今月(10月)の木の花っ子のつぶやき&木の花あるあるコーナー
- 木の花幼稚園
- 4 日前
- 読了時間: 7分
あゆどん(記&編集)
<つぶやきは各スタッフたちから。つぶやきに関連した木の花ならではのミニ解説(由来、背景、理由など)も好評連載中‥(笑)。>
「あっ、行っちゃった~」
Aちゃんがぐみ棟の玄関に居た時のこと、お庭からズックを履いて0歳児の子が戻ってきて……
そのまま(ズックを脱がすに)入って行っちゃいました。
すると「あっ、ズックで入っちゃダメだよ。汚れちゃうよ~」
と囁くような声で言ったAちゃん。
急な事だったので、思わず出たのが小さな声だったのか……
それとも、自分よりも小さいから強く言っちゃいけないと思ったのか…………
本当のところは分からないけど、
「あっ」という表情のAちゃんでした。
「こっちに入れるんだよね!!」
栗のイガを拾っていた時のこと、火バサミで上手に挟んで栗のイガをつまんでいたBくん。
栗のイガが集めてある囲いがあってそこにポイ!と入れていました。
何個か囲いにポイ!とした後、一旦その場所に止まり、近くにあったビニール袋の方に行って、
そしてその袋の中にポイ!と入れたBくん。
ビニール袋はハッシーが集まった栗のイガを既に入れてて、それを見ていたんでしょうね。
ちゃんと中を確認してから、ポイ!と入れて
Bくんの頭の上には「こっちに入れるんだよね!!」と吹き出しが出ているようでした。
それにしても、火バサミの使い方が日に日に上手になっていくぐみちゃんです(最高)。
「Dが行く!」
はっしーが庭作業のために物置のカギが必要になり、近くにいたどんぐりのCくんに
「職員室行ってカギ頂戴してきて!」とお願いしてみたところ、二つ返事で「いやだ…」。
そこにたまたま通りかかったDくんが「Dが行く!」と、はっしーにアピール。
はっしーは驚きつつも、「どこいくかわかる?」「カギ頂戴っていうんやよ」など、ちょっぴり手厚くご指導。
どうなることか・・・ちょっぴり(後ろから気づかれないように)ついて職員室まで行ってみると、
D「カギ頂戴」 先生「誰が言ってた?」 D「うん??」 先生「う~ん、誰がカギほしい?」 D「はっしー!!」
…と見事カギゲットで戻ってきました!!
月齢の低いDくんだけど、自信はいっちょ前で見事おつかいを成功させるのでした~ ・・・木の花あるある その18 「職員室ってどんなとこ?」
「車の音の正体」
たたきのすみっこで年中さんが木の花まつりで使うクッキー用のどんぐりをミキサーにかけていると…
後ろから「車の音ってことね!」という声が聞こえてきました。
おや?と思って後ろを見ると「王様の椅子」(注 たたきにある手作りの椅子)に座っていたGちゃん、Hちゃん、Iちゃんの年少さんたちがミキサーの音を聞いて、なっている時に車の運転する真似をしていたのでした。
どんぐりが固めなのでミキサーの音は結構すごい音。それを活用していたのかー!と感心したのでした。
「誘惑」
焼きいもをしていた日の事。焼き加減も良い感じになり、どんどん焼き上がっていました!
火のそばで焼き上がりを待っていたEくんとFくんに、あかねちんが「内緒で味見する??😁」と聞くと、
「うん!(小声)」と答えていました(笑)。そしてホッカホカのおいもを分けて、パクッ!「美味しい!!!」
ほっぺたが落ちそうな表情だけど、どこかコソコソな雰囲気の振る舞いの2人😂
食べ終わったEくんが「じゃあ!皆にできたって言ってくる!!」と意気込み行こうとしたところで、一緒に食べていたはっしーが「誰にも言わないでひとりじめしたら?そしたらいっぱい食べれるよ?」と誘いかけると
「だめだよ。みんなのだから。」とキッパリ断っていました(笑笑)
その後、庭で遊んでいたうめももちゃんたちに「焼きいもできたよー」とお知らせしていましたよ〜。
あかねちんだったら独り占めしちゃうかも😂えらい!その心意気に感心しました!!(笑)
「励まし」
お昼ご飯後にJくんとKくん2人でうめももの部屋にて遊んでいると、
「消防車」(うめももの部屋の中くらいの積み木)がガタンと崩れて、Jくんが運転席から床へとドンと落ちてしまいました。
グッと涙を堪えるJくん。その姿を見てKくん「J!Kいるから大丈夫だよ!Kいるから大丈夫!!」と必死に励ましていました😄
励ます言葉のチョイスが面白かったです😂 いつもお家でそんなような事言われてるのかな〜🤣
「伊達に毎日履いてない!」
ホールが木の花まつりのお仕事や、栗の皮剥きなど、遊具庫がなかなか開けられない状態。
そんななか年少のLちゃんが遊具庫の中に片付けてある「スカート欲しい!」と言ってきました。
『毎日スカート?もっと他のもので遊べばいいのに〜』と思いながらも、ちゃんと言いにきたので遊具庫を開けました。
しかし、待てど暮らせど出て来ず、よく見るとスカートが散乱。え〜なんで!?と叫びそうになったんですが、
「一番長い(丈)探しとる」と一言。ちゅーりん、今まで長さに違いがあるなんて全く知らなかったんですが、よく見てみると、ミニスカタイプとロングスカートタイプの二種類かつ、手作りなので丈が微妙に違っていることに初めて気付かされました。
毎日スカートばっかり…と思っていましたが、毎日履くだけはあってしっかり違いを感じていたLちゃんでした。
「きのこ」
縦割り遠足でどんぐりを探して拾っていると、前日雨が降った事もありきのこがよく生えていました。すると、きのこを見つけたMくん「どっころどこキノコ🎵」と歌い始めました。ちょっと歌詞が違うなーと可愛さを感じつつ聞いているとまたまた違う声で「どっころどっこキノコ🎵」と歌う声が聞こえてきました。誰かなと見るとその声はNくんでした。うめももとまつくり2人で歌詞をちょっと間違えつつも歌っている姿が面白くもあり、ほっこりしました。
「友達」
縦割り遠足の日のこと。出発しようと玄関に並んでいるとかたつむりがいました。それを見ていたきんもくせいグループの子たち。出発して歩いているとOちゃんが「かたつむりいたら幼稚園につれてこ」というので、「何で連れてくの?」と聞くと「お友達になるかもしれんし」との事でした。「お友達がいた方が楽しい?」と聞くと「うん!」と嬉しそうに答えていました。Oちゃんのお友達といる楽しさを感じつつ、途中でかたつむりと出会って引き返すのをドキドキしながら歩いたのでした。
木の花あるある その18 「職員室ってどんなとこ?」

