師走早々やらかしました
- 木の花幼稚園
- 11 分前
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今年もやってきました!「師走」を、目で、鼻で、舌で、熱さで、重さで感じる恒例行事「おもちつき」これがないと12月の感じがしないし、一年が終われません!
例年にない暖かさを感じる餅つき日和な朝。ホールから見える静かなお庭に前日にレンガを組んで作った竈(かまど)が2台佇み、「今日もこの日が来ましたね…」とよっしーを出迎えているよう。来ましたな…とたたきのドアを開けて、いざ!今日を楽しもうではありませんか!
「おやじの会」から寄付していただいた耐火煉瓦で今年は竈が2台ともしっかりとしたものに。去年は一台は割れたレンガとかをやりくりしてなんとか小ぶりな竈を作成。今年はめっちゃ火力がよさそうだ!
火おこしというものは、どうしてこんなにワクワクするのでしょう。人間の根本的な部分を刺激するのか、火が付き始める時のパチパチといった木材が弾ける音、空気を送ると煌々と赤く光る木材に心躍る47歳。
しばらくすれば子どもたちの賑やかな声が交ざります。子どもと一緒にお手伝いの父や祖父も参戦。今年も一緒に楽しみましょう!お手伝いの男性陣は、竈に薪をくべる子どもたちを見守りつつ、廃材となった薪についている釘を抜いてくれたり、細く割って子どもたちがくべやすいように竈の近くへ。
そうこうしている内に釜から強い湯気が立ち上ります。釜も「さぁどんとこい!」といっているよう。よし、ではいかせていただきます。蒸篭にもち米を敷き詰めて、どどんと4段釜の上に。一番上の蓋からシューシューと蒸気があがらないと蒸しあがりません。竈の焚口の前は、子どもたちが陣取っています。子どもたち、火が弱いよ!もっと薪をくべて!パタパタして!火ばさみを利用しつつ、時には手で薪を持って焚口へ。竈の中は煌々というより轟々。良い感じです。
さぁ、蒸しあがったぞー!!ここからは怒涛の餅つきラッシュ!年中さんを皮切りに次々と蒸しあがるもち米を学年ごとについていきます。年少、どんぐりちゃんとついていく。
…あれ?お庭の様子がなんか変だぞ…。なんかもう一台の釜の周りから火が出てないかい?近づいて見ると…うん、これは大変。すぐに上に乗っている蒸篭(せいろ)をどかします。釜の淵に巻いたさらしに火がついたのかな?でもどこからも火がもれてないんだけど…色々と原因を頭の中で探る47歳。中央から蒸気がでる小さな穴が空いている木の板が釜の上に置いてあり、それが一番燃えていたのでどかしてみると、マジで…(汗)釜の中のお湯が空っぽ。それだけでなく釜の底に大穴、底が抜けている!!だから火が直接上に上がっていたのか!と原因がわかったけれど、そんなことでなはい!ショックを隠し切れない47歳。もう一台の竈はもち米を入れた蒸篭を追加して乗せるときに釜にお湯を足したので大丈夫だったのですが、そこでもう一台にもお湯を追加するのを怠ってしまった47歳の大ミスなのです…。釜と木の板は使い物にならない状態に…。
皆さん、ご家庭でも「空焚き」にならないように本当に本当にご注意ください。
そして、その竈(かまど)の上に乗っていたもち米が入った蒸篭(せいろ)はどうなったかといいますと、小さな穴の空いた木の板のおかげで、蒸篭は無事。中のもち米は焦げたところもありましたが、ちょっと食べてみると燻された感じで燻製の味。捨てるのはもったいないので、お父さん達についてもらい、大人で食べました。「燻製もち」と名前がつけられて「これはこれで美味しいよ!」と評判でしたが、なんせ狙ってできたモノではないので、素直に喜べない47歳。
ベテランおもちつき名人さんからは、「おやじ達からもらった新しいレンガと、よっしーの竈の組み方がよかったから、火も強かったんだろうね~」と優しい慰めの言葉もいただき、来年度への戒めとして、自分のスマホに「穴の空いた釜」の写真を収めた47歳なのでありました。来年はこまめに釜の中のお湯チェックを!!
記:よっしー

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