テレビから 飛び出す世界を 楽しまん・・・
- 木の花幼稚園
- 1 日前
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師走に入り木枯らしも強く吹くようになりました。先週もちつき後の夜半、庭の巨大タープは、ぱっか~ん!と真っ二つに裂けて、悲しくも撤収、廃棄となりました。(こんな裂け方は初めて。北陸名物「鰤起こし」恐るべし!)とはいえ転んでもただでは起きない木の花! 切れ切れのタープで色々な装束を作っていた子どもたちに負けじとあゆどんも作業小屋のミニタープをツリーハウス横に設置。するとすかさず子どもたちもちゃっかりお家ごっこ等で活用しております(笑)。いましばらくツリーハウス再建プロジェクトの作業や材料置き場にもなりますが、12月中には悪天時の遊びとして使えれば、と思っています。
そんな中、先週金曜日(12日)に年中さんの発表会が、発表会シーズンのトップを切って開幕しました。

今回、年中のさくらあんずさんは、「さくらあんずテレビ」と称するテレビ局から放送するパフォーマンスと劇を3つのグループがそれぞれ1チャンネルづつ「放映」するパフォーマンス。「生き物チャンネル」、「はしるチャンネル」、「映画チャンネル」という3つのオムニバス。
一つ目は「地球ドラマチック」か「ダーウィンが来た」か、そんなイメージでの番組が「生き物」好きの子らが集まってメインを演じた「生き物チャンネル」。庭での虫探しのみならず、マニアックな危険生物など図鑑等など生き物研究には余念がない子ら。ミイデラゴミムシなんてあゆどんも初めて知りました。動きや形、武器や技などをどう表現するか?がポイントで「生き物」なのでしゃべりません(笑)。TVのナレーションは別のグループの子らが担当しており、生き物たちの動き方も「脚本通り」という訳にはいかないのがやっぱり「生き物」ですねえ(笑)。

動きが止まったかのように見える時間もあり長かったかと思うのですが、視聴者役で急遽入った担任とテレビ局の電話でのやりとりなど辛抱強く見守ってくれたお客さんたちに感謝です。(このあたりの詳細はHPの書き込みで担任が解説しています。)

二つ目は金沢マラソンに参加したお家の人を応援していたという子もいるこのグループ、メインのマラソンに出る子らは身体を動かすのが好きな子らで毎回盛り上がっていたそうですが、給水所や誘導係のお巡りさん、沿道の応援隊など、ランナーたち以外にマラソンを運営する側のサポート、つなぎ方も絶妙で、こうした別チームの支えがランナーたちの盛り上げに一役、二役と買っていたようです。

三つめは「木の花幼稚園を舞台にした夜の生き物たちの物語。主役は「柿」(笑)。なんせ今年はよく柿を取り、食べましたもんねえ。幼稚園の柿が夜どうなったのか?というお話で、最後のオチは柿ジュース。これはさくらあんずさんの体験そのものか・・・と笑えますが、ガチャガチャの自販機などの段ボールに人が入る仕掛けやミキサーの様々な音響も別チームが担当していますが、実際の体験が活きていることを感じさせます。

チャンネルが切り替わるごとにテレビの背景画面としての大型積み木を回したり場所替えしたり、チャンネル切り替わり毎にオリジナルのCMソングも入るなどクラス全体で一つのテレビ局を創り上げているチームワークが見せ所のひとつでもありました。ここらへんのチームワーク感って、例えば、練習終了後にお昼ご飯を終えてからの自由遊びで、さくらあんずさたちがこぞってホールで既存の大型積み木の背景を組み替えて、ケンパープレート加えて、ホール全体を迷路にしていく様子なども、あゆどんはお昼ごはんを食べながら見ていて、面白いなあ、と感心したところです(うめももやまつくりなどもどんどん迷路に引き寄せられて・・・)。

三つのチームに分かれてのそれぞれ毛色の違った表現を志向しつつ、同時に他のチームを我が事のようにサポートすることで、自分たちのテレビなんだ、という一体感を作っていく取り組みが、自由遊びの場でも自然に出ているのが伺えます。

まつくりさんの友情出演は同じくテレビ、木の花チャンネル。さくらあんずさんの発表会観戦の感想とクリスマス会の宣伝を兼ねたテレビ中継のパフォーマンスでした。そして最後はお家の方々(お父さん含め)の劇。子どもたちの人気の絵本、「11ぴきのねこ」のさくらあんずバージョン。さすがですねえ。歌あり、笑いあり、仕掛けの場面展開ありと、ぐみちゃん、どんぐりちゃん含めて子どもたちは大喜び(感謝、感謝です)。

異学年のお家の方々のお客さんも増えてこれも嬉しい限りです。
午後の自由遊びや預かりの時間に、さくらあんずさんのテレビ枠でうめももちゃんたちが早速テレビごっこ。色々な番組を自分たちでアレンジ。刺激をいっぱい受けた模様です。そして今月23日(火)は歌とリズムの祭典、クリスマス会です。りですが、主役の子どもたちの音楽表現の舞台をホール全域に広げて、歌とリズムの世界を楽しみ2025年の一年を締めくくる予定です。(クリスマス会の案内は後日。お楽しみに。)
あゆどん(記)




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