一昨日、職員会議、園内研修の全員出勤を終え、同日ツリーハウスの撤去工事も終了。これまでの想いとこれからの妄想の感慨にふけるのも束の間、怒涛の年末の恒例のたまった事務作業と机周りの整理整頓。昨日からは職員ローテーションで冬季の預かり保育となり、元気な声がホールや庭に響き渡るのを尻目に、職員室で溜まった事務作業に没頭しつつ気づけば本日、我がの仕事納め・・・(汗)。
それにしても普段からもうちょっと整理整頓できていれば・・・・と今年もデジャブのような感覚にとらわれつつ、それでも身の回りがきれいになると仕事納め、という気分になるもの。もうひと踏ん張りして、きれいな机周りとして仕事納めにしようと思います。
すでに玄関には、職員により正月用の締め飾りも飾られ、また玄関内側の壁面には、来年の干支になるへびさんも登場しております。(年少の先生でしょうか?)新聞紙を使ってのへびさんはうめももさんたちの手で来春の新入園児さん向けの年賀状のスタンプにもなったそうです。楽しみにお待ちくださいませ。(在園児は先生たちから年賀状が届くよ。)
今年は正月元旦から能登地域での大震災、追い打ちをかけるように秋の豪雨…と自然災害が、石川、とりわけ奥能登を襲いました。(職員や在園児のご実家でも大きな被害が出ました。)このエリアの幼稚園、子ども園等も大きな被害があり、園でも様々な機会をとらえて義援金を募る一方、職員個々でもボランティア等ささやかながら支援を続けてきましたが、何時こうした災害が金沢で起きるやもしれぬと改めて園でも大規模災害への対応を見直す契機にもなりました。
そして4月より幼保連携型の認定子ども園として運営を始めることになりました。0歳児(月齢9か月以降ですが)の保育は未知の領域であり、またぐみ棟を0歳、1歳の生活拠点とし、2歳児を本園生活に移すことも初めての試みです。試行錯誤の模索でしたが、予想以上に子どもたちの逞しさに驚かされることばかり。
癒される0歳の子がいつの間にか独り歩きをし、1歳の子どもたちと共に群れていたり、2歳の子らがリュックを背に「行ってきま~す!」とお昼寝にぐみ棟に一人であるいは友だちと手をつないで行ったり…。年少の子はどんぐりさんが身近にいることで、よりお兄ちゃん、お姉ちゃんらしく振舞い、年長さんは運動会などでぐみちゃんら相手に「ちっちゃい子」研究にぐみ棟に出向いて、小さい子向けの競技をどんなことなら喜ぶか?真摯に考え、年中さんは自由遊びの中で「虫探し」を小さい子らの憧れとなるような嗅覚で園庭のあちこちから見つけ出し、捕獲するハンターぶりを発揮…(笑)。
運営形態は大人の話で、子どもは子どもの世界を力強く生きていることを改めて感じさせてくれた一年でした。
地震、豪雨などの自然災害のみならず、様々な世相を反映する殺伐とする事件やニュース、世界では戦争に紛争、分断と暗いニュースばかりが目立つ一年ですが、今を生きる子どもたちと共に、そのまた未来を生きる子どもたちのために、子どもらしい日常を世界中の子どもたちが享受できることを願いつつ、木の花ワンダーランドの遊びの文化の創造と継承を、0歳から6歳の子どもたちと多様な大人たちと共に、また来年も引き続き、試行錯誤で続けて参りたい、と思います。
なお、年末は明日28日の土曜保育まで。年明けは6日から冬季預かり保育が再開。その日が全員出勤の年始の会議で新学期準備と園内研修、翌日7日の3学期始業式に備えます。
年長さんは来春の卒園まで「龍」と共に駆け抜けますが、一足早く、辰(龍)の一年も残り数日となりました。今年も本当にありがとうございました。
それでは、皆さん、良いお年をお迎えください。
あゆどん(記)
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