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食欲に 芸術重ねる 祭りかな

 木の花祭りウィーク、先週土曜日(11月18日)の大人のお店版(「木の花ファーム」)をもって終了しました。


 コロナ5類引き下げ後の今年、ファイナルの大人のお店版では、二部制等の人数制限もなく飲食も解禁。地域、卒園生などにも広く開放しての開催となり、バザー係さんの店だけでなく、卒園生等の売り切れ御免のお店各種、サークルさんでのお店や舞台でのアトラクション?など、以前のような賑やかな木の花祭りの雰囲気が還ってきました。サークルさんはこれからの木の花祭りでも活躍しそうですね。

(そして職員室からも限定販売の木の花暮らしのイラストポストカード&バルーンの店を今年も懲りずに開店。多数のお買い上げ感謝です。モノクロ版も結構売れた模様…。もっとプリントしておけばよかったかな…笑)


 悪天で来場者の靴と傘の置き場に課題を感じつつも、地域の方や未就園のお家など多くの方々が来場され、多様な食と創造的な品物のお買い物を楽しみながら交流できるイベントとして、木の花祭りは「お祭り」だなあ…と改めて実感(大人も子どもも創意工夫の商品が諸々…。ちなみに売り切れごめんの子どものお店の「福袋」商品に感涙。よっしーは中身を訊いたそうですが、内緒なんだよね…笑。)。


 バザー係のお母さんたち、売り切れごめんの店の方々、ボランティアとしてお店番を担ってくれた卒園生のお家の方々、そして悪天にも関わらず足を運んでくれたお家の皆さん、本当に有難うございました。


改めて実感、子どもたちってすごい!

 子どものお店終了後(16日)の職員会議で振り返りをスタッフで行いました。(毎行事ごとに取り組み、そして当日の子どもたちの学びの多様な側面を出し合いスタッフ全体で共有し、併せて環境構成や取り組みの進め方、援助の仕方の課題などもスタッフで共有しています。)


 印象的だったのは、「こんな状況でほんとによくやっている!」という驚きを、木の花保護者歴7年もあった、事務の新規職員先生お話。初めて内側から見て感じたことを率直に語ってくれました。「こんな」というのは、朝から「お仕事」に自分たちから取り組む姿だったり、子どもたち同士で作業を進めたり、職員室にも頻繁にモノを取りに来たり、探しに来たり、買い値を訊きにあちこち大人のもとに来たり、用事で出向けば、まつくりさんの部屋の「惨状」に絶句したり・・・(笑)。 

 各学年が同時並行でそれぞれ学年のお店屋さんに向けた取り組みがあると同時に、各学年でもグループごとに違うお店の準備を別々に同時並行で行っている状況があり、さらに年長さんはお店を創作の店版と食・アトラクション(劇場など)版など2部制で行うため、1日の取り組みの途中で作業メンバーが切り替わる日もあり、傍から見てもカオス的な状況の中、一人一人の子どもの意識と主体性、協同する姿など初めて内側から目の当たりにしてその実態を感じられたそうです。(我が子もこんな経験をしていたのだ、と改めて実感した模様…笑。逆に言えば、当日を迎えるまでのプロセスはクラス便りでもお伝えしていますが、取り組みの全体を捉える発信の難しさも実感していたところです。)



年長さんの新たな試み・・・

 特にまつくりさんは今年、2日間に分けて開催。

(これは昨年度の課題として平日開催で異学年の保護者にも異学年クラスの子どものお店を体験してほしい、という想いもあったため。)創作の店を2日目に持ってきたため、店作りの準備が1日という短期決戦というタイトな日程(スタッフの見込みの甘さも次年度への反省点です)という状況下での子どもたちの奮闘ぶり(&スタッフの協働的な助け合いの残業も!)もあり、レストランは後払い制というこれまでしたことがない試みにもチャレンジ。子どもたちからすると町で体験するその種の店はその通りで、伝票をレジに持っていく・・という方式でやってみたい(できる)という想いだったそうです。食事中でのアトラ

クションも初めてですが、これらも今どきの時代を反映しての店作りの一環、子どもたちの肌感覚に合うものでした。ぐみの先生からは、体験に回った時に子どもからまつくりさんからお店の説明を受けたんだけど、それが後から訊けば、その店の当事者たちではない、というところに驚いていたそうです。グループで分散してお店作りを勤しみつつ、同時に周りをよく見て知っている風景が自然に見られていること。これは時に手の空いた子らが別グループに「出張」してお手伝いをすることもあり(それがまた新たな発想を持ち込んで刺激を与えていたとか)、それぞれの店の担当者でもあると同時に、クラス全体の店の当事者意識を持って取り組んでいたことの反映でもあります。


