毎日のお列で、おのこりの子たちも「おれつ散歩」をするようになり、年長さんと年中さんの縦割りの関わりも少しずつ強まってきてはいるものの、自由遊び時や、おのこりの時間の遊びの様子には、異年齢で遊んだり、関わり合う姿があまり反映されていないねぇ~・・という先生たちの思い。
何か仕掛けがいるのかもね・・ということで、思いついたのが「たてわりのお店」☆
まつくりさんを中心にお店をしながら、年中さんはかっこいいまつくりさんの背中を感じ憧れたり、まつくりさんは年中さんを思いやりながらリーダーシップを持って進めていく中で自信をつける・・といったことをねらいに、一緒にやる中で仲間意識を感じ合いながら楽しめるといいなぁ~!何より、なんか楽しそうー!!と先生たちもワクワク・・したのが、きっかけです☆
各グループのまつくりさんたちがやりたい内容をざっくりと決めて、それをもとに始まった6つのお店。それぞれのお店の取り組みの様子をちょこっとお知らせしますね~♪
ぴょんぴょん・ぴーなっつG『わくわく・びくびく・ふねのたびっくり!』ゆっぴー
「ぴょんぴょんぴーなっつ」グループのまつくりさん達は、「肝だめし」のカテゴリーをチョイス。最初は「おばけ屋敷」をイメージし、それぞれになりたいお化け(雪女、ヘビ男、ガイコツ、ゾンビなど・・)を言い合っていたのだけれど、その中の一人が「海賊の亡霊がいい!」と言い出した途端、一気に海賊のイメージが膨らみ、お化け屋敷→「ゆうれい船」となったのでした。
薄暗い「遊具庫」が、亡霊気分を膨らませ、テンションup!!!何せこのグループときたら、名前の通りぴょんぴょん・・じっとしていない(笑)
みんなで集まると、ついつい嬉しくなっちゃって、ぴょんぴょん跳ねながら高い所に登ったり、降りたり・・なもので、なかなか話し合いも進まず・・。
しかしながら、このグループさん、発想力はこの上なく高く、深く(笑)・・「ゆうれい船のうた」がパパッと出来ちゃうと、そこからは怒涛の勢いで次々とアイディアが生まれ出して☆例えば、始めは〝普通の船″に見せかけて、暗くなって亡霊たちの足音が鳴って、隠れていた亡霊たちが歌いながら出てくる・・といった凝った演出も、子ども達が考え出して!乗組員は元海賊。昔むかし、船で1年くらい旅をしていた時に台風と津波に出会い、海の底に沈没。そして亡霊となって航海を続けている・・というストーリーも生まれ(笑)!
ゆうれい船だとは知らずに乗り込んだお客さん達を牢屋にぶち込み(笑)、クイズに答えられたら逃げ出せるが、ダメなら海に落とす・・というハードな運命が待ち受けることに・・・。
クイズも亡霊たちの背景や、キャラクター設定を問うものに。好きなモノは「お宝」と「人間の魂」。人間の魂を奪って、人間に戻りたい!というのが、亡霊たちの夢☆・・妄想力すご過ぎる!!妄想族のゆっぴーも顔負け!の面々です(笑)!
人間たちを牢屋にぶち込む為の罠づくり(・・と称して、自分達が遊び惚ける・・・(笑))、大きなガイコツの旗作り・・と、目の回る勢いの毎日。
そして妄想力の極めつけが景品!!初めはまつくりさん達が「ドングリに金色をスプレーしたのにしょう!」と、まつくりさん達がバザーのお店で作った景品をお宝にしようと思ったらしく。そこで私が「でも、お客さんって、大人だけなんだけど、大人ってドングリ貰って本気で嬉しいかな?」と投げかけると、あっ!と気付いたらしいこども達。「確かに・・」「うちのママなら、おやつ大好きだよ!」と耳寄り情報が飛び出し、みんなうんうん!(笑)・・ということで、「海賊らしいおやつ」を考えることに☆
「海賊らしいおやつ」とは?→「不気味な感じなのがいいよね」「色は黒とか!」→「亡霊だからまずいクッキーにしようよ!!」と誰かが言えば、みんな一気に大盛り上がり!!!
