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明日がある 明日がある 明日があ~るのさ~♪ ・・・2024年、有難うございました。

木の花幼稚園

 今月半ばを過ぎて北国らしい冬本番の空模様となってきました。スコップ類も出して本格的な降雪に備えて準備をしているこの時期に、インフル禍に見舞われた中、年末恒例のクリスマス会が先週金曜日にありました。

 例年、年中発表会後から日があまりとれない日程ですが、発表会後には庭の倉庫から園のクリスマスツリー等を出して子どもたちが飾り付け。ホールにはよっしー作の庭のタープの切れ端を活用したくるくる回る遊べるツリーや絵本コーナーにはちくちく縫物好きの子らの縫物飾りのツリーなどを飾り(ここも小さなぬいぐるみをぐみ棟からゆっぴーが「盗んできて」(笑)、ミニミニハウスコーナーを作って、以上児さんたちの人形ごっこのたまり場に・・・)、それぞれの学年

の音色や歌などがホールや部屋から響き渡るBGMを耳にしながら、園内は徐々に木の花流のクリスマスモードに染まっていきました。


 一年で最後の行事クリスマス会は毎年音楽会として開催。年間を通じて歌や音楽に親しんではいますが、この時期にぐっと集中して「音」「リズム」「歌」などを改めて感じる、それらを表現する一つのきっかけにしています。当日は0歳ぐみちゃんも含めて園児全員が参加。 

 ぐみちゃんの出番はないけれど本園の2階からお客さんとして鑑賞。それぞれのプログラムに時には体をゆすったり、口ずさむように食い入るように見入っていたり、時にはぐみ同士で二階の部屋に忍び込んで遊んでいたり…(笑)。

 どんぐりちゃんは、日常の大好きな荷物運びの遊びそのままに、ホール内を元気に動き回って「トナカイ」さんそのもの。本園の保育室から以上児さんたちの取り組みを日常的に覗いて聴いていただけに自分たちも当然・・・という雰囲気でオープニングを飾ってくれました。うめももさんは、何度か作ったケーキをイメージした手遊びに鈴とカスタネットでのリズム打ち。楽器を手に音を出す楽しさを見せてくれました。発表会から間もないさくらあんずさんは、歌に加えてちょっとした王子様、お姫様気分の踊りも披露・・・。


 

さてまつくりさんは、これまでのクリスマス会での年長の出し物とは趣向をガラリと変えて「朗読音楽」にチャレンジ。グループごとに「龍」のお話づくりに取り組む一方、夏に招いたミュージシャン、高ゆうひさんの音楽ワークショップに触発され、身の回りの様々なモノからお話に出てくる音作りを探る取り組みも行ってきました。そこで庭の自然物、園内の様々な遊具、モノから色々な音を見出し、友だちとの音同士の音色を重ねながら色々なモノが奏でる「音楽」を加えた朗読へ&BGMへの挑戦となりました。交代で役柄を変え、音出しのモノもそれぞれのお話に応じて個々で変えてゆく、というかなり高度な離れ業の演出への挑戦でしたが、出席している子らで交代でやりくりしている姿がなんとも健気なまつくりさん。本番直近ま

でお話と効果音(BGM)との調和に試行錯誤を重ねてきて、音楽の指揮もリズム打ちの子に任せて、当日は、多様なモノの「音楽」が加わるまつくりさんの「龍のお話」の朗読に、下の学年の子どもたちも耳を澄ませて聞き入っていました。 

 活動ではピアニカなどにも触れたりしてきたまつくりさんですが、既成の楽器の演奏会の形式だと、これほどお休みの子が多いと成り立たなかったのでは?という気もしました。お休みの子らも準備、用意していたモノを含めて、やってきたことを今ある自分たちの置かれた状況の中で最善を尽くす姿に改めてうるっときました。(残念ながらお休みだった子らにもこの後の年長発表会等でここでの取り組みの経験が活きる出番があるといいですね。)

 

 その後、音楽サークル&ミュージカルし隊のお家の方々には、素敵なトーンチャイムと切れのあるダンス、踊りと合唱で華を添えて頂き、サンタさんも登場するサプライズはさすが木の花の母ら・・・。そして恒例の「王子様」と「お姫様」から

