今月(5月)の木の花っ子のつぶやき&木の花あるあるコーナー
- 木の花幼稚園
- 5月31日
- 読了時間: 9分
あゆどん(記&編集)
<つぶやきは各スタッフたちから。つぶやきに関連した木の花ならではのミニ解説(由来、背景、理由など)も好評連載中‥(笑)。>
「おひさしぶり」
ぐみちゃんが幼稚園本園に遊びに行った時の事、Aちゃんがハイハイで動いていたのを見つけたどんぐりんのBくん、ニコニコしながらAちゃんの横に来て、Aちゃんの動きをまねっこ。Aちゃんも途中止まってはBくんの事をジーっと見て、またハイハイして……その繰り返し。
言葉はなかったけど、ほっこりした時間が流れていた2人でした。
「まてまて~」
預かり保育の時間、ぐみちゃんのこいのぼりを外したので、それをお部屋の真ん中に広げて置いたところ、その周りを走り出したCくんとDちゃん。
そのうち、Dちゃんが「まてまて~」と言いながら走り、Cくんも同じように、「まてまて~」と言いだしました。
その姿をじーっと見ていたEくんも急に動いて、広げてあったこいのぼりの上に座って、2人の走っている様子をじーっと観戦(観察?)。
2人の走っている姿に、Eくんも心を動かされて、真ん中に座ることで一緒に参加している気分になったかな。
ちなみに、途中でDちゃんから私にも「まてまてしよ~」と誘われ、何周もぐるぐると走りました…汗
単純な動き、走るって事だけど、延々とやっていて、かなりの時間走っていた2人のタフな姿に脱帽です!
「まるでドラマのワンシーン♡」
お庭で遊んでいたどんぐりちゃん達。「給食、食べるよ〜」の声で次々とお部屋に入っていく中、Fくんはたたきの階段の所に座り込んで、
まだ遊びたかったのか? 眠たくなってきたのか?泣いていました。
ついに、Fくんを残してどんぐりちゃん達はみんな中に入ってしまったので、
ひとりぼっちに…。
しばらくして泣き止み、ぼ〜っとしているFくん。
するとGくんが水筒を肩に掛けてやってきて、Fくんの近くに座ると、水筒のお茶を飲んで「美味し〜ね」とニッコリ!それを繰り返す内に、段々Fくんもニッコリ!
最後は2人で笑い合っていたのでした♩
Gくんが来たのは偶然だったのか、Fくんを気に掛けての行動だったのか?、とにかくナイスタイミング!まるでドラマのワンシーンを見ているかの様でした。
「変身!♡」
どんぐりちゃんが、長土塀交流センターの芝生にお散歩に出かけた時のこと。
お散歩に乗り気じゃなかったHくんがちょっぴり半べそで佇んでいたので、
「あっちにたんぽぽがあるよ!」と声をかけ、綿毛のたんぽぽを見つけて、ふーっと吹いて見せると、お目々がキラリン☆
ふーっ!ふーっ!と夢中で吹き始めました。
するとIちゃんがめざとく見つけて加わってきて、2人でふーふー、、、。段々慣れて、ノリノリのHくんが、思いきり吹いたその時、綿毛の塊がHくんの鼻から垂れていた鼻水にドバッと張りつき、白髭さんに!!
瞬間芸?!まさかの変身に、大笑いした3人でした!
「お茶屋さん」
茜ちんがお茶屋さんをやった数日後の園庭で、ヤカンに水を入れて、コップをたくさん並べて「いらっしゃい、いらっしゃっい、お茶屋さんですよー」とJくん。
ヤカンは一つしかなかったけど、茜ちんがやっていた時と同じように「2種類ありますよー。どちらにしますか?」と、完コピ‼️お茶屋さんでした。
「遠足行かないよ!」
年少さんの遠足の日、Kくんはいつものように裸足でお庭に出て一輪車を押していました。
「今日は遠足だから、遊べないよ!」と言うと、「Kくん、遊んでない。遠足いかないよ‼︎」と、毅然とした態度で言っていましたが、その後、何人かの先生に「今日はうめももちゃの遠足よ…」と言われ、遠足の支度をして玄関に集合となったのですが、何故だか手には靴下がしっかりと握られていました。
どこに行くのも裸足が1番なのかしら(笑)。
「✋️あぶない!!✋️」
うめももちゃんのLくんとMちゃんを連れて、スギ薬局へおつかいに行った時のこと。