そして決まったのが「世界一まずい黒いクッキー」(笑)!!・・・ところが、そこからまたまた妄想が展開(笑)!「そのまずいクッキーを食べたら、魂が戻るっていうのはどう?」「それなら、クッキーじゃなくって、薬にしようよ!!」・・・となって、クッキーもとい、『また魂が生まれる薬』となったのでした☆意外と優しい一面もあると思いきや、「薬だから、思いっきりまずくしなきゃね!」とみんなイキイキ(笑)
「黒い薬」にするには、黒い食べ物を入れればいい!!・・・イカ墨、黒コショウしょうゆ、オリーブ、海苔、塩昆布、胡麻・・こうして、お家にある黒いものをいろいろ持ち寄って(他にソースやチョコ、干しブドウ、血のようなラズベリージャムなども持ってきてくれたり・・)、わくわく実験・薬作り開始!!
海苔を溶かしたお湯にチョコ投入!!もはやその時点でキャーキャー悲鳴を上げながら!!(笑)すべての黒い材料をぶち込んだら、今まで見たこともない不気味な塊が!!(笑)!!「どんなにまずいんだろうね!?」「早く食べてみたい!」・・とワクワクしている様は、さすが破天荒な海賊たちです(笑)!
そして実食!焼いたらさらに真っ黒!!になった薬!!!・・おそるおそるくちにすると・・・・「あれ?おいしいよ!」「なんでか、まずくない!」「でもそれって、実験失敗なんじゃない?!」と、口々に。まあ・・うん・・という、コメントに困るお味なのは確か。今日のお客さん達が「これ、食べ物なの?!」って、びっくりしていたから、インパクトは絶大!!一生食べることのないクッキー(いや、薬!)となりました(笑)。
さて、今日のみんなは、練習期間がほんの僅か・・にも関わらず、まつくりさんを中心に、みんなで亡霊になりきって、生き生き暴言を吐く姿に大笑い!
そして大人達が暗闇の中をぞろぞろ・・と、コロコロ道の罠でキャーキャー滑りまくりながら、牢屋に入れられる姿は、まるで囚人(笑)。遊具庫ならでは・・の小宇宙の中で、まさかの恐怖体験を強いられていたのが、面白かったです(笑)!!
みんな大成功!!!よく頑張ったねー!!貯まったお金をジャカジャカ振りながら、何とも言えない笑顔で飛び上がって喜び合う姿に、力を合わせてやりきった!という想いも伝わり、ほんものの海賊たちに見えた瞬間でした!
海賊たち、よくやった!!
みかんのかんづめG・『とろぴかる おーれんじ かふぇ♪』りーかん
みかんのかんづめGは、"たべもの"のお店やさんをしました。
どちらかというと、おっとりめんばーのこのグループさんですが、"たべもの"の話となると、おしゃべりがとまらな〜い!!まつくりさんとさくらあんずさん、すごく対等に"たべもの"について、話し合う姿がいいな〜と思って見ていました。わたしもなんですが...(笑)
そこで「みかんのかんづめGだから、みかんを使ったものとかどう?」と、子どもたちに聞いてみると、「それいい!みかん味のものといえば、ゼリーとか、ロールケーキとか、アイスとか、フルーツののってるホットケーキとか、、」「甘いものとか作って売ったら売れるんじゃない?」「それだったら、クリームをのせた方が絶対に美味しいよ!」「みかんのかんづめと本物のみかんどっちも使いたいよね」「かふぇって、ドリンクも売ってるんだよ、だってママと行ったことあるから!」「コーヒーとかティとかジュースとかあるよ」「でも選べるようにしたらどうかなだって、オレはコーヒーいややもん」と、、、自分の経験談もおりまぜながら、子どもたちからあれこれアイディアがいっぱい。アレコレ相談。話がとまらない!
