思い返すこと2カ月前。『家族の日のプレゼントづくり』『創立記念日』の取り組みで、嬉しいこと・楽しいことを研究し始めている時に、遊園地とか動物園とか水族館とか〇ィズ二ーランドとかお出かけしたい‼と言っていた子ども達。「幼稚園お金ないからな～」と話すと、これまたちょうどその前の日に『よもぎホットケーキ』を作っていて、「ねぇねぇ、あれ（よもぎホットケーキ）売ったらいっぱいお金もらえるし、行けるんじゃない？」とつぶやいた子がいて、そこまで言うならやってみよう～と動き出したのが“いいにおいらんど”でした。
さわやんの早めの産休に伴って頓挫しかけたんですが、子ども達はやる気満々！ということで、これは形にしたい！と他のクラス向けのお店としてプレオープンすることになりました。各チームがどんな様子だったか、ちょっぴりずつですがお伝えしますね～。
～ピザチーム～
「今日は何する？」ピザチームの口癖。笑（食べ物のチームなのでぎりぎりまで仕事がなかったんです。）それでも何もしてなかったわけではありません！看板づくりではピザを横に付けたい！とよもぎカラー（？）のピザを段ボールで作ってぺちょり。それも片面だけ貼っちゃうとペラペラしちゃうからとしっかり裏張りまでしていました。
当日用のピザ作りでは一度やった事は忘れません！と言いたげなほど工程を覚えていてびっくり。…何か忘れているような…「ちゅーりん、ピザによもぎ入れてないね…」（終わった後に気付くのがピザチームのテンポ感で笑っちゃいました～。）しかし、「お家にバジルあるけどいる？」とお家からいい匂いのバジルを持ってきてくれた子がいて、何とかいい匂いピザをふるまうことが出来たのでした～♪
～ホットケーキチーム～
バラバラに見えて同じことをしている子のチーム。看板作りもバラバラに動いているように見えて、看板の装飾、材料を見つけてくる、テープを持ってくるなど、完全に分業をしていて、気づかず「みんなで作ってや～」と声をかけると「みんなでやってる！」と怒られてしまいました。ものすごくたくさんお客さんが来ると思っていたようで、年中の部屋に隣接している三角コーナーからキャットウォークまでお客さんの席が用意され、「奥へどうぞ～」とスタッフ配置まで決めていました。笑
今回はかなわなかったんですが、実はもっと壮大な構想も練っていて、くじ引きをひいて出た目によってもらえる味が違うとか、ラッキーが出たら二つとももらえるとか、食べるだけでなくゲーム性のあるコーナーを目指していたんです。（秋には実現できるかな？？）
～足湯チーム～
「気持ちいいとお客さん喜ぶよね！」ということで誕生したこのチーム。なので気持ち良さを常に考えながら準備してきたんですよ～
「いいにおいらんどだからよもぎとローズマリーの二つのいい匂いがいるよね！」と二つ分のミニプールをウッドブロックとブルーシートで準備。
「あったかい方が気持ちいかもしれない。」とお湯を用意して実験。（「気持ちいけど暑いね」ということで夏に気持ちいいお水にすることが決定！）
「立って入るんじゃなくて、座った方がゆっくりできるよね～」とベンチを設置…足が届かない。イスなら届くよ～！とイスをズラ～近くの友だちにも座ってもらって、届くことを確認。“湯”にはならなかったですが、日々実験してお客さんの心地よさを追求し続けたのでした。
～よもぎプリンセスチーム～
「プリンセスだから看板もきれいにしなくちゃ～」とでっかい段ボールにビーズをふんだんに散りばめて目がチカチカするような看板が完成。（よく見ると金具の輪っかもチラホラ…）
衣装づくりでは、始めはそれぞれバラバラで、分担ではなくてそれぞれがアクセサリーを作ったり、靴を作ったり、かばんを作ろうとしたり…肝心のドレスはどうするの！？笑 でも一貫しているところはあって、「よもぎのいいにおいするようによもぎを使ってやらなくちゃ！」とか「よもぎっぽい色で作りたい！」とか「よもぎで染めた布使おう～」と、イメージはそれなりに合っていたみたい。少しずつ話をしていくうちに『考えてること一緒じゃん！！』と思ったのか、ドレス作り、匂い袋ペンダント作り、指輪作りと分担して一つの形に向かっていきました。
