冬を思わせるような肌寒い日が続きますが、卒園式頃に膨らんだ蕾から梅の花がようやく咲き始めてきました。そんな春らしさを少しづつ彩る庭の装いのもと、先週末の土曜日、まつくりさんたちが木の花を巣立ってゆきました。
そして週明けの月曜日にはそんなまつくり海賊たちの本拠地?海に出向き、念願の海辺の串差し肉を焼いて食べる!を堪能。ごみが散乱する海辺に目を輝かせて、沢山の流木やらゴミの類を集めて、のこぎり等で流木を切って薪を作ったり、スコップで穴を掘って焼き場(かまど)を作ったり、風を遮る防風シートを張ったり、打ち上げられた魚を拾ってきたり・・・(笑)。中には大きな板を組み合わせて家を組み立てようという輩も・・・(笑)。遠足というよりは海賊たちのお別れ合宿?の実践っていう感じでした・・・(笑)。
卒園の儀式を終えて伸び伸びと幼稚園時代の最後の思い出を作っていました。(年中さんは公共機関の乗り物を利用して小松までお別れ遠足に・・・)
そして気づけば、本日は3学期の終業式。
卒園生と同じ学年で年中の時にお引越ししたお友だちも遊びに来て、預かりの子らに混ざって旧交を温めつつ、のんびりとした自由遊びの後、ホールでみんなでお集まり。ぐみちゃん含めて全員での終業式です。
約2週間程度の長い休みになる春休み期間のお約束をして(元気に颯爽と4月からも登園してね・・・という1点のみ。新しいちっちゃい子の遊びのモデルになってほしいから)、今日を最後に木の花を一足先に「卒園」(転園)するお友だちのお別れ会もしました。
それぞれの学年のお友だちのお名前を呼んで、それぞれにクラスのお友だちから手作りのプレゼントを渡し、あゆどんからは恒例のお別れのエールになる歌をお友だちにプレゼント。ちゅうりんも加わえて、木の花版ゆずとして「スマイル」を贈りました。サビのところは預かり中のまつくりさんたちも合唱のご相伴を頂き、想いは伝ってくれたはず・・・(多分)。
最後は一人一人と握手して別れを惜しみ、その後はクラスごとのお集まりとなりました。国外という結構遠くに離れ行くお友だちもいますが、「時々来るからね・・・」と軽く言ってくれました。是非また里帰りに木の花まで遊びに来てくれるとうれしいなあ・・・。
午後からは職員が手分けして各保育室、遊具庫、職員室裏、資料室など片付け、清掃。
特に会議室に展示してある昔の人形、恩物などが、元旦の地震で一部倒れていたので、ようやく直すチャンス! モノが山ほど積み上げられた資料室を先ずはキレイに整理し、資料室がすっきりしてから、資料室側にある展示コーナーの扉を外して(こちらからしかモノの出し入れが出来ないので)、倒れたモノの手直しをしました。仔細に観察すると、結構微細に外れていたり、倒れていらり、微調整の手直しに神経を費やします・・・汗 震災での園一番の被災箇所だったかも・・・。)
また並行して園内研修としてそれぞれの学年の一年間の振り返り、総括をそれぞれの先生たちが時間帯をずらして園内のあちこちで行っています。
なお、明日は職員会議と園内研修の一日を予定しています。翌々日の土曜日は午後から音楽サークル主催でチャリティコンサートを企画。能登に届けよう歌声、みんなの想いを乗せて・・・と銘打ち(?)、今年度最後のイベントになります。寒さがまだまだ残っていますので、出演者のみならず聞きたい方はどうぞ懐を暖かくたんまり持参して(笑)、いえいえ着込んでお願いいたします。
来週は春季保育と先生たちも年度のまとめの事務作業と慌ただしくも忙しい日々が続きます。
新たな春は人生の「旅立ち」でもあり、様々な別れの季節であると同時にまた新たな出会いの時期でもあります。この間も大きくなり、節目を迎えた卒園生たちが園に顔を出してくれました。ホントに凛々しくなった彼らとの再会は私たちの望外の喜びです。卒園したまつくりさんもお引越しでお別れの子も、またいつでもお立ち寄りくださいね。
皆様、一年間、本当に有難うございました。
あゆどん(記)
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