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木の花幼稚園

今日はうめもも森の発表会! 

もも組編 「ももぐみやぎのがらがらどん ちょっともりのおふろまで」


 もも組さんはいろんな絵本の場面を組み合わせて、劇遊びをしました。「三びきのやぎのがらがらどん」「もりのなか」「おおきなかぶ」「もりのおふろ」の絵本です。

 なぜこんなふうにしたかいうと、もも組さん達は絵本をよんだあとのごっこ遊びがとっても好きで、何を読んでも盛り上がれちゃうから。しかもごっこ遊びをした後は、みんな登場人物のまんまでストーリーの続きみたいな遊びをしていて、それがとっても面白いのです!なので、絵本のごっこ遊びの中から特にみんながドキドキワクワクしていた場面をチョイスして組み合わせました。


 特に発表会のベースになった「三びきのやぎのがらがらどん」は、お部屋で何回読んでも子ども達が息をのんで見入るほどお気に入り。お部屋でがらがらどんごっこをしたときは、担任が迫真の演技で挑んだトロル役に号泣する子が続出(笑)。その後、怖がらせる方が得だと思ったのかトロル役が結構人気になり、途中までがらがらどんになって橋を渡ってきたのに、急にトロルになって脅かし始めるという現象が(笑)。がらがらどんをアレンジして「色んな動物のがらがらどん」にしたときは、みんなうさぎやらワニやら怪獣やらのがらがらどん、と自由。トロル(担任)に「鳴いてみろ!」とか「高く跳んでみろ」とかお題を出され、なりきりの鳴き声や動きでかわしていました!大雪の後の園庭で「雪山のがらがらどん」ごっこもしました。このときのトロルははっしー。がらがらどんたちの執拗な雪玉攻撃に合い、雪まみれで退散していきました(はっしーありがとう・・・)。


 他の絵本のごっこ遊びも笑えるエピソードがいっぱいなのですが、長くなりそう。とにかく、毎日、色んな場所で色んなパターンで絵本の世界を楽しんできました。発表会するよ~と伝えたのは1週間前だったかな。「みんなのがらがらどん、おうちの人にも見せてあげよう!」と言うと「やったー!!」という反応の中に「えー恥ずかしい」という声も。おーなんか冷静・・・。とにかくみんなの楽しくてかわいい姿を見せてあげようよ~!とあの手この手で気持ちを盛り上げてきました^^。


 そうそう、発表会当日のがらがらどん、どの大きさになるかは一人ひとりに聞きました。予想通り、大きいがらがらどんが人気。結果、15人のうち7人が大きいがらがらどんになりました(笑)。それぞれに自分のツノと耳をつくったのですが、これが気分があがるらしく、登園してすぐにつけて遊んでいる子も。年少さん、被り物が好きなようです。担任は密かに毎日毎日、ボロボロになったツノを補修していたのでした。


 今日の舞台ではだれよりも担任がどきどきしていたかしれません。朝から鉄琴のコソ錬なんかしたりして(笑)。主役のももぐみやぎさん達はお客さんが見ている前でよくぞあれだけ“がらがらどん”していたなあって思います。なんかアドリブみたいなつぶやきも聞こえてきたりして、ぽ~っとしてる子もいたりして、みんなそれぞれ、その子らしく自然体でした。担任はもっと冷や汗かくかと思ってましたが、ももぐみさん達の姿に結構笑わせていただきました。とってもかわいくて素敵な“ももぐみやぎのがらがらどん”達でした!!


 余談ですが、発表会後のももぐみさん、お母さんと離れるのが嫌で号泣する子が続出!え?さっきまでの姿はどこへ?というくらい、ぎゃーーんと泣いていたのでした。本番終わってからでよかったです(笑)。みんな、今日はほんとうにおつかれさま♪



ぐみプチ 「ぐみプチちゃんがとおります!」

年少さんの発表会、ぐみプチちゃんもちょびっとだけ出番がありました!

去年秋ごろから遊んだり、ごはん食べたりと一緒に過ごすことが増えたぐみプチちゃんたち。ぐみ棟にプチちゃんたちが遊びに来ると、自然につながって「電車~!」と電車ごっこをしていたり、おもちゃを引っ張り出してきて、いつの間にかおままごとをしていたり…。最初は、同じ空間にいるけれど、一緒に遊んでいるかというと、気になるな~くらいの距離感でしたが、最近では名前を覚えて読んでいたり、興味のあるものを一緒に使っていたりとぐんと近づいた感じもします。

おあつまりもしていて、木の花幼稚園おきまりの♪あさのうたを歌ったり、リズム活動をしてみたりと活動も楽しんでいました。

そんなおあつまりや一緒に遊んだことをちょびっと出番で披露することに!