みんなのアイディアを絵で描いてみることに!
あまりにも豪華すぎるスイーツになっちゃいそうだったけど、ちょっぴりずつ、いいとこどりのオリジナル商品が出来上がりました。
その名も"とろぴかる おーれんじ スペシャル サンド"
ホットケーキ(手作りのみかんジャム入り)でみかんと生クリームがサンドされている、ここでしか食べられないスイーツ。さっそく実際に作ってみることに!!!
みかんジャム作りでは、香りをかいで、「もう絶対に美味しい間違いない!」と、子どもたち。パンケーキにみかんジャムを混ぜて焼いて行くと、、、焼き加減を見て、「あれ!これおばけみたいなかたち!」「どろぼうが持ってく袋みたいな模様だ!」と、形当てクイズしてなんでも楽しめちゃうみんな。
味見もして、「これは、大人気になると思う!」と子どもたちも大興奮。
みかんてぃやみかんコーヒーも本物のみかんとみかんのかわ、みかんジャムを使って、手作り。
味見の時は、「みかんこーひーは大人の味がする〜」「みかんてぃがおすすめかも...」とつぶやく姿も♪
「本番用は、50人分だから、パンケーキは100枚目標ね♪」と伝えると、聞き逃さなかったまつくりさんたちは、「残り25個や。」と数をずっと数えていて!!さすがでした。
そう、こんな話し合いも、、、「カフェとレストランって違うよ!多分レストランはごはんとかないとダメだと思う」「甘いものだけだから、カフェだと思うけど!」と、このお店のネーミング決めも実はちょっと時間がかかりました。
ほかにも、、、「お店入る時ってさ〜なんかカランカラン♪って鈴みたいなのなってるよね。」と、お客さんが入ってきたら合図をならす子や「お店っていい歌が流れてるよね」とみんなで作ったBGM♪を生演奏する子、「テーブルには可愛いお花が飾ってあったらいいよね」と、おーれんじ色のお花をチョキチョキ、くるくる棒も作って、飾り作りも。
みんなが思うカフェのイメージしたことを出し合い、そのイメージしたことを形にしていきました。
そして、本日!!受付がかりやベルがかり、BGM♪生演奏がかり、みかんこーひー、みかんてぃ、接客(スイーツを運んだり、お皿をさげたり、、)それぞれにお客さんを前にして、お客さんとの関わりを純粋に楽しむみんな!!
お客さんに「みかんじゃむが入ってるの?」と聞かれたスタッフは、「そうそう、みかんじゃむも手作りだよ」と、中身を説明したり、急な雨が降ってきた時には「雨なのでテラスじゃなくって、中のお席がおすすめですよ」と案内していたり、「雨がザブザブなので気をつけて帰ってくださいね」と、お客さんを思った声かけをしていたりと、アドリブをきかせる子もいて!!
なにより、お客さんたちが「美味しかった〜ありがとう」って笑って帰って行く姿を見て、すごく満足げなみんな。閉店後、「美味しかったって言っとったよね!!」と、子どもたちでおしゃべりしてましたよ〜^^
さくらあんずさんたち、まつくりさんの背中をみながら、刺激をもらっていて、でもどこかお互いのナチュラルな関係がよかったなぁ〜♪と思うりーかんなのでした!みかんのかんづめGさんお疲れさまーっ!たのしかったねー♪
もりもりグループ 『もりもり・どきどき・すーぱーめいろ』 りえ先生
一番最初に集まった時に、私から「このお部屋(まつくりぐみ)をぜーんぶつかって“めいろ”にしよう!」と話すと、何人かが「いいねいいねえ~!!」と言い、それが徐々に他のメンバーにも広がって、「いいね、いいね」と、“いいねコール”で盛り上がる、そんなノリのいい“もりもりグループ”さん達。
どんな迷路、つくりたい?とみんなに相談したときも、我先にとアイデアが続々と出てきました!
