さて、お風呂屋さんは地域のあわづ湯さん。梅鉢湯に松の湯と園の近隣の銭湯が次々と店を閉める時代の世相に、金沢の誇る銭湯文化の行く末が本当に心配になります。そしてコロナ禍で2年間は園内でのお風呂作りや屋上プールを利用したお風呂から、再び原点に戻っての地域交流の銭湯体験の旅・・・。
あゆどんは2番手?3番手?チームに同行させて頂きました。
銭湯は以前下見をした子どもたちが道案内。午前中の大雨が嘘のように晴れ渡り、爽やかな犀川の風を受けながら、ルンルン気分で足取り軽く子どもたちがプールバックを手に跳ぶように歩いていきます。いくつか小路を曲がりしっかり子どもたちの案内であわづ湯に到着。
番台のおじいさんにご挨拶をして50円の入浴料を出していざ脱衣所へ。ロッカーや籠にそれぞれの持ち物を入れて服を脱いでまとめて、いざ富士山の絵の映える大浴場へ・・・。といっても銭湯です。昔ながらの赤と青のボタンを押してお湯と水を調整する方式に、目を丸くするも、すぐに慣れてきた子どもたち。頭、身体をさっと洗い、3種類の湯船にあちこち浸かりに行き、時には一緒に入っている地域の方と会話する子どもたちも・・・。子どもたちも「熱い湯とちょうどいいやつと水の三つあるんだ・・・」と、道中でも言ってましたが(下見の時にお風呂屋さんが子どもたちに中を見せてくれたそうです)、子どもたちの一番人気は水風呂…(笑)
テンションが上がるとついついジャンプしたり、お湯を掛け合ったりして、その都度注意をしていましたが、いやいやうちの孫に比べれば大人しいですよ・・・・と一緒に入っていた地域の方の優しいお言葉・・・。時には叱りつけてもらうのいい経験になる、裸の付き合いの銭湯文化をまったりと体感した子どもたち。
風呂上がりに、「気持ちよかったねえ~」「また来ようね~」と言葉を揃えて子どもたち。番台のおばさん、おじいさんにお礼を言って、幼稚園に戻ります。夏の夕暮れの風が心地よく、途中で金魚の養殖?しているお家を眺めつつ、犀川で鮎が跳ねる姿も垣間見つつ、鼻歌交じりに幼稚園へ・・・。
さあ、晩御飯作りの続きです・・・。
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