本日、12月2日(土)に年中さくらあんずと年長まつくりの合同ビデオトークが開催されました。(お母さん15名、おばあちゃん1名の計16名が参加してくれました~ありがとうございます。)
スタートは心と体ほぐしのアイスブレイク~今回のビデオトークでは付箋を使ったまとめをしたかったので、その練習を兼ねて『クリスマスといえば・・・(思い出)』というテーマで意見の出し合い。「サンタに会うために夜起きてたけどいつも力尽きてた」とか「会いたいけど会うのを避けてたところもある(イメージを守りたいなど)」という意見も出たり、木の花出身の母は「クリスマス会の日にお休みしたら若かりし頃のあゆどんがサンタの格好で来てくれた~」なんて話も・・・「木の花に鬼は来るけどサンタは来ない」と言っている園長がそんなサプライズをしてたなんて!と職員は思わず笑ってしまいました。
とても盛り上がったんですが、本題に入らねば!ということで、早速ウォーミングアップ用の1本目のビデオを見てもらうことに。(今回ビデオを見てから付箋に記憶に残ったことをキーワードで書いてもらい、その後グループに分かれて意見を出し合ってもらい、最後みんなで意見を大きい紙にまとめていきました~)
【くもの巣取りのためツリーハウスに集うところ】
〈出てきた意見 抜粋〉
・年長さんがリーダーシップを見せて、ついて来い!って感じに見える。
・ただ強引ではなく、下の子たちの話を聞いて受け止めている姿も見える。(前はそんな感じなかったな~笑)
・年中さんも対等に意見していたり、指示を出しているところも。意外と対等に見える
・共通の興味「くも(くもの巣)」からつながりが生まれ仲間意識を持って遊んでる。家族みたいにも見える。
・二階に上るはしごを持っててあげてるのは自分もしてもらった経験からかな~
・小さい子(年少・ぐみの子)も入ってきたり見ているのを排除しない優しさ。
・純粋にモノの使い方(くもの巣を取るのに工事用の黄黒の棒を使っていたり)、ゆったりした時間の流れがおもしろい!
・意外と名前覚えていたり、連係プレーになっている。
⇒Qこれって仲良しだから?それともお残りとかで長い時間一緒にいるから?
Aものすごい仲良しではないけど、やはり一緒に過ごす時間は関係あるように感じる。意見にも出たが家族のような存在
などなど
最後の意見が今回の二本目以降のビデオにつながっていて、担任たちビデオを見返す中で『自然と関わり合う子たちは固定化されているような…』ということが見えてきたんです。なので、今までも意識してきたんですが、さらに年中・年長の関わりを意識した遊びを設定してみたらどうなるんだろう?ということで、本題ビデオは年中・年長で一緒に遊ぼう!と自由遊びの中で少し設定した遊びの場面を3つ見てもらいました。
【ホールの舞台 レストラン 焼き柿・どんぐりコーヒー本物が出る】
・年長は自信もあるのか積極的な子多い。中には長でもモジモジしちゃう子も。
・年中は経験できるだけでも嬉しそう~憧れ
・モジモジしてる子も友達と一緒にいるだけで嬉しそう~戸惑ってるようにも見える。
・役割分担。難しいところは年長がやっている。
・初めのビデオでは仕切っていた子もここではお客さんに徹している。(面白いそうなことへの嗅覚が鋭い子が!笑)
⇒☆それぞれ楽しみ方に違いがある!!
・うめももちゃんジーッと見つめてる。呼ばれたらお客さんとして入ってきてる。(呼ばれるまで待つ)
⇒Q年少はお店屋さん入りたい?もしかしてダメだった?
Aダメにはしてないけど、お客さんの方が魅力的だったかも。また上の子たちがどんな事をするのか観察しているところも。
これを受けて来年以降この子たちもぐいぐい入ってくるようになるのかもしれないね~という話も出ました。
Qアフター運動会ってあったけど、アフターバザーってあったの?
Aゲーム屋さんだけですが、お互いのお店の体験はしてました~年中のゲーム屋さんは年長さんと店番交代なんてこともしてて、ビデオも撮ったんですが、今回は使われなかった…という経緯もあったり。笑
【まつくりの部屋 ピタゴラ装置作り 積み木・ドミノ使って】
・ジーッと見つめてから黙々と作り、不意に壊れ、途方に暮れ・・・また作り始めるという心の動きが見えた。(何も言わないけど)
⇒Q年中の子はこれしたかったのかな?
Aピタゴラ装置を作ろうと呼び掛けているので作ろうとは思っている。ただ具体的にどうしようなどは考えていないかも~
・中・長でイメージに違いがありそう…中はとりあえず作ってみる。長はある程度予測を立ててやってみて試した結果をもとにどうしようか考えている。作っていく中で試しながらイメージが明確になっているところも。
・一緒に遊んでいるけど、それぞれのペースで進んでいる。
・年中同士だとコミュニケーション取り合ってる。☆中・長だと話を聞いていたり、じっと見ていたり。
・棚の上もつながってる!おもしろい~
【二階の渡り廊下 ミニチュア街づくり 段ボールなどの工作】
・街づくり…だよね?各々が自分の作りたいものを黙々と作っているようにもみえる。でもつながってそう。
⇒Q街づくりは誰から言い出した?
Aスタートは年中が自由遊びの時間にずっと作っていたドールハウス。それを廊下に出して並べたら街みたい!となり、長の子たちが乗ってきて始まった遊び。
・作りたいものがそれぞれ明確にあって、作っている間は自分の世界に入ってい。没入
・テープが切れないところを自然と切ってあげている。長が中をサポート
⇒やってもらったはいいけど、テープの作業がなくなると手持無沙汰感も見える。
・長の作業をじーっと観察。その後、自分の入れそうなところを見つけてすっと入っているような。
・はさみの使い方(扱い)ちょっと怖いな~我が子も家でやってるんだけれど~
⇒Aその都度声掛けはしてる。だけど、全くないわけではないので、今後も気を付けていきます。(お家でも声掛けお願いします。)
などなど
《全体を通して…》
・楽しみ方は人それぞれ様々なんだな~イメージも違うし、そこへのアプローチの仕方もそれぞれ!
・日常、非日常(木の花まつりなど)を受けて、子どもたちが自然と感じあっている。
・場所も大きく影響している。⇒見えるというのがとても大事なのかも…
・関わり合うだけがすべてではない。じっくり見ることで自分の遊びを広げている子も!
実は時間が押してしまい最後はかなり駆け足に。(なので話し合いの中ではまとまりきってないところも~汗)
一つ言えることは、どのグループもとても広い視野、いろんな思いを駆け巡らせて話してくれていたんだな~というのがとても感じました。ウォーミングアップ・本編どちらのビデオも年中・年長だけでなく他学年の子たちの動き・心情も考えてくれていたり、普段の様子やビデオだけでは見えてこないバックボーン(お残りの時間のつながりなのかな?という意見など)も考慮した話が出ていて、子どもたちの姿一つでここまで深く考えて下さる母たちの姿に驚かされっぱなしでした。
今日参加してくれたみなさん、見返しの時間も作れず申し訳なかったですが、いろんな意見・思いを話していただきありがとございました!!
今回見えてきたことを踏まえ、また遊びを広げたり、つながれるポイントを模索してやっていきたいな~と思うので、またお家でこんなこと言ってたな~など、ヒントになりそうな子どもたちの姿があればどんどん教えて下さいね。
記:ちゅーりん
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