「トンネル作りたい!」(ふむふむ)、「迷路ってことは分かれ道もあるんじゃない?」(なるほど)、「道を間違えたら×があってブブーッってなる」「あっ、それ知ってる」(うんうん)、「お化けが隠れてる!」(肝だめし?)、「じゃあワニも隠れて脅かす!」「毒キノコもね」(ん?隠れてるシリーズか??)、「なんか、穴があってそこを通ったらぐしゃーって落ちる!」(わあ…)、とイメージがどんどん膨らんでいく!
そこで、みんながやってみたいことやお店屋さんの準備に必要なことをを一つずつやっていきました。
■イスのみちづくり…スタートからゴールまでイスで迷路をつくった日は、みんなであちこちからイスをかき集めて来てどんどん並べていく様が迫力いっぱい!とにかく並べて行きたい子もいれば、分かれ道や行き止まりを作りたい子もいて、せっかく置いたイスが他の子に持っていかれて、また別の場所にいって、と右往左往してました(笑)。
■トンネルづくり…大型の段ボールを出すと早速、「ここを、こう切って通れるようにしたい!」と。そこでみんなで段ボールカッターを持ってきてギコギコ。段ボールを立てたまま切ると不安定なので、誰かに抑えてもらわないといけない…そこで年長さんがちょっとリード。切り方のお手本になって、その後年中さんにカッターを貸して自分は押さえる役割に回っていました。そんな姿が自然と出てくることにちょっぴり「おお~」と感心していた私なのでした。
■新聞のみちづくり…その時ちょっと私がその場にいられなくて、「みんなでお願いね」と任せたところ…お部屋に行ってみると力を合わせて新聞をどんどん貼っていくもりもりさん達の姿が!「テープちょうだい!」「はいよ!」「こっち誰か押さえててー」と声を掛け合ってみんなで新聞を繋げていたのにはびっくりでした。手が届かないところは積み木を重ねたりして、工夫の形跡もあちこちに!
■看板づくり
看板の文字を書くところは年長さんが「かけるよ!」とかって出ました。それをじーっと見つめる年中さん。少しでも憧れの姿にうつるといいな…。そして、その周りにはグループのメンバーの顔を自分で描きました。自分の顔だけじゃなく他のメンバーが描いた顔も「これは○○」と覚えてました。絆が深まりつつあるような…(^^
■役割分担
受け付けや驚かせ役、通路の案内役など広い迷路に点在してみんながお仕事の役割を分担します。どれをやりたいか?はみんなで相談して決めることに。年長さんが「どれがいい?」とリードするものの、早い者勝ちみたいな流れになっちゃって、仕切り直しに。自分の名前を書いたカードを持って、やりたい役割を選んでいきました。
■そして、当日!
昨日、ようやく迷路の全貌が完成し、役割も決めてお店屋さんの形になったもりもりグループ。本番、大丈夫かなあ~、とちょっと心配していたけれど、みんなお客さんに得意げにやり方や通路を説明していてびっくり!受け付けさんはお客さんが途切れると「いらっしゃー――――い!!」ち催促していたし(笑)、驚かせ役のお化けとゾンビは一時間、怖い声を出し続けて「喉が痛くなっちゃった」と。落とし穴&毒キノコゾーンは他のゾーンまで侵入して「次は○○だから!」と力説。ベランダのサイコロゾーンでは途中から雨が降り出して、担当の子たちは傘を差しながらサイコロも拾って、と弱音を吐かずにずーっと頑張っていました。
何日も一緒にやってきたからこそ生まれる一体感、意気込み…。お客さんを楽しませようと奮闘するみんなの姿がとっても素敵!でした!!