 お茶屋さんと同時に展示したお茶ミュージアムは今年度の初挑戦の茶器づくりの取り組み過程を含めての、子どもたちの作品展示でした。子どもたちによる解説付きの「博物館」のイメージで、この取り組みには在園保護者のプロの方の指導と地域の専門工芸店の方々のご協力あってこそです(感謝!)。

 

 春先から庭の粘土層の発掘に勤しんできたまつくりさん。その粘土層を使っての焼き物の失敗をきっかけに、本格的な茶器づくりへの取り組みへ。息の長い取り組みの一つの過程を「博物館」として提示出来ました。一人一人の個性あふれる茶器は、2月にあるお茶参観の場で活用する予定です。


実験、試行錯誤を楽しむ年中さん・・・

 振り返りでは他の園の保育歴が長い職員の感想の一つに、グループの子どもに任せてみると、こんなものが出来上がるんだ…という子ども同士の取り組みの醍醐味と対話的な展開を語ってくれたことも印象的でした。年中さんは「やりたい」と自分で決めたお店が7つ。フリーの先生が入ることもあるけれども、子ども同士に任せることも多い中での子どもの発想、その実現のプロセスの面白さを実感した様子。

 日常的にモノを組み合わせたりなど実験的な遊び好きな年中さん、今回の取り組みも運動会以来の「宇宙」をテーマに据えたことから、様々な実験的、科学的な行いをどんどんやってみたくなったこと(失敗も含めて)、そんな様子にさわさわ自身にも「やりたい」想いが沸き上がってきて、「バスボム」の実験にも繋がり商品化にできたそうです。子ども同士の対話の姿から大人からも提案があり、子どもとまたやってみて・・・という大人との対話も含めた取り組みの醍醐味を木の花新人のさわさわも

体感できた取り組みでした。(「バスボム」を知らないあゆどんは商品の説明を受け「ビックバンってこと?」とのたまい、職員から笑われましたが…)。


うめももさんの働きぶりがモデルに!

 ぐみの若手職員2人も初の木の花祭り体験。毎日が食べてばっかり‥(笑)の年少さんの取り組みに混ざりながら、ぐみちゃん自身(ぐみぷち交流で受け持ったプチちゃんも)やる気に満ちてきてお店を出す気分が盛り上がってきたようです。特にここでのモデルは身近な年少さん。うめももさんの主導的な動き方がぐみちゃんにも大きく響いていることが語られていました。

 当日のお店の配置場所も、うめもも畑のお店コーナーの一角、庭のうめももさんのお店が横から見えるポジションで配置したことで、うめももさんの売り子さんとしての姿、お客さんとのやり取りを全て俯瞰できることでの意識の入り方が違ったみたいです。

 実際当日は20分程度だった開店時間も、うめももさんの店に合わせてまだまだ・・とばかり居残ってお店番をやり続けたぐみプチちゃんの多さに驚きでした。時間延長で「商品」を売り切りたい!といううめももさんの集中力と持続性にも驚いたのですが、ぐみプチちゃんの姿はまさにうめももさんに引っ張られた(向こうを張った!)凛々しい姿。これは以前の大人と子どもの店を同時に一日で行っていた木の花祭りでは見られなかった光景です。

 平日開催により年少さんは子どもの店での買い物体験がないのは少し残念なことではあるのですが、こうした売り子として見せる年少やプチちゃんらの自立した姿は平日開催のプラス面だと思います。(以前は売り子の時間が終わるとすぐに親元へ・・・というパターンだったので。)


 そして1歳の子ども達もちょっぴり先生と一緒に子どものお店回りで雰囲気を味わってきました(スタッフのポケットマネーでのお買い物も…)。感覚で掴む非日常の一日、1歳はそれで充分、今後へ繋がる体験かと思います。


 子ども達各学年のそれぞれの学びや力をスタッフ全体で共有すると共に一人一人の姿も見えてくるのが木の花祭りの取り組みです。長丁場の木の花祭りウィークを終えて、まだしばらくはアフターの余韻を子ども同士のお店屋さんごっこや園庭ワクワクプロジェクト晩秋編、保護者会企画など楽しみつつ、二学期もいよいよ佳境、表現のお祭りの最終章(発表会)へと子どもたちはまた次のステージへと登って参ります。

                                  

           あゆどん(記)

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