年の瀬に入り木枯らしも強く吹くようになり、庭の巨大タープもおもちつきの時におやじたちの手を借りて店仕舞い・・・。植木屋さんの雪つり、雪囲いも先週に入り、夏ミカンの黒いカバーの雪囲いにはゆっぴーがプラカップでお目目をつけて、「かいじゅうや~」と子どもたちも大喜び(笑)。木枯らしの中でも元気いっぱい庭で駆け回っている木の花っ子たち。大人が肩をすくませる中、子どもは風の子、と実感します。
そんな中ですが、気づけば明日は年中さんの発表会です。発表会シーズンのトップを切って明日開幕です。
今回、年中のさくらあんずさんは、年間を通じてテーマとしてきた「自然」をモチーフに2つのチームに分かれて、やってみたいことを出し合い、色々な想像やイメージを膨らませ、森にまつわるお話づくりから、日々様々な取り組みを重ねて創った劇を2題、発表いたします。
ひとつ目は「きらきらグループ」の『むしむしらんど~むしたちのパーティ~』、もうひとつは「メリークリスマスチーム」の『クリスマス森のものがたり~なにもないけど、なにかある~』、という2つの創作劇です。
どちらも『森』を舞台にしたお話ですが、前者は、虫好きの子どもたちがそれぞれいろいろなりたい虫に扮してパーティをするお話で、後者は森に住む動物たちがお店屋さんを作るお話です。
両チームともに庭や園外保育での尾山神社の裏山などで見つけてきた様々な自然物、生き物たちが興味の源泉。そして虫の観察や捕獲などから図鑑や絵本で虫の生態を調べるなどより自然科学的な発想をもとにお話を作ってきた「きらきらグループ」さんと、森の中の「音」を手掛かりにリズムと歌詞をつけて「森の歌」を作って、より空想的な想像するお話を作ってきた「メリークリスマスチーム」さん。少しカラーは違えど、そこから「お話」を劇の世界にする表現は幼稚園の様々なモノ、遊具を組み合わせていろいろ試行錯誤の連続。日々それぞれの背景の世界で遊びながら自分たちの「森」の世界を楽しんできた子どもたち。これまでの日常でも園内、園庭、地域などにも出かけて様々な場所を探索し、自然の諸々を観察、実験、工作などに没頭し、また食にまつわる楽しみも共有してきた子どもたち。オリジナルなお話の中には、様々な小道具類、劇に合わせたオリジナルの歌あり、細かいセリフや表情、しぐさなどもさることながら、背景のモノの組み合わせ、そしてそれらを準備して作っていくそんな姿にもご注目・・・。
劇2題の後は、2チーム一緒に「あおきいろ」のお歌で子どもたちの締めとなります。
舞台は通常のホールの舞台のみならず登り棒付近から広く使います。体や首を曲げながら場面展開についてきてくださいね。
今回友情出演のまつくりさんはそんな「森」の世界をモノで構成するさくらあんずさんにそのモノを見出しながら「かもしれない」のエールをオープニングで贈ります。(ちなみにうめももさん、どんぐりさんは二階からお客さんとして観劇予定です。ぐみちゃんは今日の最後のホールでの練習をお客さんになって観て、明日もさくらあんずさんのお歌とお家の人たちの出番の時には観に来るそうです。)
そして最後は年中の母たちの出し物は劇、「かめこのサンタクロース」だって。クリスマス前に楽しみだね。
さくらあんずさん、数日前のリハでは2つの劇で1時間半の長丁場でした。そしてリハからも少しづつ変化し続けている2つのお話。さて明日はどうなりますか?ドキドキする子もいれば、テンションの上がる子もいたり、あるいはお休み明けで固まってしまう子もいるかも・・・。お客さんはどうぞ温かく見守ってくださいね。ちょっと長く感じるかもしれませんが、生の目でじっくり、じっくり見てあげてください。(写真は保護者会さんの写真係にお任せを。)
なお、明日は天気が崩れそうです。換気対策は取りますのでお客さんは暖かい格好でどうぞ(子どもたちは慣れていますが…笑)。
昨年からコロナ5類引き下げを受けて学年別発表会で異学年の保護者も、観たいわ、という方は参加解禁としました。発表会全てを観てその世界を感じてもらうお客さんとして、です。(年長さんのオープニングだけ、というのはご遠慮くださいね。)但し駐車場は確保できませんので、お車の場合はお近くのコインパーキング等をご利用ください。なお年中のお家の方でお車で来る場合は、園庭に止めてください(9時10分から開門し、9時半には閉門します)。お天気にもよりますが、出来るだけ徒歩や自転車などで来ていただけると助かります。
では明日、みんな遅れずに来てね~。 あゆどん(記)
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