さてそんなもりもりグループさん、今日の本番を終えてみんなで給食を食べている時のこと。私が「みんな、すごく頑張ってたねえ~!自分にも、お友達にも拍手しよ!!」と言ってぱちぱちとやっていると、「ところでりえ先生は何をがんばったの?」とT君(笑)!みんなが白い目で私を見る中、すかさずK君が「りえ先生はお客さんのお母さんたちとしゃべってただけ」とフォロー?(苦笑)。うんうん、それだけ自分たちが頑張ったっていう気持ちなんだよね。いいよいいよ、りえ先生はお喋りしてただけってことにしておこう(笑)。
ということで、もりもりグループさん達との“もりもり・どきどき・すーぱーめいろ”とってもとっても楽しませてもらった私なのでした!
もみじグループ 『つれるもんなら つってみろ』 よっしー
縦割りグループのお店は年長さんがグループごとにある程度テーマをしぼってくれていて、もみじグループさんのお店のテーマは「さかなつり」。
その「さかなつり」というテーマからどんな魚釣りにしたいか年中さんと年長さんで考えるところからスタート。年長さんなんかは「前のまつくりさんがしていた、水に浮かぶ魚釣りしたい!」と去年の年長さんが神社で開店したお店「さかなすくいやさん」を覚えていたことに拍手しつつも、㋵「ん~同じじゃないほうがいいな~」というと、ある子が魚の真似をしてジャンプしているのを見て、㋵「ほらほら、見て。あんな風にみんなが魚になったら?」と言ってみると「いいね~♪」とみんな泳ぎだしはじめる(笑)。形としては子ども達が魚になって釣られるという枠が決定☆
枠が決まるとそこからは早い!㋵『なにがいる?』→「釣竿!」「えさ!」と答える中、「あっ、さかなの背中のやついる!」㋵「背びれのことかな?」「そうそれ。サメとかのやつ作りたい!」と自分が魚になるための小道具もちゃんと考えたり、㋵『どうやって釣られる?』→「ひもを体に巻き付ければ?」「手でこうやって掴んでる」なるほどなるほど。中には「は!は!」と口をにぃ~として歯をアピールしてくる子もいて、㋵「歯?歯で紐を加えるってこと?」「うん!」これには大爆笑!確かに魚は歯でエサを食べるもんね~。㋵「すっごい面白いし、ちょっと見てみたいんだけど、それだときっとみんなの歯が全部なくなっちゃうかも…」と理由を話すると「それはヤダ」と子ども達も大笑い♪
フープに捕まるという案が出ていたので、ちょいとホールで実験するともう楽しすぎて大騒ぎのもみじグループさん達。年長さんが年中さんを釣ったりと「私も釣ってー」とすぐにエサに群がるさかな達。ホントの魚になるための作戦会議として『好みのエサにしか食いつかない』ということで、好きな色のフープにだけ食いつくという約束ごとを設けると、これが面白く、自分の好きなエサ(フープの色)じゃないと、近づいてもフイッと食いつかないというリアル魚感を出す子もいて爆笑♪このやきもき感がさかな釣りの醍醐味かと(笑)
醍醐味といえば、やっぱりヒットした後のさかなとのファイト!エサに食いついた後、全力で逃げる魚によっしーの気分はもう松方弘樹!!カジキマグロを思わせるような力強さによっしーも全力で応え、本物の魚釣りを体感した気分。釣った後もビチビチと体を動かし、活きの良さをアピール(笑)
これだけでも面白いんだけど、ちょっとお土産もつけよう!と、小さな木片で作った魚やイカやタコなんかをみんなで作成。これも子ども達は楽しそうに組み合わせながら「おれ、サメつくるわ!」や「見て!カニ!」「エビ(←持ってきたものは小さすぎて逆にエサみたい笑)」とよっしーの想像を超えるクオリティの作品が続々。(これだけでも売れそう…) 素敵なお土産も小さな木の枝の釣り竿で釣り上げてそのままお持ち帰りという、ゲームもお土産も『釣る』という二段方式に!(笑)
集まってもほぼ魚になって遊んでいただけのような、常に楽しそうだったもみじグループさん達でしたが、今日は「早くお客さんこないかな~」とワクワクする子もいれば、「今日のサメの調子はどうかな~…」と自分のことなんだけど、緊張と楽しみが入り混じったような発言をする子もいたりと、それぞれにお客さんを待つ心模様が面白かったな~。
お客さんとのファイトはそれはもう面白かったですよ~!!!なんせお店の名前が「つれるもんなら つってみろ」ですからね~(笑) 「簡単につれるんでしょ?」と思っていた釣り人の心をへし折るようなさかなのひきの強さに腕がパンパンになった釣り人多数(笑)。また、さかなと釣り人の真剣勝負すぎて釣り竿(固いラップの芯)が折れるほどの激闘を繰り広げた釣り人とさかながいたり、エサを入れてヒットしたらさかなに海の中に引きずり込まれる釣り人もいたりと、まぁ見ていて大笑いさせてもらいました!