エバラさんの第一駐車場前を通るルートで行きました。駐車場前になると、✋️あぶない!!✋️の看板が柵に設置されていました。(今のさくらあんずさんがうめももちゃんの頃はこの手にハイタッチするのが恒例でした…笑)
歩きながらその看板を横目に見て、Lくんが「とまれ!」と一言!それを聞いてMちゃんが「あわてずに!」と…😆。
看板1つの中にそれぞれの解釈があると知って、クスッとなりました。
「私を埋めてー」
田んぼ作りをするのに、田んぼに入れた泥を足でふみふみしている所に現れたNちゃん。
その様子を見て「私、こんなの初めて!」とビックリした様子。
「初めてだったら、やってみなきゃね」と言うと、はっしーの真似をして田んぼの中に入り同じように、足で泥をふみふみ・・・。
「気持ちいい😍」と言っていると、追加の泥を男の子達が運んで来てくれるのを見て、「私を埋めてー」と言い、足元にどんどん泥を入れてもらい、「うーごーけーないー🎵」と、歓喜の声をあげていたNちゃんでした(笑)。
「ミミズ大量発生!?」
朝の自由遊びが終わりお片付けの時間。どこからか「ミミズいっぱいおるよ!」という声が聞こえてきました。気になったので見に行くと、さくらあんずの子どもたちが集まっていました。すると「全部、死んでる?」と言っているので、よく見ると、松のオシベがたくさん落ちていました。確かにミミズに見えるような…でも形は違うような…?
子どもたちにも「これは松のお花だったかなー?でもミミズではないよ」と伝えると、その後じーっと観察していた子どもたちなのでした。
『見てるだけ』
年中がたたきで製作中、台の上にはさみを箱に入れて置いてありました。
すると、ホールで遊んでいたどんぐりのOくんがやってきて、はさみを触り出して…。
あら…はさみ気になるのかな…?と年中担任が見ていると、はさみのキャップも開けていたところ、さくらあんずのPくんが「それ、触ったらダメだよ。」と声をかけていました。
すると、Oくんが「見てるだけ!」と言って、蓋は閉めて、またがしゃがしゃと他のはさみをOくんが見て触っている。
思わず担任が「見るだけ、だったらいいんじゃないかな~」と言うと、
Pくんも「見るだけだよ!」と、Oくんに伝えていました。
はさみがうらやましいどんぐりのOくんと、そんなどんぐりちゃんが気になるさくらあんずのお兄さんPくんでした(˶ᐢᗜᐢ˶)
「みんなのほっこりタイム♡」
「おやつだよー!!」と、鳴り響く太鼓の音。
みんな嬉々として、手洗いに向かい、あっという間に長蛇の列。そこに慌てることなく悠々と向かうQちゃん。
「おやつっていうのは、幸せな気持ちを膨らませるものなんだよね♡」と、笑顔で名言☆
グミはぐみちゃん⁇
お庭のグミが色づき始め、それを見つけたRくんが一つ採って、集まってきた年長さん達に「採れた!」と嬉しそうに見せていると、Sくんは「グミはぐみちゃんが食べるんだよ!」と言われて、Rくんは、ぐみのりえ先生の元へ・・・。
採ったグミをぐみちゃんに渡しにいったのかなー?と思っていると、見せるやいなやすぐに戻ってきて、その後はお口にパク。
「美味しかった😍」と言ったあと、「種は埋めなきゃ」と言って、お庭の真ん中に埋めていきました。ぐみの先生に見せたし、OKって思ったのかな?
「江戸時代の掘り出し物?」
お庭の落とし穴をせっせと掘り進めていたTくんとUくん。
私が「なんかいいもの出てきそうだねえ」と言うと、
「もう見つけたよ!ほら!」と見せてくれたのは屋根瓦のカケラ。
私が「それなあに?」と聞くと「江戸時代の遺跡だよ!」と自信満々に答えました(^^)。
120周年だし、昔々に思いを馳せるこの時期になんかぴったりな発想だなあと思いました!
・・・木の花あるある その14 庭に埋まっているモノ
「給食室から火事だって?!」
6月の避難訓練は給食室から出火を仮定して行いました。
避難訓練後、
Vくん『どこが燃えたの?』
Wくん『焦げてないじゃん』
Xくん『給食作れる?』…etc
そのあとも、給食室を不安そうに見に来るYちゃん。
みんな給食室が無事か心配してくれていました。
木の花あるある その14 庭に埋まっているモノ

