あゆどん(記&編集)
熱いもん・・・
さくら公園にお散歩に行った時の事
落ち葉が沢山落ちていたのでそれを集めて山にして遊んでいたぐみちゃんたち…。
落ちていた小枝に葉っぱを刺して、「焼き芋だ~」、「バーベキューだ~」と言いながら、葉っぱの山の周りに置いたところ、
それを取ったAちゃんは「ふー、ふー」としながら食べるマネっこ。
枝に指した葉っぱを本物を食べるかのように「ふーふー」としている姿が何ともリアルで、お口が可愛かったです。
焼き芋や、バーベキューはあっちちな物って知っているんだよね・・・。
身だしなみ・・・
おままごとの中にお化粧のクリームの空き容器があって、
その蓋を開けてクリームを顔に付けて、「お化粧」しているBちゃん。
「私、きれいになったでしょ」って声が聞こえてきました
ぐみちゃんらしいお家でママのやってる事のまねっこですねえ・・・。
あわわわ・・・
お庭に出てみると、
ミカンの木の下で、泡泡山盛りの大鍋スープをいくつも使って遊んでいるCちゃんとDちゃん。
「この泡はどこから・・・?」と思い、「何でつくったの?」と聞くと、
お互いの顔を見合わせ、ヤバいという顔をする2人。
何も言わないので、「何処にあったものを使ったか教えて」と言うと、
Dちゃんの目線は手洗い場の方を、CちゃんはDちゃんの後ろにすばやく隠れていました。
庭の手洗い場には空っぼになったハンドソープの容器があり、
それを2人に見せて、「これで泡泡スープ作ったの?」と聞くと、
Dちゃんはゆっくり手を上げたのですが、CちゃんはDちゃんの背中を盾にするように益々小さく隠れています。
覗き込み「Dちゃんも、やったんでしょ⁈」と言うと、
「お母さんにいってやるー‼️」と絶叫するCちゃん・・・。
お母さんに何を言うのさ、
お母さんにこの事をバレたら、叱られるのは貴方でしょ!
と、思わず笑ってしまったはっしーでした。
実験中・・・
他の子らの遊び残しの絵の具水(オレンジ色)を見つけたEちゃん。
大鍋に色水を移し、水を継ぎ足し大量のオレンジスープを作りかき混ぜながら
何かぶつぶつと言いながらかき混ぜています。
テーブルにはオレンジスープをいくつも入れた小皿も並べていて、
その様子は魔女の子供が、媚薬を作る実験中に見えました・・・(笑)。
偶然の産物・・・
庭でFくんとGくんが、細いパイプ類を出してきて、「これ、これに入る!」と、喜んで遊んでいました。
そのうちFくんがトイを、取りだし、トイに穴がある事に気づき、その繋げたパイプをトイの穴に入れてみたら、
偶然なのか、分かってやったのか??? なんとトイが斜めに自立したのです。
それを見て、「水ビームする」とFくんは言って、トイを付け足し、
水を流そうとしたところで、お片付けの声が・・・。
それでも「流れるか実験してみよ」とFくん。
水はトイの途中から斜めにダダ漏れ。
ですが、Fくんは、「流れた!」と、大喜びでした。
・・・木の花あるある その9 壊れたモノ
罠・・・
鉄棒の後ろで、じっーとしゃがみ込み、土に埋めた棒を見つめるHくんとIくん。
「何してるの?」と聞いて見ると、
「虫の罠作ってる。この木に虫が停まって、そこを捕まえるの!」との事・・・。
なるほど!・・・、
この2人なら、虫が来るまで、ずっと待っていられるかもと思うのでした。
無理は禁物・・・?
片付けの時間のとき、ホールで大型積み木を片付けていたJちゃん。
寸胴型の積み木を運んでいると、
「えりりーん! 腰やりそう」と言ってきました・・・(笑)。
"腰やりそう"の表現にビックリ!
思わず「いやいや!その歳で腰やらないでしょー」
とツッコミを入れたくなりましたが(笑)、
私がよく腰を痛めてるのを知ってるのかな?
周りで聞いていた他のさくらあんずさんもつみきを運びながら「腰やりそう」とみんなで言っていましたー(笑)。
木の花あるある その9 壊れたモノ・・・偶然を見出す子どもの遊び心
木の花の遊具類の中には本物のモノを置いています。おままごと道具の鍋やらフライパン、トングなどもそうですし、化粧品の容器類などの細かい廃材であったり、不要になった(使えない)パソコンのキーボード、パイプや配管、ホースなどの類など諸々です。あるいは工事業者さんが工事のたびごとに置いて(残してくれた)△コーンや工事棒(黒と黄色の縞模様の棒)・・・。昔から大人の生活上の不要になったモノたちは子どもたちにとっては宝の山。お料理ごっこ、お家ごっこ、工事現場ごっこなど大人の世界を真似た(模様した)遊びを様々なこうしたモノを駆使して、オリジナルな遊びをあちこちで展開している木の花っ子たち。リアルなモノがさらに想像力を膨らませて、色々な世界を子どもたちは創り出していきます。そして時折、こうしたモノたちに更に破損が生じたモノも混ざっています。スタッフが気付かず・・・というのも木の花あるあるですが(笑)、あえて、もうちょっと置いておこう・・・という貧乏性も木の花あるあるです…(笑)。
子どもってこうした壊れた何かから、また別の世界を見出す天才だったりするから・・・。(映画トトロの中で、壊れた鍋の穴からトトロを見つけたメイちゃんのように…。子どもだけが見える世界が広がっているのかも…。)
遊び方(使い方)の決まっている遊具も全く偶然違う遊び方を見出すことも実は子どもた
ちはよくあります(特に年少さんや未満児さんなど)。将棋の駒をドミノにしたり、けん玉の球を転がして回ってみたり、一輪車をひっくり返して鉄棒を手にしてタイヤの上に乗ってルームランナー?にしていみたり、△コーンの穴に傘の上の心棒を入れてコマのように回してみたり・・・。こうしてみよう・・・と思う前に、たまたま将棋を箱からひっくり返したら駒が立っていて・・・、たまたま床に落ちていたけん玉を持って歩いてみたら・・・、たまたま一輪車が鉄棒のところで横倒しになっていたから・・・、たまたま雨の日に傘をさして遊んでいると△コーンが目に留まって・・・などなど。偶然を必然に変えるのは子どもの発想力。そうした力は壊れたモノであっても何か?できる・・・という創意工夫の原動力にもなり、同時にすぐに新しいモノに取り換える、ではない、「もったいない」心が何か別の使い方を考える環境教育にも繋がっている、と思うのです。
皆さんのお家では如何でしょうか?
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