もみじグループさんも短い期間での準備だったけど、すっごく面白かったし、よく頑張ったね~。釣られないようにたくさんあがいたから、今日は体が痛いかもよ~(笑)。
また、たくさんのビッグファイトを見せてくれたお客さん達、ご来店ありがとうございました!よっしーも声が枯れるくらい久々に熱い声援を送らせていただきました(笑)。みなさん今日は腕に湿布を貼っておやすみくださいね♪
しまっしグループの、『おにわ おたからさがし』 はっしー
お庭で、宝探しをすることになった、しまっしさん。年長さんは事前にお部屋で相談していたこともあり、やりたい事のイメージをもっていたようで、ツリーハウスの下や、カメ子ハウス、一輪車の後ろ等にお宝を隠したいや、中には「水の中がいい。」とか、「地面の中に埋めたい。」というアイディアを次々と話していました。「お客さんは、お父さんや、お母さんとか、大人の人ばかりやから、ちっと難しい方法を考えよう。」と言うと、またまた年長さんが「すぐに見つかったら面白くないから、宝がどこに隠してあるかのヒントを紙に書いて、それを泥団子や草の中に隠して、それを見つけたら、宝の隠してある場所が分かるっていうのはどう!」と言うアイディアが出ました。年中さんは、次々とアイディアを出す年長さんに、少し圧倒された様子でしたが、話を聞いているうちに自分たちも段々と言いたくなって「あっ、わかった!! 葉っぱを入れた箱を隠して、葉っぱを3個集めたら、お宝と交換するっていうのにしたい!」と言うと、年長vs年中で、探してほしいvs交換にしたいと、しばらく言い合いになったのですが、お宝を探してほしい!!という、年長さん達の熱い思いに押され(?!)、結局、宝探しに落ち着いたのでした。
お宝の隠し場所を決めようと、お庭の色んな場所を見に行くと、「大人って、ツリーハウスの3階に登れるかな?」とか、「鉄棒で、こんな事できるかな?」等と、自分たちが普段している遊びが、大人はできるのかな?と言うので、「みんなが普段お庭でやっている遊びを体験してもらって、宝探しをしてもらうのはどう?」 と、はっしーから提案、其々が大人にやってもらいたい遊びを4つの場所で考え、カメ子クイズ・ブランコ立ち乗り・鉄棒での運動ふー遊・ツリーハウスの中で葉っぱじゃんけんを体験しもったら、お宝の隠し場所をかいた紙を、落ち葉の中から探し出して、それを見て、お宝を探しにいってもらうというゲームを考えました。
その中で、「ブランコに立ち乗りして、ドンって座ってほしい。」と考えてくれた子がいて、はっしーも体験してみたら、子どもたちはスイスイ立ち乗りするのに、大人はなかなか漕げないし、ドンと座るのもちょっと怖くて躊躇してしまうので、子どもが簡単にできて、大人が上手くできない体験も面白い!!と、思って、案内にも入れたのですが、前日に鮎ドンから「お庭のブランコは子供用だから、そのやり方は✕。」と言われてしまい、ブランコ体験は中止となってしまったたのでした。もう一つ、子ども達からの案で、「ブランコの柱を持ってグルグル回るのも面白いよ。」というのもあったのですが、前日の雨で、ブランコの回りには大きな水たまりも出来ていたのと、お店の当日は、お休みの子多かったので、ブランココーナーは中止とさせてもらいました。(皆さん、機会があったら”立ち乗りからの、ドンと座る”を、是非やってみてくださいね!!)