庭を掘っていると色々なモノが出てくる木の花幼稚園。最もポピュラーはのは土の層が違っていて、場所や深さによって、色々な種類の土、砂、石、礫、時には粘土等々を発掘している子どもたちです。粘土土が多く出てくることで、1昨年はそれを使って家族の日のプレゼントの造形を野焼きで作ったまつくりさん。

それに味をしめて、その勢いのままお抹茶で使うお茶碗作りにもチャレンジしました。

そもそもなんでこんなにあちこちで粘土土が出てくるか?というと、元々粘土成分が多い土層に加えて、10数年前に手取川の粘土層を大量に園庭に入れて粘土山を遊びの中に取り入れたことも大いにその要因としてあります。
なぜ粘土山かというと、当時の幼稚園協会の研修の講師でもあった富山大学の美術造形専門の研究者が幼児期の環境に必要なのは「砂場」以上に「粘土山」である…という持論を協会加盟園に訴えて、その研究実践のために粘土山を園庭に入れた・‥という経緯があります。(当時、この提案に乗ったのは、木の花ともう1園のみでしたが・・・。)

多様な感触が味わえる粘土特有の性質もさることながら、砂ではな出来ない(やりにくい)造形遊びの可塑性(作り直しが可能)や、造形を残した状態で遊びが継続できる持続性、それを使ったごっこ遊びの展開などが見られる‥‥というのは木の花ともう1園での実践的な取り組みでさらに検証された…と当時の研究者が論文発表したぐらいです。その当時の粘土山がしっかりあちこちに流れ込んで今に至っている、という訳です。
他にもこれはお宝じゃないか!?と子どもたちが色々なものを持ってきます。コイン(10円…昭和の年代➡昔のバザーの時のやり取りの時の名残、かもしれません)やアクセサリー(大人物はなぜ?イミテーション?)、時には光る石(宇宙から落ちてきた?)、はたまたペグやスコップ(➡これはタープを張った時、飛ばされないように支点として土の中深くに埋めたモノの回収漏れの可能性大です)なども発掘されることがあります。

そして埋まっているはずのモノが未だに発掘されていないモノもあります。それは10数年前に卒園生が埋めたタイムカプセルです。卒園時にめちゃめちゃ深く掘った穴にそれぞれ当時のお宝と手紙を書いて埋めたタイムカプセル。それを小学校卒業の年の同窓会で掘り返そう…ということで埋めたものです。一応、後世でも埋めた個所が分かるように動画を取り、かつ、目印等も決めて埋めたそうです。そしていざ発掘の年、こぞって集まった卒園生と保護者の方々、ここやろ…とスコップを振るって、振るって、穴を掘りまくりました。
しかし・・・。

不思議なことに出てこないのです。子ども、大人交替でスコップを振るうこと2時間余り、捜索範囲を拡げて、かつ深さもさらに掘り下げて、園庭に巨大なクレーターが出来上がっても不思議に出てきません。これは当時の担任含めて木の花七不思議の一つです。結局、この時の同窓会では発掘されず、次回は20歳の成人式の年に再会して掘り返そう…となったようです。もう時期、みんな20歳を迎えるね。
先生たちも楽しみに待っているからね!
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