
木の花祭りウィークは秋晴れに恵まれて全日程を終了、木の花祭り後は恒例の晩秋の園庭ワクワクプロジェクトがありました。
創作の秋という点ではこのワクワクプロジェクトも木の花祭りアフターの一環。キエーロや木道補修、ペンキ塗りなどの大人の作業に、側溝掃除にチューリップの球根植えなど子どもたちも奮闘。キエーロや木道

補修材には子どもたちもお絵描きで彩りを加えたり、各種素材のペンキ塗りやミニ田んぼ跡地のシート撤去では大人に混ざってスコップ掘りなども子どもたちの助っ人が参戦。大人の背中にやってみたくなる想いが募るのも木の花ならではの自然の風景です。
そして今回、ご自宅の庭を木の花の畑として借用させて頂いている安田さんのお庭にあるくぬぎの木の伐採も依頼され、初めて大木切りに挑戦。枝の伐採はこれまでも何度もしてきましたが、根元からの伐採は初めてなので、ワクプロのボランティア父母と電動ノコに鉈、斧、ロープ等を携えて乗り込みました。ハイハイ、お任せ下さい…と安請負いしたものの(笑)、いざ太い幹を目にすると結構容易ならざる任務を実感。植樹祭で頂いた苗木から育てた、という安田さんの思い入れのある木でもあり、伐採前には塩や盃などお清めのお参りもされる安田さんを目の当たりにして、緊張感は高まるばかり。すぐ隣の家屋に当たらぬよう、畑作業に来ていた年中さんにも注意を促し、倒れる位置を想定して木にロープをかけてボラ母らに持ってもらい、さらに大木の切り方のアドバイスももらい、いざ切断・・・!

樵のようにスコン、スコン!とはいかず、電ノコでじわじわ…と切り込みを倒す側に入れてから、反対から徐々に深く、深く切り込んでいきます。雨がしとしと降りはじめ、畑作業を終えた年中さんが戻り始めるころ、どど~!という響きと共に切り倒すことが出来ました。残って見守っていた年中さんたちからも歓声!安田さんからも感謝され地域貢献の任務完了です。

(その後、枝は伐採して廃棄しやすいようにしつつ、本体の太い幹は園にお土産として持ち帰りました。安田さんが大事にして木なので何かに使えないか?と思い、今、旧木馬に変わる木製遊具をしこしこ工作中です。)
街中の樹木の存在は普段気づかれないものの、街中に住む人々にとっては木陰を作ったり、野鳥の飛来や葉っぱの彩など季節の移ろいを実感できる癒しの存在でもあります。一方で落ち葉の処理や毛虫、朽ち木での倒木被害もあるので、管理も難しいのも事実です。木の花では落ち葉は堆肥に(時には焼き芋に活用…)、剪定した枝は木製遊具等に、朽ち木(枝)等は焚火、や草木染、もちつき等の薪に…と活用していますが、園児らの成長と共に庭の木々の成長ぶりにもそれぞれに個性があり、そのエネルギーに目を瞠るものがあります。ツリーハウスのあるドングリのなるコナラもその一人。ツリーハウスは設置からかれこれ15年余りが経ちますが、この間、おやじの会のサポートを得て1、3階の増築やペンキ塗りなどメンテナンスも続けてきました。

が、木の成長につれて支柱を圧迫。支柱の腐蝕に加えてハウスの各所の傷み具合も激しくなり、部分的な修繕、改修では追いつかなくなりました。非常に残念なのですが、安全面を考慮し、今冬に撤去することとしました。これまで長いこと子どもたちを誘って樹上の世界を堪能させてくれたツリーハウスに感謝、感謝です。なお12月はサヨナラツリーハウス月間として、あゆどんの見守りの元、最後に登りたい子は登らせてあげようと思っております。(撤去前には安田さんを見倣ってツリーハウスさんにお参りしようかな…?)

さて園庭ワクワクPを終えると、氷雨に雹(ひょう)にブリ起こし(雷鳴)と冬将軍がいよいよ襲来。そんな冬本番を前におもちつき。木製遊具の古い材料を入れ替えて(子どもたちも薪割りのお手伝い!)もち米を蒸す薪はたっぷり準備(笑)。年の瀬の非日常のイベントを楽しんで、一年の総集編ともいうべきいよいよ発表会シーズンへ突入です。各学年でどんな世界を創造していくのか? 各学年、そして子どもたちそれぞれに一年の集大成の季節がやってきます。
あゆどん(記)
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