「職員室」って学校のイメージではちょっと入りにくい場所と思われがちです。木の花では、指を押さえた子が来て指を差し出して絆創膏を貼ってもらったり、「ダンボールカッター貸してください」と棚から持っていったり、「大きいボンドください」とクラスの先生に頼まれて来たり、自分の作るモノに必要な「輪ゴムほしいの・・・」とか「要らない紙ください」など必要なものが職員室にあることを知っていて調達に来るなど、子ども達が次々訪れます。時には先生に頼まれた用事でドキドキしながら来て、言葉を発するのに勇気を振り絞る子もいます。それぞれの子どもに、事務の先生だけでなく、その時職員室にいた先生が対応。子どものドキドキを察して優しく聞き出すこともあれば、子どもが自分で動く機会にしたくて先生は知らん顔して待つこともあります。
子どもたちが職員室に来る用事で一番多いのは「冷たいの!」と冷蔵庫の保冷剤を取りにくること。ぶつかってもぶつけても大概のケガはこれで治っちゃう。誰かがケガをして泣き出すと周りの子どもたちがこの魔法の「冷たいの」を求めて我先に走り出し、急ぐあまり、黙って冷蔵庫から保冷剤を出して持って行くこともあり、「黙って持って行かないで!」と呼び止められて職員室に戻って説明。保冷剤を職員室に取りに行くことは子どもが簡単に「自分の出番」を得ることの出来るいい方法になっているようです。どんぐりの子がお使いとして職員室に来ることは稀ですが、何か痛い思いをしている子を見つけると、この保冷剤を取りに来るどんぐりちゃんもいます。上の子らの様子を見ているんでしょうね。

職員室を居心地のいい場所として使う子どもらもいます。ホールやクラスの喧騒から逃れ、お気に入りの絵本を読んだり、お絵描きしたり、はさみでチョキチョキ製作したり、話し相手の大人を求めたり、PCの画面や電話、印刷機などの機器類に興味津々の子も・・・。それぞれに居心地のいい空間にしていて、そんな子どもたちの間で職員室で生まれる新たな関係があったりします。

職員室は、子どもがクラスでは見せない姿が見える場所でもあり、子どもは立ち入り禁止にはしていないのが木の花あるあるです。(もちろん大事な来客や会議、あるいは卒園文集の印刷時などどうしてもだめな時は鍵を締めますが、それでも鍵を外そうと奮闘したり、出窓から入ろうとしたり、奮闘ぶりにも目を瞠らさせます・・・。<笑> 右画像は3日間の卒園文集印刷終了後に、カギを解禁。自分たちの文集の出来を見たくて雪崩れ込んできた年長児たちです。)




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