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まつくりさんの「お父さんと遊ぼう会」  〃風雲・天竺の道〃

まつくりさんの、「お父さんと遊ぼうかい」がありました。

事前の打合せでは、「2月といえば”雪”!!」 「雪山で、親父パワーを結集し、巨大かまくらを作るぞー!!」と、言っていたのですが・・・・

今年の冬は、どこに行ってしまったのか・・・というくらい、寒くもなければ、雪もふらないという状況。巨大かまくら作りに心を残しつつも、まつくりの親父たちが考えてくれたのは、幼稚園の色んな場所での親父ならではのダイナミックな遊びや、作ったり、実験することが大好きな、まつくりさんたちのためにと、時間をかけて相談してくれ、前日の、まつくりさんの発表会でやった、西遊記の世界の余韻も感じられるようにと、今回の、遊ぼう会は、「風雲・天竺への道」と題して、親父ボーリングで親父を倒し、金閣と相撲対決した後、実験コーナーを巡り、親父手作りの筋斗雲に乗って、「いざ、天竺へ!!」という、アドベンチャーな世界を子どもたちと一緒に作るという会になりました。

そして迎えた今日・・・

本当に2月なの???すっかり春めいて・・と、思うぐらいの良いお天気になりました。

朝から、色々な荷物が運び込まれ、一瞬「今日は、何か工事の予定でも入っていたっけ???」と思うぐらい、普段の保育では目に触れないような、色々な材料や道具が運び込まれていて、それを見ていただけで、お父さんたちのやる気を感じ、見ているだけでも、ワクワクとしていました。

全員集合したところで、お父さんから今日の予定を聞き、早速、作業開始!!

発表会での、4つのグループに分かれ、各コーナーの物をお父さんたちと一緒に作っていく事になりました。

高さとスリルに挑戦する、足場登りと、西遊記にも出てくる筋斗雲を模したターザンロープ(ジップラインとも言うのかな?!)こんなに良いお天気なら、お庭でやったほうが絶対に気持ちがいいだろうとなり、準備が始まると、いきなり、大工道具のカンナがでて来て、「何か始まるの?」と不思議に見ていたのですが、「足場に打ち付ける材木の面取りのため。ささくれ立っていたら、危ないでしょ。」という、気づかいの作業で、周りにいた、お父さんたちに、カンナをポンと手渡し、阿吽の呼吸で、手慣れた感じで作業される姿に、「さすが、3年間見重ねただけあって、お父さんたちの関係も、しっかりできているんだなー。」って、父レク、初心者のはっしーは、その様子に関心してしまいました。

そして、あっという間にベランダに向けて、長くて、高――い、足場が組まれ、幼稚園初のべランダを乗り越えるという、遊び場ができたんですよ!!

ターザンロープも当初はホールでと、予定していましたが、二階のベランダから砦にむかってワイヤーを取り連けたところ、まさに筋斗雲に乗って空を飛んでいるかのように、高さとスピードと浮遊感を味わえるものになりました。

作業の様子を見ていた、こども達も、「早く乗りたーい。」と、心をワクワクとさせて、お父さんたちの作業を見ていたんでよ。

終点となる、砦にはお父さんと共同で描いた【天竺】の絵も飾られ、一層雰囲気を盛り立てくれていました。

ホールの中では、人間ボーリングの準備で、段ボールがいくつも、広―く引き詰められ、お絵描き大会が始まっていました。聞くと、絵の描いた段ボールをお父さんたちが着てボーリングのピンになってくれるというもの。まつくりさんたちは、手慣れた感じで思い思いに絵を描いてくれていました。ボーリング用の巨大ボールも、手作りするということで、巨大風船を膨らまし、その風船にサランラップのようなビニールテープを何重にも巻いて型どりをし、中の風船を抜いて、新聞のボールを詰め込むという、なかなかの凝ったお仕事。

