昨日、今日と、まつくりさんの「お茶参観」がありました。5月から始めたお茶のお稽古。前のまつくりさん達の姿に憧れ、今度は自分達が!!と大はりきり&ちょっぴりドキドキ、そしてまつくりさんだから!・・の誇らしさを胸いっぱいに感じながらのお稽古。
普段の騒がしい日常とは異なる、非日常の心静まる和室の空間の中で、お抹茶の先生のみゆき先生と共に過ごす時間。みゆき先生の柔らかな、一人一人の子ども(いや、担任も!)のありのままを丸ごと受けとめ、いつもにこやかに優しく見守って下さる中で、子どもたちは〝自分らしく″あり、それでいて〝凛とした自分″も見い出すことができたように思います。
本番は、誰よりもみゆき先生自身がまつくりさん達の姿を見届けたい気持ちだったと思いますが、残念ながらみゆき先生が参加することが出来ず、そのことを子どもたちに話した時に、子ども達がとても真剣に話を聞いて、〝みゆき先生の分もがんばろう!″〝お父さん、お母さんに美味しいお茶をたててあげよう!!″と更に思いを深めていたように感じました。
さて、今日のお茶の雰囲気を盛り上げたひとつに、まつくりさん特製『お雛様掛け軸』が。これは、お茶参観に向けて一人ひとりが作った手作り掛け軸。なんと、秋に作った手作り和紙(牛乳パックをちぎって、粉砕して、紙すきして、干して、アイロンもかけた、手間ひまかかったものです。しかも、犀川で摘んだヨモギ入り!)そこに、木の花幼稚園の資料室に飾られている由緒正しいお宝のお雛様をじっくり見ながら、リアルに描写。まつくりさん達は春から「みっけ!」活動を通して、いろんなモノを見つけたり、気付いたりする〝眼力″を持つ、〝違いのわかる子ども達″なのです(笑)
凸凹の和紙にも関わらず、果敢に細かな描写に挑んだ子ども達。凸凹が立体感を生み出し、何ともいえない、味のある絵になりました!その絵を運動会で使った「旗の布」に貼り、これまた運動会の「旗の竹」を自分たちでのこぎりで切り出して付けて、出来あがり~♪
お茶参観を、渋く可愛く彩ってくれました☆
さて、お茶参観当日は、みんなとってもドキドキ!自分達でも不思議だったようで、終わったら「自分のお母さんなのに、なんでかわからないけど、めっちゃ緊張した!!」と、口々に。確かに、いつもより肩に力が入ってる感が、カチコチと(笑)。お茶を飲んでるお母さんを見ることさえ恥ずかしくって、目を逸らしちゃってるシャイなお友達も(笑)。
それでも、いい緊張感を持ちながら、真剣に、そしてお父さん、お母さんに、美味しいお茶を点ててあげたい!!という気持ちがしっかりと伝わてくるいいお点前で、お家の方々の子ども達の凛とした姿に成長を感じ、びっくりすると同時に誇らしく思う・・そんな温かい眼差しが、子ども達にも伝わっての相乗効果が創りだした、とってもあたたかなひと時でした。
加えて言うなら、1番緊張していたのは担任達だったのは確か。だって、いつもはみゆき先生がどんと構えてくださってて、どちらかといえば、そばで子ども達の成長を目を細めながら見守る、親心に近い感じだったのですが、突然の大抜擢!?(笑)に、心臓バクバク!!夜な夜な趣シュミレーション?(笑) そんな時にみゆき先生からメッセージをいただき、〝お茶は一期一会の気持ちを大切に。上手い下手ではなく、子ども達がお家の方を思いながら、お茶を点てる気持ちを大切に。子ども達とお家の方とのこの時間は今この時だけのもの。そんな時間を一緒に楽しんでほしい・・という内容で(もっと、素敵な文章なんですけど・・)。そっか、そうだよね・・と、肩の力が抜けて、私達担任も、子ども達、お家の方々と、同じ空間で同じ一時を、一緒に楽しむことができました☆
みゆき先生とは違って、私はいろいろ・・あれこれ・・かなり(笑)失敗しちゃったけれど、子ども達の方がしっかりしてたから大丈夫!!まつくりさん達の頼もしさも改めて感じました!!みんな、ありがとうね。そして、お家の方々、大人の事も(笑)、温かく見守ってくださり、ありがとうございました!!
両日終えた今日、「お母さんやお父さん、お茶美味しかったって言ってた?」と聞くと、「美味しかったよー♡って言ってたよ!」や、「言ってはなかったけど、飲んだ時の顔がニッコリしてたから、おいしい!ってわかったよ!」と自信満々、嬉しそ~に言う子も☆
よかったね~!!
ゆっぴー
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