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園舎の特徴

創造と冒険の基地
 木の花の園舎空間には子どもの遊びが拡がる、深まるとされる5つの要素<広さ・開放性・3次元、動線、カオス(混沌)、「隠れ家」、ファジーな領域>が盛り込まれています。一つに決まらない使い方の中で自分たちの世界を創って楽しむ、空間の多面性を活かして、多様な遊びと活動を生み出す。その中心広場がホール。そのホールから連なる階段、渡り廊下、キャットウォーク、絵本コーナー、遊具庫、たたき、ベランダ、屋上等々の「小宇宙」的空間。そして生活の拠点と同時に遊び・活動の場でもある保育室。この3つのエリアでの日常(非日常)の多様な体験が子どもの学びの母胎になります。

園の広場「ホール」

すべり台

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すべり台は可能性無限大の遊び空間!滑るだけではなく斜面や階段と組み合わせて、アイデアがひらめき、「やってみよう!」と意欲がわきます!モノとの組み合わせ次第で様々な世界が創りだされます。

キャットウォーク

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キャットウォークの細長さも柵も窓際の壁のでっぱりも見事に利用してしまう子ども達。これを持ってこなくちゃ!と思ったら何往復してでも遊具庫から必要なモノを運び上げ、自分たちだけの世界を創っていきます。

上と下で感じ合い、つながる

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2階のキャットウォークや渡り廊下からは柵越しにホールが見下ろせます。高さを感じながら子ども達が思いつく遊びは多種多様。例えば、ビリビリ破った新聞やチラシを二階廊下の柵の隙間からヒラヒラ落とすと…下で見上げていた子がキャッチ!目と手との協応動作を高めると共に上と下との子ども同士がつながる共鳴、共感、協同の場。

階 段

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2階へつながる階段は、通路としてはもちろんのこと、ホールでも2階でもない境界の空間でもあります。手すりを利用してモノと組み合わせて遊んだり階段の仕切り壁にまたがって滑り降りたりと冒険の空間になることも。

モノと人が混ざり合う空間 「カオス」

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子どもが行き交い、モノが入り混ざるカオスの中で、ホールのあちこちに子ども達の世界がいくつも出来上がっていきます。○○ごっこ、と一言では表せない、名前の付けられない遊び。思いつくままにモノを運び、組み合わせていくうちに出来上がっていくこれも“小宇宙”と言えます。

ホールから冒険に出発!

遊びの範囲がホールを越えて、様々な空間へと広がります。走ってぐるっと回ってくる、ドアから入って窓から出る…ちょっとした冒険がホールから始まります。

隠れ家・境界(小宇宙)

自分たちだけの空間「隠れ家」 遊具庫

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扉を閉めると薄暗さが増す遊具庫。その暗さを利用してお化け屋敷をたくらむ子ども達。そんな時は「扉閉めといて!」と中の様子を覗いた先生が子ども達から叱られることも。時には床いっぱいにピーナツボールを敷き詰めて、遊具庫全体がトランポリン状態に!ポヨンポヨンと感触を楽しんだり、不安定な中を歩いたりして楽しんでいます。誰にも邪魔されない秘密の隠れ家のような空間の中で、様々な空想や想像を駆使した遊びが展開・・・。

絵本コーナー

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ホールとつながっていながら、ホールの喧騒から離れてほっと一息つける一角。時にはホールの遊具が持ち込まれ、机とコラボして遊びの空間になることもあれば、グループで相談したり、時にはお琴の音色が響くコンサート?ホールに変身したり・・・。

たたき 「ファジーな領域」

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ホールと園庭をつなぐ場所は“たたき”と呼ばれています。中だけど外を感じられる空間、外だけど中の様子が見える空間です。ここでしかできない遊び“大工さん”もあります。

ベランダ・テラス・屋上

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2階のベランダは保育室から繋がっているので、その学年の子たちが“自分たちだけの空間”として使うことが多いエリア。活動では絵本、製作、ランチと様々な用途で使い、時にはバザーのお店屋さんの舞台になることも。

​調理室

調理室
給食の配膳やグループクッキングなどのお料理の場。匂いにつられて覗き込む子も・・・。

和室・職員室

お茶のお稽古
年長さんのお茶のお稽古の場である和室はちょっと緊張感を保つ空間。会議室は保護者会活動と時には子どものグループ活動の場にもなり、職員室は先生たちのお仕事の部屋…遊び場ではないけれど、時々、こっそり子ども達の休憩場所にも・・・。

会議室・資料室

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資料室は明治38年創立以来の 教材や玩具、備品などが色々残っている部屋。お手技帖とか貼紙とか。座って錘で計る体重計とか。杵や臼がセットになったおままごととか。「人形芝居」と呼ばれた指人形とか。

開園当時の写真や100年分の卒園写真、あるいは墨で書かれた保育日誌、明治期の文書類も諸々…。

木の花ミニ歴史博物館です。

 

会議室は「お母さんたちのお部屋」だとこどもたちは思っている。
バザーのお仕事、保護者会のお仕事、卒園アルバムの作製、幼稚園写真の張り出しと販売、クッキングの相談…。いろんな思いつきが形になって実現していく。

保育室

保育室から“見る”“見える”

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ホールやお庭に面している年少保育室。お部屋での活動の合い間に窓やドアから見えるのは・・・園庭でカッコよくリレーしたり、ホールで発表会の劇の練習をする年長さんの姿やお餅つきの杵を振り上げるお父さんの背中。年少さんにとって憧れや見通しにつながる、“見て学ぶ”空間になります。

 実は棚、実はロッカー…

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ホールから保育室(うめぐみ)へつながる窓と棚はもう一つの出入り口。そして遊びの空間。子ども達の想像次第で様々な世界が生まれます。吹き抜けのロッカーはモノも人も入れる!狭い穴からのぞく向こうの世界は違って見えるかな・・・?

ほんとはテーブル…

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台形のテーブルは、目的に応じて立てたり並べ替えたりと自由自在!子ども達は力を合わせてせっせと動かします。想像し、見立てて、工夫する。テーブルだけどテーブルだけじゃないのがミソ!

“すきま”を楽しむ

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保育室のあちこちにある、ちょっとした空間。それは子ども達にとって絶好の秘密基地に! 「えっ!?そんなところでそんなことを!?」とびっくり感心するような空間を、見事に見つけ出す子ども達。

吊り棚

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各保育室にある吊り棚は、風船など吊り下げて遊びに使ったり、作品を下げて飾ったり、お店屋さんの看板になったり、3次元の空間として使い方は多種多様。
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