鉄棒をえらんだ年長さんが、「”豚の丸焼き”って、大人は簡単かな?」と言って、やって見せてくれると、年中さんが「私は、”こうもり“が出来る!」と言って見せてくれ、それを見た年長さんが、「”宇宙回り”も出来る!!」と言って、はり合う場面もあって、笑っちゃいました。
作業場所が、お庭だったせいか、このメンバーだったからか、隙間時間を見つけては、皆で遊びだしていた、しまっしさん達。見ていると、年長さんが次々と「こんなルールにしない?」と、新しい遊び方の提案をしてくれていました。新しい遊びに毎回、キャーキャーいって年長さんの後を追っていた年中さん達でしたよ。
そして迎えた本番。
始まると同時に、次々とたくさんのお客さんが、”おにわ、おたからさがししを”に来てくれました。自分で考えた長―いセリフを淡々と話す子や、たくさんのお客さん対応に疲れちゃって、段々とお話を端折って言うもんだから、お客さんは????になる場面もあったり。途中、雨が降り出したので、カメ子クイズはタープ下に場所を変えてやりました。鉄棒さん達は「雨でもがんばる。」と言って、傘を幾つかロープに引っ掛けた即席テントの下で、得意技を見せていました。雨の中でもお付き合いしてくれたお客さんも何人もいらしゃって、終わった後に「〇〇君のお母さんが、やってくれて嬉しかった。」と話していました。
しまっしさん達が考えてくれたゲームは、お庭で遊んでもらって、お宝を探しに、お庭の色んな場所に探しにいってもらう!!だつたのですが、子どもたちの考えたお宝の隠し場所の『れいぞうこ』だの『みみずのおうち』などの、子ども達にとっては当たり前の呼び名が、お客さん達(お父さん・お母さん)は知らなことも分かり、今回のお店屋さんで、改めて子どもたちのお庭での遊び方や、お庭の環境を知って・巡ってもらう良い機会にもなりました♪
ヤンヤンつけボーG 『どうぶつまとあて』さわやん
的当てをすることになったヤンヤンつけボーグループさんたち。どんな的当てをしようか話し合いをするなかで「ぼくたちが的になって、ボールを当ててもらう」という話をきっかけに「でも当たったら痛くない?」「じゃあ新聞のボールとか?さくらあんずさんたち運動会のとき作ってたでしょ?あれなら顔に当たっても痛くないかも」「いいねー!」なんて話し合い自分たちが"まと"になることにしたヤンヤンGさんたち。
どんなまとになろうか…「じゃあさ、こんなんは!!」と左右に素早くスライドして動く子、「こんなんもあるよ!」とカタコトとロボットみたいに動いたり、ケンケン飛び跳ねたりなどなど…いろんな動きを出し合う中で簡単ver.と難しいver.できそうやね〜とお客さんがレベルを選べるようにすることに!こんな感じでゲームの大枠が決まったのでした。
そうと決まれば実際にお互いに的になる人とお客さんに分かれてどんな的の動きがいいか実験…簡単から難しい動きをレベル分けしてどの動きをチョイスしようか話し合った結果、ぴょんぴょん飛び跳ねる動きを難しいver.にしたいという子どもたち。「大人のお客さんならもっと難しくしてもいいかもよ!」と投げかけてみると「じゃあウサギになって、ウサギの耳にあたったらポイントがもらえるとか?」「耳以外の体にあたってもポイントはなし!」とピンポイントで狙ってもらう仕組みに!簡単バージョンはもう少し的が大きい方がいいよね!動きはゆっくりめで、難しいver.はウサギだから簡単ver.