アスレバル、サイコー!
- 木の花幼稚園
- 2024年6月15日
- 読了時間: 3分
創立記念日と相前後して行われる幼稚園協会事業のアスレバル(幼児体育祭)。
こちらの歴史も長く、今年で44回目とか・・・。
例年6月の中下旬あたりで開催だったものが、梅雨時に入る前に・・・という意向が協会内で強くなり、6月上中旬に繰り上がり、木の花としては創立記念日とほとんど日程的に被るタイミングでの開催になり、年長さんの取り組みは結構タイトです(今年はついに「連荘」だったもんね)。創立記念日での「竜」をアスレバルでも活用するなど、担任の苦労が偲ばれる一方、子どもらはホールで創立記念日への「儀式」への取り組みを厳かにしつつ、長土塀交流センターの芝生広場や犀川河原に出向いてアスレバルの練習でエネルギーを発散。なかなかタフです、木の花っ子ら・・。
なので熱中症対策で時間短縮を図りたい、と急遽(前日)プログラムの変更に唖然・・・。開会式オープニングの歌がなく、フィナーレのダンス中の風船もすぐに飛ばすように・・・と言われて、折角のお祭りの雰囲気をじっくり味わう余韻もなく、なんとも世知辛いアスレバルでした。
それにしても過去のアスレバルに比べて特段暑いこともなく、子どもたちはいつも通り日陰の競技控えコーナーで、ジャンプして天井にタッチしたり、風船を囲んでみなまったりと休憩しながら出番を待っていて(水筒+園で用意したアクエリと塩で。塩が人気で笑えます)、それぞれの出番で演じている合間もぐったりする子もおらず、あえて短縮にせんなんけ・・・?と正直感じたところです。(「亜熱帯化」しつつある日本で、アスレバルの日程がさらに前倒しになりそうで、年長進級から2月程度の期間からさらに短縮されると、子どもにとってどうなのでしょうか・・・?)
何よりも釈然としないのは、このご時世、熱中症を考慮されるのはやむを得ないかもしれませんが、せめて子どもたちに会場で直接「実は・・・」とアナウンスするとか、開会式の退場曲に流すとか(それなら子どもたち勝手に歌い出すでしょう)、来賓のお偉い人たちの紹介コーナーをカットするとか(これはスポンサーとしては無理筋かな?)、どうせ短くするなら、子どもたち主体でやりかたは色々あったのでは…?と個人的に思います。これまで歌の練習を含めて、こういう流れで当日するよ・・・と言われて取り組んできた子どもたちに失礼ではないでしょうか?
一方、何よりも会場を見回して感じたのは1000人を切った参加園児の人数の減り具合と来場保護者の少なさです。少子化も影響はあると思いますが、アスレバルへの参加を取りやめている園が増えてきているのも気になります。各園事情はあろうかと思うのですが(子ども園になり平日午前中に西武緑地公園へ集まる、という参加自体が難しい、という物理的なこともあるようですが)、アスレバル自体の中身をマンネリ感が強く参加自体に意義を感じない、という声も聞きます。
(毎回綱引きか玉入れ、リレー(かけっこや台風の目など)とパターン化している競技は年長さんでなくても出来そうな中身だし、もっと年長さんが挑戦したくなるような、ワクワクするような内容をなぜ考えようとしてくれないのか?不思議で仕方がありません。)
アスレバルの歴史を省みて、園の垣根を越えて年長児が一堂に会するイベントとしての非日常のお祭りはとても有意義な機会でもあるのは間違いない、と思います。
これからも年長さんたちの初夏を彩るイベントとして続いていけるよう、今一度、再考してみる機会ではなかろうか?と、青い空に溶け込んでゆく風船を眺めつつ、つれづれに思ったところです・・・。
あゆどん(記)
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