昨日は初雪が降り、今日は庭師さんが来て園庭の夏みかんに雪除けの囲いをつけていました。冬ですねえ~。
今日はまつくりビデオトークでした。18人(お母さん16人、お父さん2人)のおうちの方が参加してくれました。
今回のビデオトークで見てもらった映像は、絵本づくりをして、それを劇にしてみるという活動の場面です。
バザーが終わった次の週に、4人グループをつくって絵本づくりをしてみました。テーマもかき方も自由で、紙だけ渡して「みんなで絵本つくってみよう」となんともざっくりと(笑)子ども達に投げかけてみました。
バザーでは一人ひとりのやりたいことをベースにお店やさんづくりに取り組んできたまつくりさん達なので、今度はその一人ひとりの思いをあれこれと出し合いつつ、グループで一つの形を作ってみてほしいなあと思ったのです。
そんなまつくりさん達の姿をお家の人たちと見ながら、この時期だから見えてくるまつくりさん達の姿を探りたいなというのが今回のビデオトークのねらいというわけです。
ということで、早速ビデオを見ました。まずはおはなしを作りながらかいている場面から。映像を見て、お家の人たちで感想や疑問など話し合いました。「みんなで寝そべって床で描いているところが木の花ならではだなあ」とか(別に意図的にそうしてるわけではないのですが(笑))、「みんなで頭を寄せ合って内緒話っぽく話している、自分達のおはなしっていう気持ちが強いからかな」「ストーリーとは関係ない細部(お菓子の家のかき方)について熱く語り合っているのが面白い」「和気あいあいとしているけど、もめごとはなかったのかな」「ストーリーや絵など、どうやって形が決まっていったのかな?」等々、率直な思いを出し合い共有しました。
次は劇作りをしている場面の映像です。制限時間30分の中でつくった劇(時間がなかったので…)、作り物は時間がかかるからナシで、幼稚園にあるモノや場所を利用してやってみてね、とこれまた結構な無茶振りで子ども達に伝えました。
それぞれに分散した場所(絵本コーナーやホールや階段の踊り場等8カ所)の形状や置いてあるモノを駆使して考えていく子ども達。雨やポップコーンはポンポンで、迷路は長縄で、車は段ボールで、帽子や貝殻は自分の体で表現して、バザーで使った大道具(おむすび)を恐竜の卵に見立てて…と工夫している姿がお家の人たちにも伝わったようです。「見る側の想像力が養われた」「平面(絵本)→立体(劇)にしていく中で子ども達にも気づきがあってストーリーがふくらんでいくのでは?」といった意見には、担任もなるほど!頷いてしまいました。
そんな話をしている間に、あっという間に終了予定の時間が近づいていたのですが、今回は作った劇を他のまつくりさん達の前で演じている場面も撮ってあったので、それをみんなで見ました。
どのグループの場面でもお家の人から笑いが起こったのですが、それはこども達が一生懸命考えて演じているからこそ見える一生懸命さだったり微笑ましさだったりで、あんなにぐだぐだだったのに「おーしーまい」だけはみんなでしっかり揃えるとか、私も何度見ても笑顔になってしまう、そんな映像でした。そして、まだまだ未完ながらもこうやって劇にしてみんなの前で演じることを楽しんでいたまつくりさん達を見て、自分達でつくった絵本に誇りを持っていたからこそだろうなあ、と思ったのでした。
そうして今回のビデオトークは終了となりました。
最後になりましたが、実は今回のビデオトークにはちょっとしたお楽しみがついていました。それはぜんざいの振る舞いです。先日のお餅つきで作った鏡餅(もち米はまつくりのお家の方から頂いたものです)を切って、温かいぜんざいを作っていただいたのです。ビデオトーク初の試み、おやつつき(笑)。ちょっぴり緊張しがちなビデオトークも、温かくて甘いぜんざいで和みました。こういうのもいいですねえ。ぜんざいを食べるのに忙しくて話し合いが後回しなったのもご愛嬌でした^^。参加して下さったお家の皆さん、そしてぜんざいの準備、ありがとうございました! 森田理恵(記)
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