大雪続きの今月もようやく春めいた陽気を感じさせます。

それにしても今冬はスキー通勤も数日続けて出来て、園庭でもスキーで遊ばせてもらい、個人的に我が家では3階ロフトから洗濯物を干すベランダ(そこから屋根にも上がれます)に「かまくら」を初めて堀り(屋根雪も加えて)、ローソク灯して「雪だるま祭り」ホーム版を実践。一杯片手にあったか鍋で温まりながら、星空も覗いて街ながら冬山気分を満喫(素足のままそのまま部屋に戻れるのが最高です…笑)。いやあ~いい冬でした(大変な地域の方には怒られそうですが…)。

余談が長くなりました。園では道路や駐車場の雪もいつも通り庭に運んで雪山を作って、子どもらが新雪に寝転がったり、自分の足跡に喜んだり、雪だるまや雪のお家、かまくら作りに雪合戦、そり滑り(スライダーも年長さんには人気)につらら探しetc最高の自然教材を天からもらえる雪国の子どもたちは幸せだなあ…と改めて感じた日々。登降園の際に雪かきのサポートや差し入れまでいただき、お家の皆さんにも感謝感謝です。
そんな2月は年長発表会に続いて、年中さんが担った一日入園も無事終了…。

今年は初めて給食試食会も行いました。一日入園という名称をずっと使い続けて、今回初めて「給食も頂けるんですか?」という新入園のお家の方からの質問に目からウロコ。「一日」だもんね、そう思うのも無理はない、と改めて「一日入園」という名称に思い至った次第。新年少に進級するどんぐりのお家の方もお招きして、2階から新入園の子らに混ざって、年中さんのおもてなしコーナーで遊ぶどんぐりちゃんらの様子も参観してもらい(こそっと…笑)、一日入園の説明会にも同席してもらいつつ、終了後に来年度の保護者会会長さんから保護者会のお話にも耳を傾けてもらってから、新入園のお家の親子と給食をご同席してもらう初の試みです。

園で出す手作り給食を味わいながら保護者会のことなどもきょうだいのいる先輩母からお話も聞けたようで、お家の人にもいい交流の機会にもなったかと思います(会長さんにも同席してもらえば、と後から思ったところです)。2階にいる大人の存在も気にせずしっかり遊び手になりきって、自分のやりたい想いをしっかり出せているところに、本園で1年過ごしてきた自信も感じさせるどんぐりちゃんでした。

年中さんは一日入園の案内袋の作製からおもてなしの遊び場づくり、ぐみちゃんやどんぐりちゃん相手の小さい子研究を経てのちっちゃい子が楽しめる遊び場づくりに奮闘。その中で次は自分たちが年長さんになる、園を引っ張る存在なんだ…という想いを募らせています。(この後のまつくりさんのお別れ会でももてなし担当の主役として現在奮闘中です。)

年少さんは一足先に年間最後の冬の遠足へ…。JRで粟津まで、というちょっと長旅。(いった先の粟津の石川こども交流センター小松館ではでっかい雪の丘があったそうで、雪遊びも満喫、とか。)この後、お別れ会でもまつくりさんたちに何かプレンゼントを贈り、まつくりさんの卒園文集にもちょこっと寄稿もするうめももちゃんたち。こうした取り組みの中でまつくりさんとのお別れを感じつつ、次は年中さんになるんだ・・・と進級への想いを募らせていきます。

一方、ぐみちゃんたちはマイペースで平和に暮らしています(笑)。0歳児の子らもすっかり幼稚園に慣れ、特に先輩0歳児さんは1歳を超えている分、1歳児に混ざって凛々しさを増しています(特に先輩0歳児さんは率先して動くリーダーさんです)。

1歳児ぐみちゃんたちも負けじとなんでも自分でやろうとする意欲にあふれ、大人からの依存から自立への大きな成長を感じさせます。一日入園はじめ本園に遊びに来る頻度を増して存分に楽しんでいる様子からも次はどんぐり…という感覚をつかんできているようです。
そしてまつくりさんはお茶参観で一年のお稽古の集大成

のおもてなしのお点前を披露。その前の一日入園では文集製作のお仕事の合間を縫って木の花紹介歌を披露。「この子たちが入園するときには自分たちは園にいない…」ということも十分わかりながら、伝えたい!という想いを感じさせる力強さを見せてくれました。
只今、自らの幼稚園時代を振り返り、卒園文集の取り組みに邁進中のまつくりさん。木の花暮らしの最後の階段を一歩、一歩駆け上がっています。(ちなみに先生たちも担任+ほかのスタッフも読み返し、校正などに連日貢献! こういうときの先生たちが一人一人の子どもの原稿を手にその子の想い、育ちの姿を熱く語り合う様子がとってもキラキラして素敵なんです、親御さんの見えない先生たちの横顔です。)
子どもたちそれぞれの新たな春はすぐそこまで…。
あゆどん(記)
Comments