ビニールテープで出来た、ボールの型は、こども達なら、すっぽり入れるんじゃないかというくらいの大きさになり、「テープの無駄遣をしてしまったー(*^▽^*)。」と言っていたお父さんの顔が、こども達が遊びに夢中になっている時の顔と一緒で、面白かったです。

巨大ボールは、出来上がるとその上に、こども達が4.・5人は乗れるくらいの大きさになっていて、ツルツル滑る、ボールの上で飛び跳ねるだけでも、まつくりさんは楽しそうでした。

うめの部屋は、西遊記の”金閣・銀閣と相撲で対決“の部屋。

こちらもでも、お父さんたちと一緒に、対決するときに装着する衣装づくりが行われていました。段ボールを改造した、金閣・銀閣やロボット型の被り物などを作ったり、

物語に出で来た、ひょうたんを作る子もいたりとして、お父さんたちと対決するための用意を入念にしていました。

その姿を見て、お父さんたちは、こども達が実際に着ていた、金閣・銀閣の衣装をまとって準備万端。対決の時を待っていました。

ももの部屋は、作って、実験するコーナー。

段ボールの空気砲や、ペットボトルの空気砲、それをダブルで組み合わせた空気砲、

色んな形の空気砲が作り出されていました。

最初は、空気砲を作る予定だったのに、作っているうちに「この形は、水鉄砲にも、使える。」と水鉄砲での的あてを開発している子もいたんですよ。

このコーナーでは、「お父さんだから、スパット切れる!!」といって、お父さんのカッター遣いに魅了されていた子が何人もいました。

一時間半の時間をかけて、各コーナーの準備ができ、「風雲・天竺の道」が開催され、

最初に、別れた4つのグループごとに、各コーナーに修行に出かけました。

ホールの人間ボーリングでは、思いのほか大きくて、そしてとっても重い、手作りポーリングのボールを階段の上まで運ばなければなりません。まつくりさんたちは、「こんなのへっちゃら」と言って、力を合わせ、重いものを運ぶ修行を楽しんでいました。

階段の踊り場から、転がした巨大ボールは、本物のボーリングのボールのようにスピード感はありませんが、その代わりに重量感は満載で、がっちりしたお父さんピンを次々となぎ倒していました。

子どもたちも、ポーリングのピンの役やり、巨大ボールに立ち向かう修行にも励んでいました。

うめ組の部屋での、”金閣・銀閣と相撲で対決“では、お父さんと、差しの勝負では勝ち目がないと思ったまつくりさんたちは、皆で一斉に向かっていく戦法で、お父さん金閣・銀閣と対決していました。

対決しているうちに、みんな真剣になっちゃって、誰が敵か味方か分からなくなっちゃってもしていました。

実験コーナーの、もも組の部屋では、空気法を使っての的あての修行。

的の細部に集中し、自分の”気”を送るように、タイミングを計らないと、的を倒すことができません。みんな段々と距離を縮め(んー、それって、ちょっとと、思うところもありましたが、取りえずよしとして)気合を込める修行に励んでいました。

そして最後は、お庭で、高さと、スリルと、スピードに挑戦する修行。

今日一番の度胸試しです。

怖がる子が、何人も出るかと思いましたが、お父さんの鉄壁のサポートのおかげもあり、どの子も、何かあれば、お父さんたちが助けてくれるという安心感を感じ、木の花初のベランダまで上り、高さや、スリルに挑戦したり、ベランダの逆さから滑り降りる、スピードへの挑戦という修行を無事にこなすことができました。

昨日の発表会をやり遂げた、まつくりさんたちも誇らしげに見えましたが、

今日の修行をやり遂げた、まつくりさんも、昨日以上に、自信に満ち溢れた姿に見えました。これも、数々の修行の場を作ってくれた、親父の力のおかげです。


まつくりさんたちの、お父さんと遊ぼう会も、今回で最後。

3年間をかけて蓄積された、親父たちの関係性や、親父たちの持つ色々な技術に感銘を受けた、父レク初心者のはっしーでした。

全力の親父パワー、ありがとうございました。(はっしー・記)

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