まつくり 発表会

まつくりさんの発表会は…ジャジャジャジャーン!『西遊記』!

孫悟空でおなじみの、中国で生まれた長い長いお話です。

今回は、西遊記の4つのお話を繋げて一つの舞台にするという構成でした。

まつくりさん達はほぼ全員フル回転で、演じるだけでなく、ナレーションや音響や裏方仕事(黒子になったり背景になったり)、設定チェンジに照明まで全部を、交代しながらこなしました。


実は昨日の発表会、当日までに一度も全員が揃わないまま本番を迎えたのです(感染症の流行で、直前なのに7人もお休み、なんて日も。代役をかって出た子が演じながら練習をやりくりしました)。

なんとか本番だけは全員で!という担任の願いが通じたのか、本番は32人全員来ることができました。よかった!

さてさて、今回西遊記をやってみようと思ったきっかけは、秋ごろからクラスでよんでいた紙芝居「そんごくう」シリーズから。まつくりさん達、この紙芝居が大好きで、ハマって、毎日のように「ねえ、今日もよんで~」コールが止まりませんでした。何度読んでも食い入るように紙芝居を見るまつくりさん達の姿に、ヨシ、このお話で発表会してみよう!と思ったというわけです。


取り組みを進めるにあたって、まつくりさんは4つのお話のグループに分かれました。「たびのはじまりのまき」「きんかく・ぎんかくのまき」「かえんざんをこえるのまき」「たびのおわりのまき」です。どの子も、自分のお気に入りの場面があるグループに入っています。


取り組みはじめの頃にすごいなあと思ったことがありました。

それは、グループ分けをしたすぐ後に「じゃあ、今から自分のグループのお話を劇にしてみてね」という担任の無茶ぶり(笑)に対するまつくりさん達の姿。

みんな、「ええ~っ!?」と言いつつも、配役は自分達で話し合って決め、筋斗雲がなければ黄色い紙の切れ端に乗り、ひょうたんがなければペットボトルや友達の水筒を持ち出し、孫悟空が岩山につぶされる場面では岩山役になる子が連なってみせて…と、なんだか、すごい!

どのグループも、いかにお話を再現するか工夫を凝らしている様子が見えました。はっしーと顔を見合わせて「面白いねえ」と感心しきり。

セリフも、みんなそれぞれに好きな言い回しがあって、そこだけは妙に流暢に言葉が出てくるのが面白くて(笑)。

そして何より、とっても楽しそう!みんなで知っているお話だからこそ、一緒に演じているのが嬉しいようでした。もちろん、発表会で見せるためにはまだまだ、まーだまだ!な仕上がりではありましたが、まつくりさん達のワクワクしている様子が何よりの手応えでした!



製作活動では、衣装や大道具小道具など、まつくりさん達が「これをつくりたい!」「これが必要!」と思ったものをどんどん作っていきました。衣装は布を選んで、切って、針と糸で縫いました。なかなかの手間暇がかかる作業を、はっしーがコツコツ、ちくちくと日々子ども達と縫っておりました^^。

妖怪のお面づくりにいそしむ子も。9つの頭をもつ獅子の製作なんて、一人じゃとても無理!その役の子を中心に、色んな友達がかわるがわる手伝いに入り、何日もかけてつくっていきました。苦労したかいあって、仕上がりの迫力は満点!!


孫悟空達が手に持つ武器も、まつくりさん達の工夫が隠れています。如意棒は自由に伸び縮みする仕掛けにするために、色んな大きさの筒を組み合わせながら、試行錯誤の繰り返し。猪八戒のまぐわは、なんと、使い古して先がなくなったほうきの再利用。よく見つけてきたねえ~。


西遊記のテーマソングもまつくりさん作詞作曲。みんなで西遊記のキーワードを出し合って、それを歌詞にして、「じゃあ、うたってみて」とこれまた無茶ぶりしたところ(笑)、お経のような、なんとも言えないメロディーが聞こえてきましたが、不思議と一体感。それを、もう一工夫して歌に仕上げました。


そうそう、お経と言えば、西遊記は天竺へお経をもらいに行く旅の物語。

でも、お経ってなーに?まつくりさんに聞いてみるとみんな「しらなーい」と。

うーん、そうだよね…本物のお経に触れる機会はないものか…そうだ!と思いついたのがお坊さまにお経を詠んでもらうという試みでした。

なんと、木の花幼稚園には週に2回、正真正銘の本物のお坊様がいらっしゃっています(つるりんと呼ばれています)。これはチャンス!と図々しくもお経をよんでいただけないかお願いしてみたところ、快く承諾してくださいました(ありがとうございました!)。

こうして、まつくりさんの部屋に袈裟を着たお坊さまがいらっしゃって、般若心経を読んでいただくという機会に恵まれたのです。

この時にお坊さまから教えてもらったお経の一部は、発表会の冒頭でも披露?しましたよ^^♪。


ホールに出て劇の練習をするようになってからは、日々舞台の設定や動きをやってみては変更の連続。大型積み木の山や建物の位置を何度チェンジしたことか。セリフも動きも、ホールでやってみながら増やしたり入れ替えたりして、それこそ前日まで、変更や追加をしながら舞台をつくってきました。


日々取り組んでいく中で、まつくりさん達が作った大道具小道具や衣装や背景は、使っているうちに壊れては直し、また壊れて直し…の繰り返し。なので、よく見るとテープのつぎはぎやクタクタになっているものがいっぱい!でも、ボロボロになった道具や衣装を直しながら、まつくりさん達が頑張っている姿も浮かんできて、かえって素敵に見えてきました^^。

昨日の本番では、登園してくるまつくりさん達の表情がなんだかワクワクしていて、高揚しているように見えました。私一人がドキドキしていたような^^。あ、でも誰かが「昨日の夜、ドキドキして眠れなかった」って言ってました。うんうん、そうだよね!みんなで頑張ってつくってきた西遊記の舞台を、お客さんに見てもらえる嬉しさも緊張も、きっとそれぞれに感じていたんだよね。


本番の舞台では、実はいくつかのハプニングがありました。大きいのから小さいのまで(笑)。流れが止まったりもして、ひやひやドキドキしながら見ていた私でしたが、まつくりさん達が自分達で切り抜けている姿が見えて、じーん。みんな、とっても素敵だったよ!終わった後に見えた誇らしい顔も、嬉しかった!

さあ、発表会が終わり、いよいよ卒園の2文字が目の前に。いざ、小学校へ!!と突き進んでいきます!    (記)りえ

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