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木の花幼稚園

天高く お店開きの 声響く・・・・

 今年は暑さがずっと残っていたせいか?栗が熟して落ちてくるのが遅く、その分、豊作です。雨上がりの庭には結構栗のイガが落ちていますが、タープの上にもごっそり。箒の先で突っつくと、イガがごそごそ~と落ちて子どもたちも歓声。すかさず拾い集めています。ぐみちゃんたちも見よう見真似で栗拾い。ブランコの前の柿も赤みを増してぼちぼち食べ頃かという時にカラスがついばみ始め負けじと子どもたちも工事用の棒をもって、いざ採らん!と奮闘。輪を引っかけて取る技も代々、受け継がれてきた技法です。

 

 庭のミニ田んぼの収穫も完了。刈った稲藁を干して、もみ殻の脱穀にはカプラを使うなど子どもたちも楽な手法を一工夫。

秋の実をめぐる収穫風景に秋の深まりを感じさせます。


そんな秋の深まりゆく中、園庭ワクワクプロジェクトを一人先行開始。先ずはロープアスレチックにハンモックを設置。

子どもたちの視線がそちらに向いている間に、ミニ田んぼ脇の腐食が進む木製「キャンピングカー」を解体。使える材料と腐食が進んで焚きつけ用と選別。ス

トックしてあった丸太によっしーが近隣の工事現場から頂いてきた木材を組み合わせて構想を固めていると、うめももさんがお手伝いにネジをどしどし手渡ししてくるのは、工事を急げの催促か・・・(笑)。

 ハンドル、ドアに寝る場所、キッチン付けて、リメイク作業を突貫工事で完了。うめももたちが歓声を上げて乗り込んでいきます。次のリメイク対象は木製ジャングルジムの「もっくん」ですが、木の花祭りとの合間を縫ってできるかなあ・・・?

 

 一方、ホール内の遊びに目を転じれば、人気のローラースケーターの遊びでは相変わらずモノを絡めての遊びが進化しつつ、廃材の半円形の板を利用した在園児パパの手造りアイディア作品に影響を受けてよっしーもいくつも考案、作成。

木の花祭りの影響もあっ

てか?モノづくりに励む姿は園内あちこちで見られ、併せてお店屋さんごっこも盛んになってくるこの季節。預かりの時間帯ですが、レストランだよ…とおままごとコーナーを店構えに変えて年中さんが食べ物やジュースを描いた「メニュー表」を作って、店に来る子どもたちに選んでもらっていましたが、ホールに遊びに来ていたぐみちゃんもしっかりお客さんに混ざって馴染んでいる様子が微笑ましく映ります。

 よくよく見れば、朝の自由遊び中からすでに「お仕事」として木の花祭りのお店屋さん作りに勤しむ子どもたちの姿も…。たたきの木工遊びかと思いきやまつくりさんの「神社」「龍」作りやら、さくらあんずさんのゲーム屋さんだったり…。遊んでいるかのように見えますが(失礼!)、本人たちは至って真剣そのもの・・・。

 

 各学年(特に年長、年中さん)、各グループ、そして個々の子どもたちも知恵を絞り、様々なアイディアを出し合い、お店屋さん作りに邁進中です。庭で火を使う染めモノやホールでの芋蔓きんぴら作り、保育室等でも色々な食べ物の試作品など、様々な香りが園内、園庭からあちこちから漂い、包丁やのこぎり、火のはぜる音などが響き渡るのもこの時期ならではの風物詩です。


 

 見つけて、触って、嗅いで、聞いて、味覚を味わって、五感をフル稼働しながら日々を楽しみ、まつくりさん、さくらあんずさんたちの姿に触発され、うめももさんもちょっとずつお店屋さんを意識し、どんぐり、ぐみちゃんたちも庭やホールで雰囲気を感じつつある幼稚園。秋の深まりと共に創造と味覚の祭典へ取り組みが木の花暮らしの中で少しづつ本格化している今日この頃です。お店屋さんの開店までもう少し・・・。

                                                                         あゆどん(記)


          

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