本日、5月25日(土)は年長さんのお父さんたちと遊ぼう会がありました!!(まつくり18人、父13人、兄弟姉妹8人の計39人が参加してくれました!)
さかのぼる事一か月。ほろ酔いディスカッションにて「イワナのつかみ取りしよう!」とお父さんたちから提案があり、『すりすりして火を熾してみたい!』と子どもたちが言っていたのがまさかのベストマッチ!イワナのつかみ取り&焼いて食べよう!のということになりました。
ただつかんで焼くだけではもったいない。ということで、それに必要なモノ・道具も皆で用意することに。以下の3チームやりたい所に分かれて各々時間いっぱい準備をすすめていきました。
① イワナ用の池掘り
ぐみちゃんの前あたりに新たに大きな池を掘って放流の準備。まじめなお父さんたちはブルーシートの大きさを地面に跡をつけてイメージを膨らませていたんですが、以外に地層が固く、思ったようにいかない!笑 くわまで出してきて一生懸命掘った結果、蛇みたいな細長い池が出来上がっていました。
② 竹串づくり
お父さんたちにも手伝ってもらいながら竹を切り、なたで割き、小刀で先端を削る…竹を切ったり、割いたりは子ども達も揚々とやっていたんですが、先端をとがらせるのがなかなか大変で大苦戦。お父さんたちが全力で削っていく中、子どもたちはのほほんとトゲトゲをサンドペーパーで磨いていました。
③ 火熾し器を用いての火熾し
今回の目玉火熾し!火熾し器(棒にひもが付いていて、付属の板を押すことでクルクル棒が回転するもの)を使って火を熾そうと、子どもたち…いや、おやじたちが一生懸命木をこすり、着火のためのあの手この手を試すもうまくいかず。子どもたちはもちろん、父たちの連係プレーで一瞬煙が起こって歓声が上がるもののあと一歩及ばず…。イワナ到着のタイムリミットに合わせてこっそり(笑)文明の利器を使わせてもらったそうな~
皆が準備を進める中、トラックに乗ってイワナが到着し、子どもたち大興奮。トラックの荷台に乗せてもらい、池の中で元気よく泳ぐ魚たちを見て子どもたちさらにヒートアップ!我先にと池に放たれるイワナを捕まえに水の中に飛び込んでいき、はじめは怖がりながらも皆でやれば怖くない!と言わんばかりに、次々とゲット。
捕まえた人から順次内臓取りのために包丁のもとへ。今回お父さんたちもいっぱいだったので、さばくのも頑張ってやってもらったんですよ~これまた、勝手がわからないうちはぎこちない動きだったのが、場数を踏むと父たちも慣れていき、最後の方は串に刺すのも職人技の域に。
焼き場もどっしり父たちが固めてくれ、焼き加減も微調整。串の刺さりが甘いところも竹の支えなどを使って工夫し、両面しっかり・じっくり焼き上げ。(自分が捕まえたのをしっかり食べたい!と最初から最後までじっくり育ててる人もチラホラ…笑)なんと一番に焼きあがったのが、父代わりに来ていた中学生のお兄ちゃんのイワナで、妹にあげるのかと思いきや「いただきます!」とお兄ちゃんがペロリ。この弱肉強食感も子どもへのおもてなしではなくて自分が!という思いを持たせるのにちょうどいい火付けに。そのお兄ちゃんがきれいに食べきる姿を見て、まつくりさんたちも触発されて真似してガブガブ。意外に嫌がらずにやってのける姿は『成長したな~』と感じさせられました。
ここからはアディショナルタイム。お家から持ってきた焼きたいものを楽しんだり、持ち帰りの準備をしたり…焼きマシュマロ、焼きおにぎりが人気で、わけっこできるマシュマロはいいんですが、「焼きおにぎり食べたかった…」と涙を浮かべる子も。笑 またやろうね!
先ほどの中学生のお兄ちゃんがぼそりと「この幼稚園てすごいよね。こんなことしとるところないよ。」なんてつぶやくものだから担任はクスクス。お父さんたちが自分事で楽しんでくれるおかげかな?
正直に言うと、こういう生きたものをさばいて豪快に食べる!とういうのが苦手そうな今年のまつくりさん。なので、素手で捕まえるのも、生きたままさばくのも、串からバクっと食べるのもイキイキとやっている姿には驚かされました。父たちの協力あってこそです、本当にありがとうございました!!
これをきっかけに、また火熾し、お料理(命を頂く!)もどんどんやっていけたらいいな~と思います!
記:ちゅーりん
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