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鬼来ぬ間 海賊たちの 祭りなり・・・年長発表会、有難うございました!

さて始めに・・・今年の節分は・・・?

 今年の節分、鬼の襲来に備えて諸々準備していた子どもたちは肩透かし!?・・・を食ったかも(2日にみんなで豆まきはしましたが・・・)。ところが、週明け登園すると、フェンスからアプローチの床、そして玄関の窓枠は泥だらけ。「鬼や!?2月3日に来たんちゃう?」と子ども達。玄関も園内から先に泥がないのは年少さんが鬼対策用にひいらぎを玄関に飾ったせいか?しかし玄関先に置いた年中さん自作の人形、「ゆりち」がなくなっている!?ホールに目を向けると庭から泥付きの大きな足跡がホールまで伸びて、何やら置手紙・・・。どうやら鬼が「ゆりち」をさらっていった・・・らしい。どんな鬼が来たんやろう・・・と痕跡を目に様々な想像を巡らせる子どもたち。子どもらの身代わり?となった「ゆりち」、大事にされているといいねえ(子どもたちは「ゆりち」が身代わりだから戻ってこない方がいい、とか…笑 正直ですねえ)。

 

お話作りの背景にまつくりさんの日常生活・・・

 さてそんな鬼不在の節分を過ぎ立春を迎えた9日の金曜日に年長さんの発表会がありました。発表会シリーズのアンカー、まつくりさんの出番です。

 1学期から(アスレバル、父レク)「海賊」をテーマに様々な取り組みを秋以降(運動会、木の花祭り)も進めてきたまつくりさん。そして、3学期の発表会では運動会の「バンブー漂流記」(演技)の物語の後日譚のお話作りを進めて、今回の創作劇となりました。 まつくり二つのチームで分かれてその後のお話作りを進めてきたところ、宝を狙う海賊と宝を作る村人とのお話がそれぞれ展開し、最後に互いが対決するお話に偶然なっていったそうです。(別々の劇ではなく合わせたい、という担任の想いも大いにあったでしょうが…笑)

 


1幕から4幕までの前半戦はそれぞれ(海賊と村人)の暮らしぶりとお互いが出会うまでのエピソード。海賊の船長の子どもたちがトレーニングに励んだり、その奥さんが船長顔負けの強面のボスであったり、船長を茶化すオウムを飼っていたり、村人たちが合宿所のようなお屋敷という一つ屋根の下で生活していたり、工場で「キラキラの石」を精製?して「宝物」にして売っていたり・・・まつくりさんたちの想像力から生まれた海賊と村人の生活ぶりは、この子たちの園の生活環境を反映しているように感じさせます(船長を尻に敷く奥さんの存在って、まつくりさんの女子の強さの反映か?家庭で目にする裏返しか?…失礼!)。この海賊生活、キラキラ村生活ごっこがそれぞれのベースになって劇作りの取り組みが進んだそうです。


 海賊たちがトレーニングしたり、ベースに海賊船作りも見張り台あり(登り棒の上)、帆を兼ねた旗を掲げたり、出航の準備に励んだり(掃除したり、食べ物、武器を用意したりとか)、一方村人たちが日々のご飯、おかずを作ったり、寝床を準備したり、畑の野菜を種から作ってみたり、宝物精製の工場を作ったり・・・取り組みの前半、園の空間とモノを駆使し、こうしたディテール(海賊と村人の世界作り)が非常に子どもたちの中では大事だったりします(仲間意識とイメージの共有、数々の製作的な創造を通じての「なりきり」感覚など)。

 こうした海賊、村人の生活を土台に次の展開(3,4幕)は海賊がキラキラ島に向かうに至るきっかけとなる暗号の謎解きであり、海賊が出没している云々という情報が話し合われる村人の寄り合い?の場面。こちらも言葉遊びをこれまでも活動の中でしてきたことがベースにあり、また何事にも「作戦会議」が好きなまつくりさん、謎解きも寄り合い風?の作戦会議もまつくりさんに染み込んだ体験をベースに、いよいよお話は起承転結の「展開」と「結び」の後半戦(5,6幕)・・・。

 

二つの物語が錯綜する劇作りの試練・・・

 それぞれ別々に活動して別々のお話で完結する、オムニバス風にまとめる、という手もありましたが、ここはそれぞれの宝を巡る攻防戦という合わせた劇にすることで、取り組みの後半は、互いの作戦会議で出てきたものを、すり合わせる・・・という結構面倒な手はずをとることにチャレンジしたことに何よりもあっぱれです。子どもたちなりに「お宝」を巡って、海賊が「お宝」をどう盗み出すか?村人がどう守りぬくか?(罠を仕掛けて捕まえるか?)この間のやりとりの展開の中身はたわいものないもののようですが(服の中に隠し入れるとか、「箱」に隠れて、とか、ご馳走やビールでおびき寄せるとか、猫に化けるとか・・・実にまつくりさんらしい発想ぶりに笑えます)、2つのチームで出された展開プロットを互いに合わせていく作業は担任がほんとに苦労し身もだえしたところです。