本物のダンスを子どもたちにプレゼントしてくださり、子どもたちはうっとり。お礼に子どもたちから全員合唱(わらの中の七面鳥)でお返しをして一年の最後を締めました。(最後の最後のおまけは先生たちからの恒例の歌のプレゼント、「明日があるさ♪」の職員バージョン。この曲、以前におやじの会が、発表会で「明日があるさ~木の花版」をおやじ目線で替え歌にしておやじバンドとして出演。当時のお話を久々に再会した卒園生おやじから聞き、心に留まっていたので、今回リメイクさせてもらい、子どもたち、親御さんへの感謝の記として歌わせて頂きました。しかし、後から当日会場にいた親御さんからは「何を歌っているか?イマイチ分かりずらかった」とか。マイクを使ってもダメかあ・・・(ごめんなさい)。


明日があるさ、木の花職員バージョン

             

        明日がある 明日がある 明日が あ~るのさ~♪

         

 全員   ぐみちゃん どんぐり うめももちゃん 

     さく~らあんずに まつくりさん

              0さいから6さいの 子どもたち集う 木の花ぐら~し~

ぐみの先生

     歌が大好き ぐみぐみちゃん きらきらぼし~は一年中~             

     お部屋でも お散歩でも~ どこでも き~らきら~ 

どんぐりの先生

     かくれんぼ 大好き どんぐりちゃん 隠れていてもおしりが 見えてるよ

     目だけ隠して あとは丸見え 見つかるの わくわく待ってる~

     そんな~みんなが かわいいから~ 見えないふりしよう~ 

うめももの先生

         うめももちゃんは 食いしん坊~ ぜったい 味見を したいんだ~

      ちょっとだけ(ペロ)ちょっとだけ(ペロ)もぉ~ストップにして~!

さくらあんずの先生

         歌が好きな さくらあんずさん 怪獣の声 やめるともっといい

      遊びの天才 作るの上手 片づけてほしい~ 

まつくりの先生

         お集り~のまつくりさん 担任のはなしは 聞かないで~

      ねえ~ちゅうりん、ねえ~さわさわ(聞かないなら自分で考えなさい!)

      やっぱりきいてな~い

フリーの先生

         お庭も ホールも楽しいぞ いろんなモノだして 遊ぶけど

      お片付けの 声がすると  サ~といなくなる~

      どこ行ったの! 誰が遊んだの! みーんな知らん顔~

                       (先生もやよ!どこ行ったの!?)

給食の先生

          今日の給食 なんだろうな ごはん みそしる ミートソース グラタン        ポテトサラダ とく~べつだよ ケーキもあるよ~

職員室の先生

       職員室は 大人のお仕事の  お部屋だけど そうじゃない       

       モノを取りにくる 仕事にもくる 遊びや息抜きにも 来る~

あゆどん 

                   今日は栗剥き、明日はサークル 明後日園庭ワクプロ 週末ボート漕ぎ

                   風邪がどんなに 流行~ていても~  母にも皆勤賞~ 

                   忘れないよ お家の人の支え  感謝で胸いっぱい (ありがとう!)

全員

               今年もいっぱい やらかした  失敗 けんかに 叱られた    

      それでもめげない  合言葉は   明日があるさ~    

      いろんなカラーの 木の花っ子みんな  私たちの宝物~(大好き!)


      今年もいっぱい 楽しんだ~ 遠~く離れてる友だちとも

                  みんなで 創った 木の花ワンダーランド 今年もありがとう~

                  明日がある 来年は120歳  これからも よろしくね~   

    

      りゅうの一年、ありがとう~                                            


 かくて大掃除、終業式で2学期も終了となります。

 4月から幼保連携型に移行し、年度途中より0歳の子を受け入れて、乳児からの育ちを見据える園へと脱皮して試行錯誤の一年でした。ぐみの子らの自由奔放な面白さ、どんぐりさんの本園での生活とぐみ棟への昼寝にいく自発的自立的な態度、うめももさんの庭、ホールなどでの行動力、さくらあんずさんの自然への探求、実験、発想力、まつくりさんのお仕事にも遊びにも精を出す根気、集中力、協同する力etc・・・。非日常をくぐってさらに日常の遊びがより拡がり、その遊びを活かして次の行事(非日常)の取り組みに繋げたりする中でより賢さを深めている子どもたち。そんな子どもたちと共に新しいことが今年も試みることが「できた」一年だったか、と思います。

 様々なご協力を頂いたお家の方々には改めて今年一年、感謝です。

 では皆さん、よいお年を!

                                 あゆどん(記)


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