も動物にして…ということでゾウの耳やキリンの首などいろいろでた中から迷った結果、簡単ver.は鳥の羽を狙ってもうことに!しかし、ふんふん、面白そう!ちょっとやらせてみて!とさわやんがためしにやってみたところ難しいどころか激ムズ、、、!全く当たらない(笑)「これ大人が投げても10回のうち1回当たるかどうか…(^_^;)」というと、「じゃあウサギの好きなニンジンを投げて、それを食べてる隙に当てる!」とこどもたち!むずかしいときに当てれるチャンスが作れるのか!それは名案!「じゃあ鳥は?」「鳥はゴミが好きだからゴミをあげる!(たしかに好きかもしれないけど!笑)」「カラスはゴミ好きやけど他の鳥はゴミたべんかもね」「じゃあミミズ!」なんてやりとりがあって簡単ver.の鳥にもチャンスアイテムのミミズを用意することになったのでした。
ウサギの的になる子、鳥の的になる子、受付係とそれぞれに役割を決めて準備スタート!当日まで日が迫る中せっせと段ボールを切ったり塗ったり…時間がないっ!とみんなで協力して一緒にギコギコ…絵の具も「おれもう塗り終わった!」という子に「じゃあ友達のやつ手伝ってあげよ!」というと自然とさくらあんずとまつくりがごちゃ混ぜになって一丸と準備を進める姿も!お休みの子も多く、当日だれが使ってもいいように的は自分のだけをつくるのではなくみんなでつくり進めるヤンヤンGさんたちでした。
そして迎えた今日…朝から景品のポップコーン作りを♪ちなみになんでポップコーンかというと…。マジカルバナナならぬマジカル的当てで「的当てといえば…」から思いつくものをいろいろつなけでそれにあった景品決め!その結果、「的当てといえば投げる」→「投げる」→「ポーン」→「ポップコーン」と繋がっていつたから!ホットプレートの中でポコポコと音が聞こえてくると「なってる!なってる!」とテンションが上がる子どもたち。静かになってきたタイミングでそーっと蓋を開けてみると、不意打ちでポーン!と飛んでくるポップコーンに「よけろよけろっ!」「もったいないっ!」とお店が始まる前から的当て(的よけ?)スタート??わちゃわちゃしながからもいいウォーミングアップに(笑)開店10分前になんとか準備完了!
お店が始まると続々とお客さんたちがご来店。「どうせやるなら難しいほうで!」「とりあえず簡単な方やってみようかな〜」と選んだ方をチャレンジ!チャンスアイテムのミミズやニンジンは使い方がうまく伝わっていなかったのか、玉を全部なげおわった最後にアイテムを投げるお客さんたち。それに群がるウサギや鳥たちに「……?あ!そういうことか!いま狙わんなんかったね!……玉ないわ…(笑)」とハッとしていたり、「次こそは!」と再チャレンジしてくださる方も!ウサギの的あては素早い動きに大人たちも本気!「これは本気ださんなんでしょ(笑)」と豪速球をなげるお父さんも!ウサギたちもぴょんぴょん素早く避けて、たまに顔に当たったり…(子どもたち承知の上なのでお気になさらず!笑)。投げるお客さんたちに楽しんでもらっただけでなく、よけるどうぶつたちも純粋に楽しんでいましたよ〜。
お店終了後、いっぱい動いて「つかれた〜」「ミミズじゃ足りん!ほんとにお腹すいた〜!」とやりきった様子の子どもたち、また、たまったお金箱をもって「いっぱい遊んでもらえたね〜!」と嬉しそうでした♪
遊びに来てくれたみなさま、ありがとうございました!みんなおつかれさまー!!
Comments