 そして両者の攻防戦の末に、キラキラ村に残され代々門外不出の「巻物」(劇冒頭の「漂流記」の紹介紙芝居)が実は先祖は海賊だった・・・という証として最後に再度出てくることで、運動会の折の「漂流記」の海賊たちの末裔たち同士の再会と大同団結の乾杯❕・・・という結末(話のオチ)は、やはりまつくりさんらしい、大団円だと思います。

 何よりも本番3日前のリハーサルも2時間近くに及び、それも外から見ていると判りずらい、一体当日はどうなる?とスタッフたちの心配もピークに達していましたが(笑)、それを外から見ても分かりやすく、かつ見守る下の学年のことも考慮して1時間以内で・・・という点でリハからの追い込みの奮闘はほんとにあっぱれな子どもたちでした・・・。

 

二役、三役・・・と大忙しの子ども達

 二つの物語が交互に展開されるため、その間の幕としてのパネルの移動であったり、要所でのナレーションであったり、効果音であったり、あるいは劇の進展での途中での役交替(船長、村長など)であったり、全体の流れの中でいくつものお仕事を担っていた子どもたち。今回は当日、残念なことに体調不良で参加できないお友だちがいたために急遽代役として立つことにもなりましたが、なんとかやりきったことも、子どもたちがこれまでの取り組みでの共有体験、生活や行事を創ってきた仲間意識の表れかと思います。

(当日出れなかった子も取り組みで積み重ねてきたその子としての役どころのなりきり感が周りの子にインパクト与えていたからこそ、でもあったかと思いますし、今後またもしかしたら卒園式などで一部リメイクして参加できなかった子たちにも再演のチャンスもめぐってくるかもしれませんね。)

 

 高い位置から俯瞰して観る・・・・

 なお、さくらあんずさんがオープニングで公開スタジオ風にラップ調で「しりとり遊び」を披露。まつくりさんのこれまでの姿をしっかり見てきた年中さんなりのエールを冒頭、まつくりさんに贈り、その後は階段席の高い場所からの観劇に・・・。

 二階席からはうめもも、プチぐみちゃんたち。

遠くなる分、子どもたちのセリフなどは聞き取りずらくなりますが、俯瞰して観える分、場面の構図、展開の仕方が分かりやすく、長時間にも関わらず、食い入るように見つめる子どもたちの姿が印象的でした。リハーサルの時、ホールござ席で最後まで観ていた子はホントに数人だったので‥(笑)。本番では前編、後編の合間に休憩を入れて下の学年の子らもお客さんとしての気分を仕切り直しでき、最後の「ツバメ」の歌声にも身体を揺らせながら聞き惚れていました(「ツバメ」はまつくりさんが歌いたい、と切望したとか。海賊たちの心境にリンクする歌詞かもしれませんね。)

 

そして大人海賊たち!の圧巻な宴!

 発表会の最後はこれまた幼稚園時代の最後となる舞台のまつくりの親御さんたちのダンス「おとなたちの木の花ジャーニー~海賊たちのメモリーだYO!」。いつもながら木の花の親御さんの保育にリンクした出し物に感涙。これまでのまつくりさんたちの幼稚園時代の軌跡を織り込みながら、「ハカ」にチアダンと素敵なエールを子どもたち、木の花幼稚園にも頂けたことに感謝いっぱい。大人海賊たちの賑やかな踊りを通じてホールいっぱいに笑いと想いを溢れさせて子どもたちを堪能させてくれたお家の方々(しっかりサポートしたおやじたち含め)の素敵なメイクアップぶり(あの正体不明のヤングマンは誰?と職員たちも当初は全く皆目見当つかず!子どもたちにはバレていたようですが・・・笑)とパフォーマンスにあっぱれです。 

 

結びに・・・発表会を終え新たな春へ・・・

 かくして無事に発表会シーズンを終えました。参加のお家の方、本当に感謝です。異学年のお家の方々の観賞もコロナ禍を明けて解禁となり、少なからず観に来てくれましたことも嬉しく思います。発表会後の午後の自由遊び、まつくりさん始め子どもたちの遊びはしっかり弾けておりました。みんなそれぞれ舞台を潜って一皮むけて、いよいよ新たな春を迎えます。そして、まつくりさんはお茶参観(自分たちで作った茶器を使い)、卒園文集製作(これまでの幼稚園時代の軌跡を振り替りの取り組み)を経て、いよいよ幼稚園時代の最終段階の階段を駆け上がっていきます。

                                  あゆどん(記)

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