(子どもたちには、うめももちゃんの発表会でお客さん来るらしいから、みんなのおあつまり見せてあげよっか!と伝えると「いいよー!!」と言っていました^^)

まずは飛行機になって、滑り台から登場!はやく滑り台がしたくてフライング気味で、飛び出していくぐみプチちゃんたち。「おっと!飛行機さんまだだよー!」とストップが入りつつスタートしました笑 

お客さんの周りを何週も飛んで…木の花幼稚園に到着!(したという設定)

ところがどっこい!いつもと違う雰囲気に、あれ…と滑り台から出発しない飛行機さんたちが…。なので、みんなでその飛行機さんたちに「おおーい!」と呼びかけました^^

さてさて、続いて、幼稚園にいる長い生きカメのかめこちゃんを見つけて、ぐみプチちゃんもカメに変身したぐみプチちゃん。♪もしもしかめよ~かめさんよ~の歌に合わせて、ちょっと難しい腹ばいで足を持つポーズに挑戦しました。

♪あさのうたを歌って、幼稚園にいるみんなにおはよーー!と大きな声で言って、また飛行機になって、座席へと帰っていったのでした~^^

劇が始まる前のほんのちょびっとでしたが、楽しくにぎやかにできたかな~と思います。

劇を見る側になると、劇に出てくるもののお話で盛り上がり「ちょっと声を小さく…」と言われつつも、きゃははは!と笑っていたぐみプチちゃんでした笑(記:トギノ)




~うめぐみ 「もりの おたすけ うめさん」 表現遊び~


 うめぐみは「もりの おたすけ うめさん」という、いろんな困ったことを助けてくれる会社を作り、その中でどんな困りごとを、どんなふうに助けるのか?を観てもらうような表現遊びをしました!


 構想のスタートは12月中旬。発表会に向けてクラスに分かれて色々遊んでいた時のこと、どれも“発表会”の舞台にするにはしっくりこず…どうしたものかと、考えていたところ『そういえば、うめさんたちお手伝い好きだったな~』と思って、「お家が来れちゃったのでお家作のお手伝いしてくれますか?」と子どもたちに振ったところ大型積木を使っての家づくりが大盛り上がり!勢いに任せて「じゃ、ここおたすけの会社ね!」と言いながら、他にも「家からお店までの道がなくて困ってるんですが…」「お腹が空いて困っているんですが…」などなど、子どもたちに助けてほしいことを振っていきました。

 色んな困りごとを楽しそうに解決していく姿を見てこんな発表会にできたらな~と思っていたんです。するとXmasに我が子のクリスマスプレゼントを買いに行った書店で「おたすけこびと」という絵本と運命の出会いが♪絵本の始まりのページに電話でのやり取りがあるんですが、お部屋で遊んでいたやりとりがそっくりそのままあることにびっくり!こうして、うめさんの発表会までの道のりは進んでいくことになりました。


 まずはお部屋やホールに拠点となる基地づくり!「ここテーブルね!」「イスもいる~」「パソコンもつくった!」とデスク周辺を皮切りに、「ここにお風呂もいるよね」「ここは二階に上がる階段(エスカレーターと言いたかったみたい)」など、これはいるんだろうか…と悩んでしまうものもあったり、「ここには猫飼ってるから、猫作ってくるね~」といよいよお助けとは全く関係ない設定まで作って盛り上がっていました~

→遊んでいく中でお助けを請け負う会社(お仕事)という設定がいつの間にかできてきて、会社には看板もいるね~と、巨大看板づくりもしました。文字のところはみんなに見えるように丁寧に一枚一枚貼っていき、周りの飾りつけは気分転換に上からパラパラパラ~「付いてないところあるよ~」パラパラパラ~「こっちも足りんよ~」パラパラパラ~とあっちこっち紙をばらまいて完成。もちろん、お部屋のお掃除も“お助け”してもらいました。


