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復活!おやじの会、交流レガッタ

 食欲の秋、芸術(創作)の秋で木の花祭りに向けた取り組み進む木の花暮らし。その一方スポーツの秋として、本日文化の日、おやじの会交流レガッタが河北潟でありました。

河北潟の奥には犀奥の山々そして初冠雪を被った白銀の白山が遠望・・・。穏やかな日差しを浴びて、絶好のスポーツ日和。10年以上前から男性保育者の会のもと各園(おやじの会のある県内の園)交流のボート体験&競技会を続けていましたが、コロナ禍で2年間の中断。今年は木の花おやじの会から是非に!と声が上がり、かつてレガッタで「死闘」を繰り広げた「因縁」(笑)のうのけ幼稚園との合同での簡素な会として復活。「簡素な」つもりでしたが、両園合わせて100人くらいの親子が集まり、昔懐かし、賑やかな会となりました。


 早朝からボートの搬出、テント設営等の準備をしているうちに三々五々、おやじたち、母たち、子ども達が参集。

 受付前から足慣らしならぬオールを漕いで腕慣らしをする、初参加の木の花のおやじの会会長は、「蹴散らしてやりますよ・・」と鼻息荒く、さてその勇ましさや如何に・・?

                  

 参加者全員で「お願いします!」と河北潟に一礼をして開会式を終えると、早速うのけボート部の講師の先達たちから漕ぎ方の講習会。ボートレースに参加する母たちもおやじらには負けられん!と意気軒昂。この日初漕ぎの母たちも「腹切り」などアクシデントを連発しつつも、徐々に慣れ、息を合わせてスムーズな漕ぎ方にちょっと自信をつけてきた模様…(多分)。


 講習会に続いて子どもたちのボート試乗体験。ライフジャケットを身に着けてもらって船に乗る子どもたちの中には、実際にオールを漕ぐ小学生、自前のライフジャケットを持ってきている子、母の膝に乗る小さい子など未満児から園児、きょうだいの小学生までが水上のミニ旅を満喫。湖上の風景を楽しみつつ、中にはもっと乗りたい!、という子どもも・・・。ボートが好きになってくれると将来が楽しみです。                  

 また試乗体験が続く中、うのけボート部の「ガオくん」のバルーンアートを子どもたちにプレゼント(以前、木の花にもバルーンアート企画で来てくれたことがあり、知ってる子も・・・)。材料費がかかっているので募金を募りつつ、様々なバルーンの世界とお土産をもらって芝生広場を遊びまわっておりました。


 その間、うのけと木の花でおやじたち、母たちのチーム編成を済ませて、チーム名を決めて母艇、おやじ艇との対決の準備に入ります(おやじ艇~木の花3艇、うのけ2艇、母艇~木の花2艇、うのけ1艇)。そのころから風が出始めて静かだった河北潟の湖畔が波打ち始め、風雲急を告げる雲行きに・・・。まさに因縁の対決に相応しい波乱万丈な予感漂う中、子どもたちに見守られて、先ず母たちが桟橋からスタート地点へ・・・。なかなかの荒波の中、スタートへ行くまでに逆風でもあり結構な時間を費やします。

                    

 荒波の中、白銀の白山をバックにいよいよ母艇がスタート地点に集結。500mの荒波の中での決戦の幕開けです。豆粒のように見える艇を眺めつつ、まだかまだか・・・と待ちくたびれた頃、アテンション・ゴー!各艇、白山に見守られる中、一斉にスタート! 

桟橋から遠くスタートしていても各艇間の距離ぐあいが不明ながら、うのけ母艇が先行、それを追いかける木の母の母艇2艇・・・。桟橋、芝生広場へと徐々に近づくにつれて子どもたち、おやじらの声援もヒートアップ。懸命にうのけ母艇を追いかけるも、木の母艇、力尽き、うのけ母艇が1着でゴール。口惜しさいっぱいの木の花母艇2チーム。でも大健闘です。


 そして母の仇はおやじらが取る!と木の花おやじ艇、3艇と地元の意地をかけて負けられない!うのけおやじ艇2艇が桟橋をテイクオフ。ところが、このころさらに風が強まり、ボートが桟橋から離れるだけでもかなりの労力を要するほどの波の荒い状況に、まさに「天気晴朗なれども波高し」。ロシアのバルチック艦隊を迎え撃つ日本海海戦さながらの決戦か!という熱い様相・・・。スタートポジションを何度かやり直しながら、5艇がスタート地点に並ぶだけで相当苦労しつつなんとかスタート位置に整列。そして各艇一斉にスタート!


 スタートしたぞ!という声と同時に桟橋からは子どもたち、母たちの「がんばれ~」の絶叫響く中、桟橋手前まではうのけ艇と木の花艇が、かなりいい勝負で競り合いながら接近。そして目の前を通過し、子ども達、母たちの歓声が背中を押していきます。ゴールにめがけて応援している子どもたち、母たちも追いかけて走ります。「がんばれ~」「いけいけ~」と叫びながら子どもたちもゴールを目指す中、木の花艇が頭一つ抜け出したものの、うのけ艇も猛スパート。二艇が前後してゴールへとなだれ込みました。勝負の行方は!?さあ、決着や如何に!? 

 ビデオ判定(笑)の結果、うのけ艇に軍配・・・(残念無念)。


 その後、うのけ艇、さらに木の花おやじ艇2艇が相次いでゴールへ・・・。惜しくも母の仇は打てずに返り討ちに遭ったおやじ達でしたが、力強いおやじの背中を子どもたちに魅せてくれ、これも大健闘。事前練習では鼻息荒かったおやじの会会長も、日ごろの行いを反省、本日より断酒を宣言(するわけないか…笑)、来年のリベンジを固く誓っておりました。子ども達、母たちの拍手に迎えられて両園のおやじ艇も帰還し、大波の中のレースは無事終了となりました。


 また全員で桟橋に集まり、閉会式。トロフィー、賞状はありませんでしたが、結果を発表し、謙虚で控え目な木の花らしく相手に花を持たせてうのけ艇父母の健闘をたたえました。最後に河北潟にお礼のあいさつをして終了。この後、艇を洗ったりしてみんなでお片づけを済ませて、3年ぶり開催のおやじレガッタ、散会となりました。

 おやじのみならず母ら、子どもたちにもボートの楽しさ、勝敗は別にして水上スポーツの魅力を知る新たなきっかけになれば嬉しいです。


 よかったら来年、興味のある方はどうぞお気軽にご参加ください。(応援やボート体験だけでも楽しいです。)

 今回、全面バックアップしてくださったうのけボート部の皆さん、バルーンアートの「ガオくん」、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!


 秋晴れの下、水上スポーツの秋を楽しんだ両園のおやじたち、母たち、子どもたち、お疲れ様でした。

                                 あゆどん(記)  

 

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