いつも~ 何か~素敵なことが あなたに待ってるよ~木の花~♪
- 木の花幼稚園
- 6 日前
- 読了時間: 7分
更新日:5 日前

12月始めに庭のタープを真っ二つに切り裂いた北風小僧の襲来。一度は雪も舞い子どもたちも乱舞し今年は冬が早いかとスコップ類も出して本格的な降雪に備えて準備をしていたところ、その後は穏やかな空模様が続き拍子抜け。小春日和のような暖かな日もあり、ツリーハウスの作業をしながら眺めてみれば枯れ葉の舞う庭で遊ぶ子どもたちの姿が多く見られます。
「もっくん」(木工ハウス)、ロープアスレチックやキャンピングカーなどに連れ立って登っている子たちや鬼ごっこや車を使って庭や通路を駆け回っている子たち、あるいは枯れ葉が風が吹くたびに落ちてくるのを下でキャッチしようと待ち構えている子も・・・。ゆらゆら~と小雪が舞うように落ちてくる枯れ葉をキャッチするのは意外に難しい。だから面白いのでしょう。

(余談ながら、小春日和の土曜日の園内研修の前半、若手職員主催の「遊び」の研修は、スタッフが4チームに分かれて、園にあるモノを何か使って「遊び」(ゲーム)を考え、それを実際にやってみる…というワークショップ型研修。4チームに職員が分かれ、1チームが考案したのがこの枯れ葉キャッチ。制限時間内に自分たちで枯れ葉を素手で集めそれを2階ベランダまで運び、落とした枯れ葉たちを下で荷車(どんぐりの子らが好きな黄色と赤色の車)を4台使ってキャッチし枯れ葉の量を競う、というもの(1チーム4人)。「おバカ」な遊びで盛り上がり、庭もきれいになり、保育にも応用できるかな?と一石二鳥、三鳥狙いは木の花あるあるです…笑。余談の余談ですが、クリスマス会の王子様とお姫様のダンスの衣装替えの合間の先生たちが行った「ジェスチャーしりとり」もその研修に発案された遊びの一つ。(周りで)見て、(回答を)聞いて、(自分が)やって楽しい、そんな遊びも木の花あるあるです…(笑)。
余談の余談の余談、後半のベテラン主催研修は保護者から最近出された「なんで?」の疑問、「ぐみの写真販売はなぜないの?」「ズームのアーカイブで出来ないの?」「クリスマス会はサークルに入らないと見に来れないの?」などを職員たちが議論し、「最適解」を考える研修に…)。

さて前置きが長くなりましたが、そんな冬らしからぬ空模様の中、年末恒例のクリスマス会が終業式の前日にありました。例年、年中発表会後には庭の倉庫から園のクリスマスツリー等を出して子どもたちが飾り付け。クリスマスに因んだ製作など学年ごとに取り組み気分を高めながら、それぞれの学年の音色や歌などがホールや部屋から響き渡る歌やリズムの音色に、園内は徐々に木の花流のクリスマスモードに・・・。一年のカレンダーの最後の行事となるクリスマス会は毎年音楽会として開催しています。

年間を通じて歌や音、音楽に親しんではいますが、この時期にぐっと集中して「歌」「音」「リズム」などを改めて感じる、それらを表現する一つのきっかけがクリスマス会。当日は0歳ぐみちゃんも含めて園児全員が参加。ぐみちゃんの出番はないけれど本園の2階からお客さんとして鑑賞。時には体をリズムに合わせて揺らしたり、口ずさむように見入っていたり、時には歌ってみたり・・・。どんぐりちゃんは、音遊びでのお集りからクリスマス会の開催を告げる合図のように園内を回って、オープニング告げる役割を果たしてくれました。うめももさんは、「雪だるま」になって体を使ったリズム遊びに歌、鈴とカスタネットでのリズム打ち。楽器を手に音を出す楽しさを満喫。発表会から間もないさくらあんずさんは、大型積み木でのリズム打ちに歌に加えてちょっとした王子様、お姫様気分の二人組の踊りも披露…。

まつくりさんは、今回、クリスマスとは何か?という実に根源的な問いかけから取り組みがスタート。絵本や紙芝居などその由来を調べたり、教会に行って雰囲気を味わい、以前キリスト教の幼稚園に在職したさわさわからの解説付きで見学したり…。そんな取り組みからピアニカ演奏なども活動では取り組んでいたものの、「クリスマス」が祝われる由来に関わる「讃美歌」等にチャレンジ。キャンドルの灯をホール中央に据えてその灯りを囲み、寸劇あり英語の歌あり、厳かな教会風の天使になった気分の歌声がホールに響き、下の学年の子どもたちも耳を澄ませて聞き入っていました。

