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木の花幼稚園

紅葉映え 地域をめぐる 秋の旅・・・・

週明けの特に荒天後の庭は栗拾いのチャンス。足を使い、火ばさみやお玉、シャベルなど道具を駆使して栗取りに勤しむ子どもたちです。今年は例年になく栗の実が遅くまで栗の木に残っておりました。異常気象の影響かと思いきや、山の手にある幼稚園に研修で訪問した折には、もう栗は実り終わりました・・・とのこと。かりんも豊作でどうぞお持ち帰りください、とのことで遠慮なく頂きましたが(笑)、栗も柿も熟すのが例年よりも遅いのは街中の影響なのか?と摩訶不思議な気持ちです。

山のドングリが今年は不作で熊の出没が全国的に増えてニュースとなっておりますが、街中の公園にはドングリがいっぱい。お散歩や縦割り遠足などで、子どもたちがあちこちからドングリや木の実を拾い集めており、山の不作がなんともうらめしいところです(このドングリ類を山に持っていければ、とも思いますが・・・。)


 さて運動会アフターの遊びを満喫する緩やかな生活の合間に、庭の田んぼの稲刈りに芋ほりをしたり、園外保育で犀川や近場の公園に出向いたり、焼き芋やら秋の味覚を楽しんだり・・・。

 身体を使う遊びや活動を続けつつ、少しづつ秋の季節感のある食と素材を園内あるいは地域から集める、試作品を作ってみる、など木の花祭りビフォーの前哨戦がやわやわ・・・と進みつつあります。一方で自由遊びでは一輪車をベット代わりにのんびりと過ごす様子も・・・。相変わらずモノの活用が見事な子どもたちです。



 大工遊びも運動会前から年中、年少さんでブレイクしておりましたが、工作用の木片が園の倉庫に尽きており、運動会を終えて、馴染の製材所さんにまつくりさんたち有志がリヤカーを引いて取りに行ってくれました。


 製材所がお泊り保育で活用したあわづ湯さんに近いことを告げると、行ったことがあるまつくりさんたちが先頭に立ってリヤカーを引き、周りの子が後ろ、横をフォローしながら、運動会の練習でも操った経験も活かし、道行く人に愛想振りまき製材所まであっという間に・・・。


 製材所の所長さんにご挨拶して、廃棄処分となる小さな木片類を段ボールに詰め込み、長い棒や板、規格を揃えた端材など子どもたちの要望に沿って切断機で切ってくれたり製材所さんにはホントに感謝です(園とお付き合いのある木材会社にも職員が取りに行きこちらも形の揃った、きれいな端材をいっぱいもらいました)。

 

 木材をここまでか!と詰め込んでぎっしり重くなったリヤカーを、「いきはよいよいかえりはおもい~♪」、と「とうりゃんせ」のお歌(祖父母の会で歌ってましたね)をリヤカー版に変えて、さらに途中でなぜかハカの演技をみんなでして気合を入れて幼稚園まで運んでくれたまつくりさん。


 木片類は自由遊びで他の学年も使わさせて頂く一方、まつくりさんたちの中のお店屋さんでも木工品作製で使う予定とか・・・。

 そしてまつくりさんは身近なプロの陶芸家、工房の方々から指導を受けて茶器づくりにチャレンジ。縦割り遠足であちこちに出向いた木の花っ子。それぞれのチームが街中再発見の遠足になったようですが、長町にもこんな素敵な工房があることに驚きです。

 

 日常的に土いじりが好きな子どもたち、粘土遊びからさらに進化した茶器づくりは木の花祭りで披露できれば、と担任達の弁。子どもたちに本物に触れる機会を頂きこちらも感謝、感謝です。


 身近な地域の方々からの頂きものや交流などいつも以上に地域との関りが深まるのがこの季節。まつくりさんたちの姿に刺激され、さくらあんずさん、そしてうめももさんもちょっとずつお店屋さんに向けた活動へシフトチェンジ。ぐみちゃんたちも庭やホールに遠征してはそんな雰囲気を感じっている様子も・・・。創造と味覚の祭典へ取り組みが木の花暮らしで少しづつ本格化しています。


 個人的には久々の金沢マラソンで金沢の街中を身体で満喫・・・。途中で多くの木の花関係者さんからも声援を受けて無事完走。聞けば木の花関係者(在園、卒園のおやじたちなど)も多く参戦、とか。ランナーサークルでも立ち上げますか(笑)。来年も一緒に走りましょう~。

                                  あゆどん(記) 

   

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