猛暑日が9月以降も続くような酷暑も台風から変わった熱帯低気圧が過ぎ去った先週末より、朝晩を中心にひんやりと寒さすら感じるほどになりました。(それにしても能登の豪雨被害には胸が詰まります。線状降水帯が何も奥能登にかからんでも…悲。)見上げる空の青さも澄み切った空気のお陰でくっきりと色合いになり、ようやく秋らしい気配が漂ってきたように感じます。
セミの抜け殻探しから台風一過の庭には栗がぼとぼと落ちており、栗の実拾いに一段と力が入ります。アゲハチョウ以上にトンボの飛来も増えて、庭のタープ用ロープにはトンボが数珠なり。虫網を持った子らは台に乗ったり大人に頼んで捕獲にトライするも今一歩届かず。悔し顔を滲ませつつも、時には園内にも侵入するトンボに、ここぞとばかりに虫網を持ち出し一喜一憂…。9月しばらく続いた屋上プール。プール上にも黒いタープを付けて日差しを避けながらのプール三昧も月半ばには終了。解体して店仕舞いとなりました。合わせてペットボトル水路も解体して回収です(二階ベランダに一部ペットボトル水路を残していますが、アプローチ通路天井に収納予定。)ブランコ脇のミニ田んぼの稲穂にもしっかり実がついて収穫を待っていますが、すでにめざとい鳥さんたちがついばみに来ております。こうした庭の風景にも季節がわりを感じさせますね。
さて、先々週はまだまだ残暑厳しい中、祖父母の会(おじいちゃん、おばあちゃん、いらっしゃいの会)が敬老の日を前に開催。対面式で復活した昨年並みの人数の祖父母の方々が集いました(中には県外から遠路はるばるご来園の方も)。顔なじみでもあるご近所の高齢者のお家にも子どもたちがお散歩方々声かけをしたところ、足を運んでくれたご近所さんも…。在園の子の祖父母たちと共に異世代交流を賑やかに行うことが出来ました。(まつくりさんは縁日風のお祭り、さくらあんずさんはよもぎ団子づくり、うめもも、どんぐりちゃんは新聞紙で遊ぼう、ぐみちゃんは布などを使って身体を使う遊び)。オープニングではまつくりさんのご挨拶の後に各学年の歌などの出し物。温かい眼差しや拍手に包まれ、子どもたちもほっこり気分でその後の交流につながったかと思います。祖父母の会で改めて感じたのは、木の花に就職した駆け出しのころの親御さんたちが今は祖父母として出入りする・・・という時の流れ。祖父母
で同窓会ができそうな雰囲気ですね(ベテラン職員は皆一様に思ったのでは‥・笑)。そして変わらぬエネルギッシュな動き方。熱中症を心配しましたが(特にホールを使った年少さん)、お年寄りと言うにはまだまだ現役世代ですね。我が孫だけではなく色々な子どもたちに声をかけ、関わってくれ、さすが木の花の祖父母の皆様、本当に有難うございました。(運動会でも祖父母競技ありますので、よかったらまた足を運んでくださいませ。)
そして祖父母の会の取り組みと並行して自由遊びでも身体を使いたくなるようなマットや平均台、大繩(ブランコ)やボール投げなどの環境構成を作りつつ、頂いた廃材を遊びに活用したり、学年のお集まりでもやわやわと身体を動かす取り組みが進んでいます。運動会の取り組みが盛んになってくると年長さんはクラスとしての演技や競技、リレー以外に
も、グループごとに各競技(プログラム)の内容を考え、
準備のお仕事等々が少しづつ本格化。そのせいか昼からの自由遊びは年中、年少さんがホールや庭のあちこちで多様な遊びを展開しています(年長さんはお昼が遅くなるので。ちくちく縫物も年中さんが多かったり…)。時にはどんぐりちゃんもしっかり混ざっていることも(特に昼ごはん後、お昼寝にぐみ棟に行く前の時間帯)。
年長さんの姿が少ない時間帯をたっぷり遊び込んでいる下の学年の子どもたちです。
またぐみちゃんたちはぐみ棟前のぐみ畑?で柔らかい土を得て(ぐみ棟アプローチ工事で最後の手直しに業者さんが入れてくれたもの)、ぐみちゃん用の庭遊び道具で穴を掘ったり、こねこね土をまるめたり、容器に入れたり出したりetc憩いの場になっています。そんなぐみ畑に以上児さんたちも時には混ざってその柔らかい土をこそ~と持ち出す輩も…(笑)。
音楽が鳴って体を動かしている上の学年の子どもたちの様子を庭の遊びの手を止めて眺めているぐみちゃんもいます。見て聞いて感じて、時には身体も一緒に・・・そんな日々がぐみちゃん、どんぐりちゃんには刺激諸々を受ける非日常になっているかもしれません。
ホールのみならず地域の方々に見守られながら、河原に出向いて練習する機会も増える中で、野外の大きな空間で多彩なモノを扱いつつ、各学年、それぞれの子どもたちがどのような世界を創り出していくのか? 協同しながら創り上げていく営み、準備して迎える「非日常」のお祭りには大人の出番も随所にあります。
やってみなくちゃわからないが、木の花あるあるの運動会。お家の方々もしっかり今からウォーミングアップして、自然と重なり合う身体感覚の醍醐味をどうぞ楽しみに味わってほしい、と願っています。
あゆどん(記)
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