 実践あるのみ!ということで、いろんな困ったことを子どもたちに投げかけてみて、どん風に解決するのか色々モノを使いながら試してもらいました。

≪ホールなどで≫

◎大きい山に登りたいけど高くて登れない…

→ヘリコプターにのせてあげる!階段(積木の)作ってあげる!上からロープ(なわとび)で引っ張ってあげる!など

◎山から下りたいけど、足が痛くて降りられない…

→おんぶしてあげる!(重くて大失敗)救急車で運んであげる!足を鍛えたら降りられるよ!包帯(布)を巻いてあげる!など

≪お庭の雪の中でも≫

◎巨大な雪の塊がかまくらの入り口をふさいでる…

→押してみよう!蹴ってみよう!乗ってみよう!割ろう!(結果数十分削り続けて砕くことに成功!)など

◎そりに乗ったお友だちをかまくらに連れて行ってあげたいんだけど…

→山を作ってすべらせてみる!押したり、引いたりしてみる!(勢いあまって奥底まで到達)など

◎足がはまって抜け出せない…

→スコップで掘り起こそう!(足に当たって痛てててて~笑)水を流し込んで溶かしてみよう!など

≪番外編≫

◎怖い犬(早苗先生)がいて、道が通れない&怖い犬が寝てしまって動かない…

→ロープで捕まえておく!エサでおびき寄せる!歌を歌って起こす!こちょがしてみる!など

☆早苗先生の迫真の演技で子どもたちビビりまくり! なので、実はなかなかお助けが実行できずに逃げては戻って、逃げては戻ってを繰り返していたんですよ~(中には怖くてたまらず、数十分隠れ続けた挙句、その日早苗先生をずっと警戒していた子もいたんですよ~笑)また、この一連の騒動が面白かったので、犬も登場させようかなと思って段ボール犬、名前はクロロちゃんまで作っていたんですが、本ペンに登場することはありませんでした~。

◎本当に泣いているプチちゃんを発見。

→よしよししてあげる!プチちゃんが集まっている所まで連れて行ってあげる!

☆どこに行ったらいいかわからず、泣いていたプチちゃんを見つけると「助けてあげなくちゃ!!」と活動を中断して、本当のお助けがスタート。プチちゃん達が集まっている所をあっちこっち探し回って助けてあげたんですよ~。


 秋のお店屋さんの時から『森』というテーマで活動してきたので、今回の発表会も共通テーマとして『森』という世界観を共有してやってきました。「森ということは森の生き物も困っているかも…」という担任の思いつきで森にいる生き物がどんなことに困っているんだろう?どうやって助けてあげたらいいんだろう?と頭の体操もやってきました。

◎クマ

・靴忘れてお出かけしちゃった

→靴屋で買ってくる、自分の靴を渡してあげる(こっちが裸足になっちゃうね~と伝えると頭を悩ませていました。)

・寒い!(現実世界で雪も降っていたので…)

→お風呂に入れてあげる、毛布でくるんであげる、あったかいお茶を飲ませてあげる

◎ウサギ

・草が枯れちゃった

→水を撒いてみる、薬(栄養剤)をあげる

・足を怪我してジャンプできない

→絆創膏を貼ってあげる、注射を打ってみる、救急車で運んであげる

・リュックの中身が空っぽ

→走って取ってくる、電話で持ってきてもらう

◎ヘビ

・しっぽが取れた

→代わり(枝、クレヨン、長い葉っぱ、ぶどう)になるものをくっつけてあげる

・獲物がいない

→海まで連れて行って魚を食べさせてあげる、焼き芋をして分けてあげる

・雷におへそを取られた(地面側の真ん中あたりにあるみたい)

→鳥に取ってきてもらう、豆をまいてみる

◎池の魚

・水がなくなってしまった

→バケツで汲んでくる、ホースを持ってきて水を流す

・沈んでしまった

→紐を垂らして釣る、網ですくってあげる、クレーン車で引き上げる

・お家がなくなった

→水槽を用意してあげる、近くの川まで運んであげる

・お友だちがいない

→切って作ってあげる(工作で魚を作る)、卵産んで赤ちゃんにいっぱい出ていてもらう

◎鳥

・骨が折れている(飛べない)

→包帯を巻いてみる、違う骨と取り換える

・名前を忘れてしまった

→近くにいる鳥さんに名前を聞いてみる、新しい名前を付けてあげる

・遊ぶところがない

→たくさんの木・高い木があるところに連れて行ってみる

などなど

オーソドックスなものから、視点もアプローチも斜め上をいっているものまで、聞けば聞くほど面白くなってしまい、ドンドン聞いてしまう担任でした。


 ホールにて観てもらうことを意識して(担任が!笑)遊び始めた頃より、世界観を広げていったり、ぐっと世界にのめりこんだり、安心のために・・・いろんなアイテムも子ども達とどんどん作っていきましたよ。