その後、音遊びサークル&アートサークルのお家の方々から手作り大型紙芝居、ピアノの連弾や歌、バンド演奏等のバラエティ溢れる出し物はさすが木の花の母ら。そして恒例の「王子様」と「お姫様」から本物のダンスを子どもたちにプレゼントを頂き、お礼に子どもたちから全員合唱(北風小僧のかんたろう)でお返しをして一年の最後を締めました。

最後のおまけは先生たちからの恒例の歌のプレゼント、「Oh!シャンゼリゼ木の花バージョン♪」。職員から子どもたちにクリスマス会で何のプレゼントをしたいか?という職員会議の話し合いで、5つほど提案があった中、投票の結果、一番人気の歌の替え歌でした。あゆどん一押しの「ファンファーレ木の花バージョン」は無念にも第四コーナーを回って失速、ブービー…悲。その無念さを晴らすべく?壊れた大型積み木、傷んで使えないもちつきの杵、壊れたスコップ等を使って、来年の干支に因んで遊べる「馬」を作製。昨年作ったジャンパー掛けのリメイク。これも木の花あるあるやな…笑)
さて担任がそのクラスの子らの想いを、お家の人たちにはフリー&給食の先生が歌詞にして、それぞれ担当パートを歌い、傘でのパフォーマンスを入れ、サビのところはあゆどんが適当にリライトして、全員合唱としました。そしてクリスマス会前日夕方に各先生から歌詞をもらい合わせて完成し、迎えた当日・・・

Oh!シャンゼリゼ、木の花バージョン
(ぐみ) おにわ ホール ベランダ 階段
どこでも いっちゃう ぐみちゃん~♪
(どんぐり) かきをもいで いろいろ つくって
おかわり たくさん たべちゃうよ
(全員) オー このはな~ オー このはな~
いつも なにか すてきな ことが
ぐみちゃん どんぐりちゃん まってるよ~♪
(うめもも) はっぱ~たべて~ あめの おさんぽ もよよん ザクロ いもクリーム♪
(さくらあんず)いつも いつも さわがしいよ~ でもそれがいい さくらあんず~♪
(全員) オー このはな~ オー このはな~
いつも なにか すてきな ことが
うめももさくらあんずに まってるよ~♪
(まつくり) きんちょう しいの まつくりだけど みんなのうたは すてきだったよ♪
(フリー&給食)えんの したの ちから~ もちの~ おうちのひとも ありがとう~♪
(全員) オー このはな~ オー このはな~
いつも なにか すてきな ことが
まつくり おうちのひとに まってるよ~♪
オー このはな~ オー このはな~
いつも なにか すてきな ことが
このはなくらしに あるある~♪
オー このはな~ オー このはな~
ことしも いちねん いっぱい あそんだ~
120さい ありがとう~ 120さい ありがとう~♪

しかし、歌の最後で歌詞が飛び、あれ~という感じでちょっと口惜しい。よくよく見れば、前日出来上がったスタッフからの替え歌を一枚にまとめる際に、年長&お家の人のところの最終フレーズを外してしまうプリントアウトミスを後になってから気づきました。あちゃ~やっちまった~これも木の花あるあるか・・・(悲)。(まあこういうことがあると、来年またリベンジやな、とモチベーションもまた上がります。「来年、馬年やファンファーレ、リベンジなるか!」と言えば職員は無理無理と・・・笑)

かくて大掃除、終業式で2学期も終了となりました。120周年を迎え、改めてこれまでの園の歴史を振り返り、0歳から受け入れる園へと脱皮しこれからを見据える、そんな取り組みを職員一同で進めた一年でした。お帰りの歌を今のこども園の状況に合わせてリセットし、過去の作品たちを陽の目を当て、それらを作った子どもたちが凛々しく若者となった同窓会拡大版を開催し旧交を温め、これって木の花あるあるだよねえ~というテーマを120個集めた「あるある事典」作りも今、最終校正の最中です(年度内発行を目指して!)。
目の前の子どもたちと共に120歳になった一年を駆け抜けた一年だったか、と思います。様々なご協力を頂いたお家の方々には改めて感謝です。よいお年を!
あゆどん(記)




コメント