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園庭の特徴
緑のオアシス「ぼくらの、わたしたち」の庭
街中にある木の花の園庭は緑のオアシス。季節に応じた自然を丸ごと感じ、園庭から生み出される自然を丸ごと体験し、五感を使って時には食を楽しみ、時には素材として遊びこみ、多様な発想と実験、思考、試行、創作の場にもなると同時にイメージの世界を体現、表現、協同する場にもなります。また庭の自然と園庭遊具を活用した冒険と挑戦の舞台にもなり、それは子どもと大人とで作り、守り、育て、愛着を持って次代へと引き継ぐ「ぼくらの、わたしたち」の庭です。
自然丸ごと体験の場
季 節
四季の移ろいを感じながら、生活する中で癒されたり安心感を得たり、季節ごとの変化、自然のリズムを身体で掴んでいきます。
気 象
雨、風、アラレ、雪、氷、つららなど様々な気象条件によって変化する庭の姿。そんな状況を見逃さず、興味関心を募らせるのが子ども達です。
土
園庭は植栽の近くでなければ何処を掘ってもOK。土質が掘る場所や深さによって異なり、「粘土土」や白砂から子ども達が精製した「ふわすな」など様々な遊びの素材の供給源。感触も楽しめる庭です。
草花・木の実・葉っぱ
つつじ、クローバー、銀杏にどんぐり等様々な草花、葉っぱ、木の実など四季に応じた変化の素材が見え隠れ、子ども達の好奇心と想像力をかきたてます。
生き物
土の中にはミミズや幼虫、夏ミカンの葉っぱに青虫、花にはアゲハ蝶、アケビ棚にはアケビコノハ、木々にはセミやコガネ・・・様々な生き物との出会いの場です。
五感で感じる食文化
「におう」・「触る」
タネや苗を買って植え、草むしりや水やりなどお仕事をしながら、育てる菜園。野菜に触れること以外にも、梅干し作り、芋掘りで採ってきたお芋を落ち葉を利用した焼き芋作りなど、作る、育てる、食べるプロセスの中に五感を使う機会がいっぱい。
「聞く」・「見る」
庭の果樹、いつが食べ頃か?日々遊びの合間に観察。採り方も実の位置を見ながら考える子ども達。自分で採って掌で感触を確か、初めて食べるモノの匂いを嗅いだり、焼き芋のにおいもよく知る子ども達は落ち葉が燃える音、火がはぜる音を耳にすることも。音や匂い、感触も食べるだけではない「食」の多様な楽しみ方を知る大事な経験です。
「食べる」
他の子が食べる姿を見て食べたくなる。単に食べるだけでなく、一つをちょっとずつかじっておいしさを分かち合うのも食の楽しみ方です。1個の夏蜜柑を満3歳から年長まで20人超える子ども達でどう分けるか?年長さんが相談して分け合う場面も・・・。ひとと繋がる場にもなる食文化です。
発見・実験、科学・応用・表現の場
「発見」 気づく・興味を持つ 「実験・科学」 試して、仕組みを知る
庭に出来た大池から泥水遊び。感触を楽しみながら、色々な泥を発掘。それに土や水を加えたり、白砂、固い砂、泥…色んな種類の砂や土を水を混ぜたり、ふるいでこしたりして加工しながら、泥の形状を変えて、自分たちの遊びに活用。遊びを拡げながら、発見や実験など「科学する」楽しさを味わいます。
「応用」 使ってわかる 「表現」 イメージを形にする
発掘した「粘土土」が水の量でどう溶けるか?モノによってどう変わるか?雨どいやホースを組み合わせて、水の流れを変えてみたり、棒を使って柔らかくしたり、泥絵を描いてみたり・・・。素材や道具の使い方を様々に考え、工夫し表現し、自然物の多彩な面白さに気づきます。
冒険と挑戦
冒険できる空間・挑戦したくなる環境
庭の植込みの中を回遊できる木道は時には電車の線路、時には探検ごっこ、あるいは一輪車に拾った木の実類を乗せて回ったり、様々な冒険の道となります。また園庭には隠れる場所がたくさん!出作り小屋の中、階段の下、木々の植込み、ツリーハウスの2階や3階など…そこで遊びたい、やってみたい、と冒険心をくすぐる空間が園庭のあちこちに点在。
高さのある大型の遊具(ツリーハウス、砦、竹ドームなど)や木登りできる木々、揺れる一本橋に登り棒。園庭には挑戦する意欲がわく対象が色々。また、大型遊具だけでなく、子ども達が自分達でモノを組み合わせてより長い「流しそうめん」作りにチャレンジしたり、イメージの実現に挑戦したり、アスレチックを作りだす等と挑戦できる幅が広がっていきます。ドキドキしたり、やったことのないようなことに挑戦したくなる要素が盛りだくさんの庭です。
作り守り育てる環境
大人の力を借りつつ、子どもも担う
園庭にある木道は何年もかけておやじの会の継続事業で完成。またツリーハウスの3階の増築やウッドブロックを収納する小屋などは屋根裏が木道から繋がって登れるようにおやじたちの工夫の作品。ペンキ塗りをしたり、修繕したりメンテナンスを子どもも大人も一緒に汗を流し、もっとこうしたらいいかも?新たに改造することも。また親たちで堆肥場を作ったり、樹木の植え込みに肥料を加えたり、大掃除の時には側溝の溝さらいをしてもらったり、子ども達も泥上げするなど、園庭を「作り、守り、育てて」いきながら、自らが生活する環境への愛着を培っています。
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