 まずはやり取りの肝、子ども達すぐにやりたがっていた電話づくり。誰かがこれで作ってみる~の声にビ・ビ・ビ~と響き合った子ども達。ボタンを描いて絵の具で色塗りして、「あったかいところ(暖房)に置いておいたらすぐ乾くよ~」の声にまたもビ・ビ・ビ~と響き合って暖房前にずらっと並べられていました。他にもパソコン、救急車、クレーン車、コインパーキング、ブルドーザーとお助けに必要になったものをその都度色塗りして製作。(お助けに必要!と断言していましたが幾つかは子どもたちの完全な趣味で製作されたものもあったとさ…笑)また、何度も何度も絵の具での色塗りをしてきたので、気が付くと自分たちで絵の具やバケツや筆を準備してきていたり、新聞を敷こうとしてみたり、終わった後は汚れたところをぞうきんで拭いてみたりなど、お助けスピリッツ上昇というか、生活力向上というか、子どもたちのちょっとした成長を感じておりました。

 出来あがったものは壊さない、あっちこっち持って行かないという約束の元、自由遊び中も使ってオッケーだったので(というか、勝手に使って遊びを広げていたので…)、子どもたちは大盛り上がり!うめさん、プチちゃん混じり合いながら「駐車券をお取りください」とやり取りを楽しんでいたり、「(救急車に)乗ってください!病院に行きます」と病院ごっこが始まっていたり、「俺たちはお助け隊だ!出動!!」と活動の枠を超えて自分たちで世界を広げている姿も見られました。(ももさんもガラガラドンの角を付けてお部屋をのぞきに来てみたり、「何これ~!?」「これってクレーン車やろ?」と使いたくてうずうずといった様子も見せていました。)



 なんといっても面白かったのは子どもたち同士の細かいやりとり。『電話一本すぐに駆け付けます』そんな広告が付きそうなくらい、電話で困ったことを伝えるとすぐに集まってきて・・・

「助けに来ましたよ~」「お腹が空いているんですか?今作って持ってきますので待っててください!」「(ご飯をあげて)これ食べれば大丈夫ですよ~」とか、

「降りられないんですか?(縄跳び持ってきて)これにつかまって降りてきてください」「それだと怖くて降りられません!」「それじゃ一緒にジャンプしてあげるかやってみよう」「できるかな~」「こっちに階段も作ったから降りられるよ~」などなど、

 担任全く入らずあれやこれやとあっという間に解決!演出のことを考えてのよこしまな提案はほぼスルーされて(笑)、子どもたち自身でどんどんお話を進めていってました。本番でもわかりにくいやり取りがあったかもしれませんが、この細かすぎるやり取り遊びの余韻だったんです。(細かい演出ややり取りなどなどは前日にようやく形が出来上がったのはここだけの話です。)


 本番前日、一回だけ通して確認した後、時間があったので元気が出るアイテムとして「お助けメダル」を作りました。(といっても、色を塗ったり模様をつけたりしただけなんですが…)『これで明日の発表会元気にできる!』というおまじないをすっかり信じた子どもたちはルンルンで出来た!!と見せ合いっこ。本番ではお助け隊は帽子のロゴとして、子ども達部隊はリュックにそっと忍ばせていて、準備をするときにそのメダルを見て、ニヤリと微笑みながらじわじわとやる気を見せる子ども達でした。(演出の中でリュックの中身がな~いというところがあったんですが、こっそり「メダルはあるけどね~」なんて声も聞こえていたんです。)



 そして迎えた本番。緊張してましたね…子どもも、担任も!笑

 実は前日まで言ってないセリフ、やってない設定を話し出す子どもたち。アドリブの嵐に、冷や汗をかくのは担任だけ。笑 子ども達は初めてのやり取りにルンルン♪細かくて伝わりきらないやり取りや、何をしているかわからない部分も多かったかもしれませんが、一緒に積み上げてきた担任はちょっぴりジーンとくるものもありました!


 来週からは面談ウィーク!感想やあの時何してたの?という質問も含め、子どもたちのことゆっくりお話ししましょうね~


 お家の人たちも、今日は素敵なお客さん&素敵なダンスもありがとうございました~♪♪



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