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五月雨に 千客万来 賑やかに

 既に30度超える初夏を思わせるような暑い陽気もあれば、肌寒い風雨にさらされる日もあり(早くも線状降水帯が発生)、気候のブレ幅の大きさが今の日本の「亜熱帯化」を物語っているようです。子どもらは庭で水遊びに興じたり、素足でブランコに乗ってみたり、ホールや遊具庫などが賑やかな日もあったり、子どもたちは肌感覚でこうした気候にも柔軟に対応しているように感じます。


 庭の中央に出来た「大穴」はさらに入れ替わり立ち代わり子どもたちの発掘現場と化していますが、先月の年長さんの父レク(イワナのつかみ取り)でさらに深堀の池が増えました。さらにブランコ脇のミニ田んぼももち米の苗を田んぼ農家の方から頂き再生。雨などの溜まり水の流れの循環?も遊びの環境を拡げています。不要なホース、パイプ類を遊具にして水の流れを実験する遊びが盛んになるのもこの暑さと雨が同居するこの季節。雨の日は「大穴」変じて「大池」を中心に水遊びに興じる子もいれば、雨の日も地面を掘って虫を探しに勤しむ子もいれば、お天気のいい日は土の層からさまざまな「埋蔵物(粘土土、きれいな石、正体不明の金属?」を発掘する子もいれば、

死んでいるハチの「お墓」を庭で拾った木(枝)で作って埋めて、庭の花を供えてお参りしている子もいたり・・・



 ホールに目を転じれば、新入園子どもたちも園生活に慣れて遊具庫の出入りも解禁。子どもたちは自分たちで好きな遊具を出して遊んでいます。中でもスケーターが人気アイテム。腹ばいになり一人でクルクルコマ回しのように回して遊

ぶ子もいれば、スケーターを繋げてその上に大型積み木やケンパープレート、人形などを乗せて遊ぶ子らも・・・。大型バスやねえ、というと「違う、アパートランドや」とのこと。動くマンションって感じ、かな?(笑)。それにしてもその作りの面白さもさることながらうまいこと落とさず(落ちずに)に動かせるものだ、と感心します。うめももさん、どんぐりちゃんは、みんなで一列に乗っていることでも嬉しいようです。


 ぐみ棟に足を向けると(ちょうど里帰り帰省中の卒園生親子を案内して)、もう随分慣れた様子で食事中・・・。黙々と食べていてその静けさと貪欲さそして食べ終えた子から順次2階に上がってお昼寝に向かうのも驚き。4月は先生たちがおんぶに抱っこで添い寝して(ベランダ等で)、と四苦八苦の状態から様変わり。そして1歳の子らが寝ているところへ、どんぐりの子たちが三々五々、カバンを持ってぐみ棟に来て、絵本を持って2階へそぉ~と上がっていく様子も慣れたものです。生活のリズムが出来てきたようです。



 さてそんな5月は年長さんの一日先生始め、年中さんのクラス活動の草木染めにお家の人のボランティアもあり、体にいいことのサークルさんでの夏ミカンの皮でのピール作りメンバーや、先般の避難訓練での非常食を食べてみよう…企画でのアルファ米プラス汁ものに庭での煮炊きなどの手伝いにボランティアのお母さんたちなど、様々な大人の出入りもありました。保育の中、生活の中でのプラスαのエッセンスを頂き、子どもたちにも様々な刺激をもらい感謝です。


 こうした保護者に加えて、地元の大学の教育系の学生さんが団体で、また文科省の科研費を活用した研究者さんの来訪もありました。前者は教員養成の授業の一環で人数が多いので5月と6月に2チームに分かれての来訪。なぜこちらに?と、指導教官の先生に尋ねましたが、教官さん曰く「日本一素敵な幼稚園なので・・・」という触れ込みに、思わずもっと宣伝してください、と突っ込みました・・・(笑)。

 後者は富山の大学の先生で、特別支援をテーマにした研究の一環だそうで(「保育・療育現場における発達支援体系における「合理的配慮」の実践モデルの開発」を目指している、とか)、北陸では特に「木の花を・・・」とのことです(実は相談室の大井先生の友人が件の研究者さんの恩師だったようで勧められた、とか)。

 有難い「枕ことば」につい目尻も下がりますが、見学(観察)後の話し合いの中でこちら側も気づかされること、勉強になることが多々あります。特に後者の研究者は外国籍の方なので、幼児教育の中での諸外国の特別支援の扱いなどのお話も興味深く、今後の研究調査の中で全国的な(あるいは日本との国際比較の中で)木の花のスタンス、立ち位置を客観的に教えてもらえることにも期待大です。

(ちなみに6月には保育所の所長研修で木の花に来訪、見学があります。実地をみてもらいインクルーシブって何か?こちらのスタッフともいい議論が出来るといいなあ。) 


 さて新入園の子どもたちもぼちぼちと木の花暮らしが板につき、まったりゆったりと木の花暮らしの通常モードで遊びながら(年長さんはアスレバルの取り組みも同時並行の忙しさですが、その間隙を縫って年中さんが大型積み木を巧みに使うようになってきました)、間もなく幼稚園の119歳のお誕生日を迎えます。安心・安定を掴みながら生活のリズムを作り、巡りゆく季節の中で生じる自然の恵みを体で感じながら遊びに代え、既存のモノを考えながらより面白く遊び込み、そんな姿を小さい子たちが見守り、その周辺を多様な大人たちが「色々な手」で支えている・・・。そんな木の花らしさを徐々に今年も発揮しつつ、創立記念日の取り組みをくぐって、各学年のクラス作りの次のステップへと進んで参ります。

                                  あゆどん(記)

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