～ローズマリープリンセスチーム～
このチームはもう一つのプリンセスたちとはまた違った形で足並が揃わなくて、“可愛いお姫様”というイメージは共有しているものの、看板を作ろう！と声をかけると人数分の看板が…「指輪いいね～」となったら人数分の指輪が…撮影用のカメラがいる！となると人数分のカメラが…（カメラに関しては一人二台ずつあって、『なんでこんなにあるの…』とちゅーりんが頭を悩ませていると「カメラとスマホだよ！二つで撮らないとダメでしょ！」とこれまたイメージの共有はバッチリ！笑）
コンセプトが“プリンセスにならせてあげる”だったので、どう考えても自分でやってもらった方が早い布を羽織るところも、アクセサリーの一つ一つもお店の人たちが懇切丁寧に着させてあげてましたよ～
～ジェットコースターチーム～
最初は「2階からスタートして、ももの部屋を通りぬけ、お庭に一回出て、ホールに戻ってきてグルグルする! 」「線路も作らなきゃ」と、遊園地にある本物のようなイメージを持っていたジェットコースターさん。動きながらイメージを説明してくれている時も、ジェットコースターになりきってしまうのか、動いているうちに益々興奮しちゃって、ひたすらみんなで、只々ホールを走り回るので、なかなかジェットコースター作りにならなかったのです。
やっとコースターの箱作りになると、「ビュンって早く走らせたいし、スケーターに結んで、僕らが引っ張る!」と言って、スケーターをいくつもつなげて、縄跳びを括り付け、それをお試しに引っ張りだしたら、又、それが面白くなっちゃって、ずーっとホールをクルクルクル。毎日、はっしーに「間に合わんよー」と、喝を入れられていたのですよ。
メンバーの中で唯一の女の子だったＴちゃんは、早々と「私、受付係になる！」と言って、空き箱でパソコンを作り、チケットを一枚一枚、手書きし、看板にする絵も描き、クルクルして嬉しくなっている男の子達には目もくれず、黙々と作業を進めていました(笑)。
※～チケットチーム～
話し合いの中で『チケットを持っていれば全部できる、全部もらえる』という１ＤＡＹパスポートみたいなシステムが導入され、「誰かチケット屋さんなれる人おる？」と尋ねると、それまでジェットコースターをやる気満々だった二人が目を輝かせて快諾。次の瞬間からジェットコースターチームで全く反応しなくなり「チケットチーム～」と呼ぶと「何かお仕事？」見事の切り替えを見せて驚かせてくれました。
迎えたプレオープン当日。「お客さんまだ来ないの～？」と店構えを作るのも忘れてお客さんに思いをはせる子ども達。（当日の朝にピザ、ホットケーキを焼いたので本当にいい匂いが立ち込める中オープンとなりました。）
始めはお客さんの入りはまばら…だけど子ども達は全力全開！一人も逃すまいと「いらっしゃ～い！こっちにもお店ありますよ～！」と声を上げて客引き。（中には店の場所を飛び越えて客引きしに行ってる子もいました～笑）オープンしていることを聞きつけた他の子、他のクラスの子わいわい倶楽部の子など、どんどんお客さんが来ると子ども達のモチベーションもさらにアップ⤴⤴お店の細かい説明もどんどんできるようになっていき、数週間しっかりとお店のことイメージしながら準備して来ていたんだな～と改めて実感しました。
秋には“いいにおいらんど”リニューアルオープン（…の予定。違うことしてたらごめんね～笑）大人のお客さん達にもいっぱい買い物してもらえるようにしてますのでお楽しみにお待ちくださいね♪♪
記：ちゅーりん＆はっしー
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