運動会、木の花まつりと“ブルーシート”を駆使し『海』をイメージして活動に取り込んできた年少さん。木の花歴が長い保護者にすれば当然発表会も『海』がテーマなんでしょ?と先読みし、保護者の方の出し物にはブルーシートを『海』に見立てての「海の生き物クイズ」でありましたが、今年の年少さんの発表会は見事その予想を裏切り(笑)、海とはまったく関係ないオリジナルの2本のお話なのでありました♪(別に絶対に流れ沿ってそのテーマでないといけない!なんて縛りはありませんし(笑)、ブルーシートはお話の中でコックさんの“ネクタイ”に使われていたり、森の中の“川”に使われていたりと、『海』としてではない使い方で活躍しましたよん♪)
2学期早々からプチちゃん(満三歳児)とぐみ2歳さんの交流がスタートし、遊んだりご飯も一緒に食べたりと毎日ではないけれどちょいちょいと生活を共にすることでお互いを少しずつ知り、気の合う仲間が増えたよう。そんなプチちゃん&ぐみ2歳さんだからこそ、発表会のオープニングでちょっこり出演。『だるまさんが』の絵本になぞってだるまさんになって身体表現。中身は絵本のそのままを繰り返しではなく、その日によって違うから面白い。だから今日もその場の先生のノリで発せられたことばによって、いろんな表現を楽しんでおりました♪
もも組さんは日々の遊びの中の『ままごと』に注目し、ままごと遊びの中で一人一人がじっくりとやりこむ姿(周りを気にしない)と、ガチャガチャと遊びの中で生まれる“音”で友達を感じてほしいとい二つをポイントに今回の『ドレミレストラン』が誕生。毎日いろんな素材を駆使し音色を奏でながらせっせと料理を作っておりました。1種間前に開店した『ドレミレストラン』ですので、大勢のお客さんに見られる中ではカチンコチンになる店員もいたり、レストランに入るお客さんの子たちもなかなか入れない姿もありました。でも小さな声で「入るよ!」と友だちに声をかけてレストランに入っていったり、注文もなかなか決まらないお客さんに対し「ちゅうもんは?」としびれを切らす店員さんもいたりと、台本がない分自由度満載のレストランだからこそ生まれるやりとりがあったように思います。時間が経つごとに少しずつ緊張も解けてきたのか、普段のレストランになっていったんじゃないかな~♪
うめ組さんは、日々の遊びの中の『空間づくり』に着目し、自分たちで作った、自分たちだけの空間を楽しむ姿をポイントに今回の『13びきのおひっこし』が誕生。毎日いろんな素材を使って新しい設定の遊び(時には秘密基地作り。時には迷路作り)を楽しむことが出来るうめ組さんたちは、本当に毎日違うことをして遊んでおりました♪そんな毎日違うことを楽しむ姿は絵本の『14ひきの・・・』シリーズにマッチしてるのかも!!と担任が気づいたのが三日前(笑)そして今日はそんな13匹が森の中を探検しながら古い家から新しい家へとおひっこし。その新しい家もその場でそこにある材料で作るから、どんな家が出来上がるのかも分からない。担任が苦しんだのは『おうちの完成っていつ…?おしまいはいつ…?(-_-;)』ではないかな~(笑)毎日違うものが出来上がるこの子たちの“空間つくり”は、今日を含めその日一日限りのアートでもあったように思います♪
たくさんの視線の中で観られていることの意識がありつつも、純粋にその世界を楽しめるのは年少さんの特性なのかも。一人一人が違った感じ方や動きをしているから面白いし、それがその子なりの表現というものになっているんじゃないかな~と思います。
うめももちゃん達、楽しい発表会を見せてくれてありがとうね~。そして、年少の先生たちも日々頭を悩ませながら、あの手この手を考え、あの子たちらしい表現を引き出す為の取り組み、お疲れ様でした♪
各クラスの発表会の取り組みは下記のおたよりをご覧くださいませ♪
記:よっしー
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