました。
お魚さんや、お肉屋さんには電話で注文。「やりたい、やりたい。」と言っていた子も、いざ受話器を持つと緊張するのか、「えーっとえーっと・・なんて言うんやったっけ??」などと言いながらも、貝やお肉の注文の電話をしてくれていました。
木曜日に注文書を作り、金曜日に注文書を八百屋へお届けに行き、月曜日には注文した食材をとりに行き、デザートの仕込みをし、火曜日には貝の下処理と・・・何だかんだと毎日クッキングのお仕事をこなしていたじゅうじゅうグループさんです。
そして、本番の今日。
どの子もやる気満々!
慣れた手つきで、次々とカレーの材料となる野菜を切っていき、今回一番手バルるだろうなと思っていた、硬いカボチャもサクサクと切り刻んでいました。
一番苦戦していたのは玉ねぎで、切りながら「玉ねぎ切ると、目、痛くなるんだよねー。」と、おしゃべりしてて「絶対、目とか触ったらダメねんよ。俺、絶対、目とか触らんし!!」と言っていた子が、「目、しみるー」と言って顔を洗いに行き、その様子を見て、他の子も「自分も、目痛くなってきた。」と次々、謎の連鎖反応が起きていました((笑))。
大きなカレー鍋に切った具材を入れ、お水を入れると、具材がプカプカと浮いている様子を見て、「野菜がプール入ってるみたい」と言ったり、ルーを入れるときは「カレーの玉入れやー」と言ったり、お味噌汁の貝を見て、死んどる貝と、生きとる貝の見分け方談義にも花がさき、楽しいおしゃべりもつきない、じゅうじゅうグループさんでしたよ。
給食が終わって担任の先生が、クッキング後の部屋での様子を教えてくれたのですが、「皆、すごいやり遂げたー!!、って顔で部屋に帰ってきましたよ。調理工程も1つ1つ話してくれ、味にも自信があったみたいで、早く食べたいやろーって言いながら、早く食べてほしい感がアリアリと伝わってきてました。」と教えてくれました。
それを聞いて、皆が、達成感を感じられたクッキングになってほっとした、
はっしーでした\(^o^)/。
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