今日は年長さんの最後のグループクッキング。作るのは“ミキサーグループ”さん
メニューは『おいしいカレーうどん』『誰も知らないきゅうりの塩昆布もみ』『安いフルーツゼリー』。
まず、この面白いネーミングの経緯をお話すると、カレーうどんはただ『カレーうどん』と書くのがちょっと面白くないな~と思ったよっしー。「このカレーうどんってどんなカレーうどんなん?」と聞いたところ「世界一おいしいかれーうどん!」と言うので採用(笑)
じゃー「きゅうりの塩昆布もみ」もと思い、「きゅうりの塩昆布もみってどんなきゅうりの塩昆布もみ?」ときくと、こちらはまず“塩昆布”というものが子ども達は食べたことがない。で、『食べたことがない』=『知らない』。だから(このグループさんでは)『誰も知らないきゅうりの塩昆布もみ』というネーミングに(笑)
『安いフルーツゼリー』は、フルーツゼリーに入れたいフルーツを何にするか相談したところ「ぶどう!」やら「メロン!」やら言うもんで「幼稚園は貧乏なので、そんな高いフルーツはちょっと入れれないんだ…」と言うと、「じゃー安いフルーツをたくさん入れたら?」となり、ネーミングも『安い(フルーツが入ってる)フルーツゼリー』というちょっと省略した名前に(笑)
このネーミングに関しては子どもよりも大人の方がものすごく気になる、興味をひかれるみたいで(笑)、「なんで誰も知らないなん?」「安いってなに?」と子ども達に質問攻めなのでありました。
で、今回久しぶりに、本当に久しぶりによっしーやらかしました(笑)
何をやらかしたかというと…買い物でお金が足りなかったんですーーー!!!
グループクッキング前日、ミキサーグループの子たちと材料を買いに空っぽのリュックを担いでアピタまで歩いて向かいました。「帰りは重たくなるよ~。力持ちさん頼んだよ~」「おれ、まつくりさんだからたくさん持てる!」などと揚々と話しながら向かい、アピタに到着。買う食材と個数が書かれている紙を見ながら、食材を探し、順に入れていきます。うどんは70玉、きゅうりは60本など、他にもカレーに使う食材や、フルーツもみかんの缶詰にパイナップルの缶詰、りんごにバナナなんかもカゴへ。他の買い物客の方なんかに「あら~すごいね~」「何作るん?」「がんばって」など声をかけてくださり、気分も上がりながらレジへ。
出かける際、事務の先生に「いくら持っていきます?」と聞かれ「ん~そんなに高いモノないと思うから」と2万円を預かっていったんだけど、レジの数字の上がり方が「あ、これヤバイやつや…」と気づくよっしー(笑)約100人分の食材を侮ってはいけなかった…。レジの数字とまだレジを通っていない食材のカゴを覗き込むよっしーの目の動きの早さといったら、もうすごいキョロキョロ&おどおど。そんなよっしーの心境なんて何も知らない子ども達はまだかな~と満面の笑顔で会計を待つ(笑)
そして会計が出た瞬間、よっしーの脳みそが回転しだす。「どうしよう」とりあえず2万円をレジの人に渡し、「足りない分は今幼稚園に行って持ってきますので」と言いながら着ているTシャツに書かれている『木の花幼稚園』の名前を見せて信用を得ようとする(笑)「わかりました」と優しく微笑むレジの人はきっとATMで卸してくるだろうなんて考えているんだろうけで、よっしーは2万円以外持ってきていない!この時点で子ども達にもお金が足りないことを伝える。でも子ども達はそんなに深刻に思っていない。あげくには「よっしースマホ持ってる?スマホでピってしたら。ペイペイとか」まさに今の子!!(笑)「よっしーペイペイ登録してないんやって~」と言うとありゃまという表情。その間もよっしーの頭の中はグルグルと回転し続ける。「子ども達をアピタに待たせて幼稚園までお金をとってくる?いやダメだそれは不適切保育だわ。じゃー子ども達連れて一回幼稚園戻ってお金とって、またアピタ着て食材持って帰る?いやいやそれは子ども達がかわいそう。あわわ、どうしようかな…」となった瞬間、ピーン!!「幼稚園に電話して足りない分のお金を持って来てもらおう!」すぐに幼稚園に電話。事情を事務の先生に話し、アピタまで届けてもらえることに。ホッと一安心のよっしー。その間も優しく対応してくださったアピタの偉い人、本当にお騒がわせ&ご迷惑おかけしました。
待っている時間というものは特に長く感じるもので、もう来るかもう来るかと入り口を見るが誰もこない。遅い…もしかして何か伝え間違えたのか?それともアピタじゃないスーパーにいってる?とまた不安にまるよっしー。そして誰が来るかしらないのも問題ということに気付き、もう一度幼稚園に電話。すると、ゆっぴーが車で向かっているとのこと。これを子ども達にも伝え、盛り上がる。「僕たちも車で帰るの?」ちがーう!!喜んでたのはそこかい!と突っ込むよっしー。お金を届けてくれるんだよ。きたらありがとうって言おうね。と言い、待っていると、エスカレーターからまるで“神降臨”といわんばかりの表情のゆっぴーが降りてくる。「みんな、救世主ゆっぴーが来ましたよ」と自ら救世主を名乗り、子ども達には笑顔で、よっしーには「貸し1つだわ」というアイコンタクトがいやらしい。でもここはグッと我慢して素直に感謝を述べ、『買い物事件』はなんとか事なきを得たのでありました。
そんな事件を乗り越えた子ども達は、今日はやる気満々で給食作り。「救世主のゆっぴーはカレーうどん大盛りがいいって言ってたから、大盛りにしないと」とすっかり救世主という言葉がゆっぴーについているのが納得いきませんが、子ども達はそれすらもモチベーションに楽しそうにクッキングしておりました。
カレーうどんも大変おいしく、救世主もご満悦のようで(笑)、年長さんのグループクッキングはおしまいとなったのでありました!
記:よっしー
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