10月24日(土)幼稚園のホールにて年長&年中合同ビデオトークが行われました♪年長9名、年中7名(内父1名)の16名の保護者が参加。来た方からくじを引き3つのグループに分かれてもらい、肩の力を抜き話しやすい雰囲気を作ろうと、グループ毎に自己紹介がてら“あだ名”&“得意な料理”を最初に言った方のものを覚えて繋げて自分の紹介をしていくというゲームをしましたよ♪(「おでんにこだわりがあるゆっぴーの隣の牛筋カレーが得意なファンキーモンキーナの隣のジャガイモを使った料理が好きなりーかんの隣の野菜スープが得意なさわやんです。よろしく」みたいな感じ(笑))
それぞれの得意料理発表で場が和んだところでビデオトークスタート!
今回のビデオの内容は『黒い大きな蝶を捕まえろ!』ということで、朝の自由遊びの時間に、二階の廊下で、年長児達と年中児達が、天井にとまっている一匹の黒い大きな蝶を捕まえようとしている場面を見てもらいました。 その後“気付いたこと”は黄色の付箋に、“?なんでだろ?疑問”は青色の付箋に書いてもらい、同じような意見でも自分の言葉で話しながら出してもらいグループ毎に発表。
疑問に思ったことなどは何度もビデオを見返し、その場で「こうしてない?」「こういう思いだったんじゃない?」と子ども達の気持ちになったり、その行動から読み取ってみたりしながらフリートーク。色んな角度から見た意見はどれも面白く「そんな見方もあるね~」「そんな考え方もあるか~」とスタッフも含め頷いたり笑ったり。
今回グループで出た意見や感想は、グループ毎の報告よりもカテゴリー別にお伝えしたほうが分かりやすいかと思うので、3グループの意見ごちゃまぜ&抜粋してお伝えしますね♪
① 『作戦・発想が面白い』
・蝶を捕まえるのに自然と役割分担していた。
・大声を出して蝶を驚かせて動かそうとしていた。
・網と棒をつないで“長い虫取り網”を作る。
・蝶を誘きよせる為に花の蜜を探しにいく発想が面白い。
② 『試行錯誤の過程を楽しむ』
・網と長い棒を布ガムテープで曲がらないように考えながらつけていた。
・花の蜜が見つからなかった為、疑似餌(密に見立てたカラーボール)を網に入れて採ろうとしていた。
・背が大きい子に代わってみたりと網の主導権が色々移る。
・一応ダメ元で大人(ビデオを撮っていたよっしー)にも聞いてみる。
③ 『楽しみ方はそれぞれ』
・虫への興味からか、長い時間でも諦めないところや、男の子達の集中力がすごい。
・たまに違う遊びもする。→蜜を探しながらもブランコに乗ったりとうまく息抜きしながらやってる。
・周りで見ているだけでも参加している気持ちになる。→どんどん観客・応援者が増えていった。
④ 『いろんな意見も♪』
・自分の鼻を押さえながら「花の蜜?鼻の蜜?」と“ことば遊び”も楽しんでいる年長もいた。
・どこからが『危ない』のかその線引き・見極めが難しい。→“棒をつないで伸ばす”ということや、“柵から棒を出す”ということも他園では「危ないから」と止められているかもしれないけれど、ここは先生達が見極めながら子ども達にやらせてくれている。
・採れなかったとしても、その『過程』が楽しいのかな~と感じた。
また、『ビデオを見て年中さんと年長さんの違いってありますか?』というスタッフの投げかけにはこんな意見が。
・年中さんは『その場にいるだけで参加している』気持ちになっているのでは?年長さんは『実際にやりたい。やって参加している』のかな?
・年長さんがリーダーになって年中さんに指示を出している→年中さんは“自分の仕事(役割)として全うしていた。
・自分の力を知っている→年中さんは年長の力を知っている→年長さんなら虫が採れると思っている。
・年中さんは“見る”ことで自分なりに吸収していたのではないか?
・年中さんは自分でするよりも上の学年に任せたほうがいいのかな?その方が蝶が採れるのかも?→これは“次男”にある特性か!?(上の兄にまかせる)
と、年長がしていることの熱量や発想・創意工夫・試行錯誤を、年長自身はそれを楽しみ、年中は直接参加というよりも周りでその刺激をいろいろと受けているのではないか?という意見が多数ありました♪
さらには、ビデオを撮っていたよっしーは自分の声が入らないことを意識し黙って“空気”になりきって撮っていた、いや見守っていた(笑)ことで、子ども達はなんでも大人に頼るのでなく自分たちで考え、空間やいろんなモノを利用しながら一つのことに没頭していた姿を見て、“大人の対応(見守る等…)が子どもの力を引き出す”、“子ども達が自身で考えて動いていく”ということを改めて感じた今回のビデオトークでありました。(日々、いかに大人(自分)が先回りしたり、口出ししたりしているかが痛感させられました。気をつけます。)
初の合同ビデオトークでありましたが、年長・年中の枠を超えて、時には真剣に時には笑いながらざっくばらんに皆さんが話している様子を見て、年長の親だから、年中の親だからとかではなく、木の花の保護者は皆、木の花に通う子ども達みんなのことを温かく見てくださっているな~と感じました♪
忙しい中、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
北口
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