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採り拾い 集めて作るぞ お店屋さん

更新日:4 日前

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今年もアフター運動会で運動会で使用した道具やモノなどを出したままにして遊び、他学年の演技、遊戯なども堪能しつつ(よく覚えているモノです)、栗拾いが盛んに見られる秋たけなわの日々・・・。

 落ちてくるイガを年長、年中が火ばさみでつまんで拾ったり、足やお玉等で栗の実を出す姿を見てか、年少やどんぐり、最近はぐみちゃんも真似して拾う姿なども伺えたり、ブランコの前の柿も赤みを増してカラスがねらい始めるや、負けじと子どもたちも柿採りに奮闘する様子も・・・。

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 また縦割り遠足では地域のあちこちから椎の実、マテバシイなどの食べられるどんぐりを拾ってきたり、近くの足軽屋敷からザクロの実を採ってきたり、春に拡張した畑の芋ほりをしたり、収穫の秋を満喫している子どもたち。採ったモノは早速ご賞味。採れたての新鮮な味がまさに旬。只今そうした木の実や

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収穫物等を素材に様々な秋の味覚を楽しみ、木の実類などは遊びにも活用しつつ、お店屋さんの取り組みも本格化・・・。

 

 ホールや各部屋ではモノづくりやお店屋さんに向けた様々な試作、試食があちこちで展開しています。

 朝の自由遊び中からすでに「お仕事」として、芋つるをリースにしたり、段ボールや紙、ペットボトルなどの廃材や端材、毛糸や布などのモノなどを活用してお店屋の「商品」やゲーム屋さん作りに勤しむ年長、年中の子どもたち…。遊んでいるかのように見えますが、本人たちは至って真剣。グループや個々の子どもたちが考え、アイディアを出し合い、お店屋さん作りに邁進中です。  


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 そんな木の花祭りシーズンに東京から幼児教育の研究者の方が来園(年長&年中の父レクにも土曜保育の子らと同行)。自然環境と子どもの育ちの関係性を研究テーマに全国の代表的な園を回りつつ、木の花にも何度も足を運ばれている先生が、「縄文人やってるねえ!」と感嘆していたのがこの時期の木の実類の収穫風景。例えば柿・・・。

 

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 身の周りの工事用の棒を利用したり、虫網を持ち出したりして採ろうとする姿や、採った後食べ合う光景が特に年少の子(あるいはどんぐりの子)たちだったこともあり、驚きと感動の目で記録されておりました。虫取り(トンボ)を素手で捕まえる木の花っ子の姿も目撃され、こうした「狩猟採集」の姿は原始時代の「縄文人」という賞賛の表現に(他の園で見る学年の一つ、二つ年上の姿だよ、とのこと。私たちには見慣れた光景なのですが)。

 


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 人類は狩猟採集社会から農耕社会、工業(産業)社会、情報社会、そして今やIT+AIの5G世界(第5世代移動通信システム?)とか。アイパットを保育教材として子どもたちに提供する園もありますが、件の先生は「子供の成長の道筋は人類進化と同じ過程をたどる旅。発達の順序性から言えば「狩猟採集」体験が先ず基本」とか。五感をフル活用して「狩猟」(虫だけど)「採集」を満喫しつつ、それらを駆使して「農耕」の収穫も使いさらに身の回りのモノを駆使してお店屋さん(産業と商業)という取り組みに繋げている以上児たちの姿を未満児たちも見て、肌で感じている意味(特に2歳児さんの姿の凛々しさ)を強調されています。自身のできる力を超えて一歩先を「やってみたい」という潜在的発達を促す機会になっている、と。それぞれの学年の取り組みが見える環境に留意し、子どもたちのやってみたい、という想いを土台に人類史の追体験ができる、木の花の保育への心強い感想を外部研究者から頂き感謝、感謝です。 

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 見つけて、触って、嗅いで、聞いて、味覚を味わって、五感をフル稼働しながら日々を楽しみ、年長、年中の姿に触発され、年少さんもちょっとずつお店屋さんを意識し、どんぐり、ぐみちゃんたちも庭やホールでこうした雰囲気を感じつつある幼稚園。またお仕事の合間には庭に出て遊び子も増えています(園庭ワクワクプロジェクトをアフター運動会に持ってきたことも影響あるかも・・・)。ツリーハウス再建プロジェクトも第2ステージが始まり、材料を調達しながら好き者のおやじらの手を借りつつ(職人肌!の技には感嘆感涙!こちらも学びいっぱいです…感謝!)、作業期間と解禁遊んでOK期間を繰り返しながら、やわやわと進んでいます。(一度縄梯子の位置を確認するために付けたところ、縄ばしごを登りたいという子らが試登も・・・。造りのイメージが具体化されました。)

 

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  秋の深まりと共に庭でたっぷりと身体を使い、創造と味覚の祭典への準備、取り組みが木の花暮らしの中で具体化している今日この頃・・・。今からお家の皆さん、しっかり小銭を貯めておいて下さいませ(キャッシュレス時代になんとアナログな…笑。でも貨幣経済をリアルに体感するには本物のお金だからこそです。どうぞ当日はたくさんのお客さんのご来店をお待ちしております)。

                                                   あゆどん(記)

 

 

 

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