今月(7月)の木の花っ子のつぶやき&木の花あるあるコーナー
- 木の花幼稚園
- 7月22日
- 読了時間: 9分
あゆどん(記&編集)
「あれ?空っぽ」
ぐみちゃんも毎日のように水遊び💦💦💦
自分でプールバックを持って2階へ行き、遊んだ後もプールバックを持って下に……
Aちゃんもおっきなバックを持って、ハイハイしながら階段を降りていたのですが、
降りて行く道中に中のものが1個ずつ落ちていて………
降りている時には中身が落ちていることには全く気づかす、下まで来た時にバックを持ち直して初めてそこで
空っぽになっている事に気づいたAちゃん。
その時の顔がまさに「アレ、ない?」と言っているようです。
すぐに階段の上の方を見て、
「あったー」と言うように指さししてました。
見つかってにっこりのAちゃんでした。
「いないいないばあ~」
扉など色んなところで「いないいないばあ~」をしているBくん
ある時は小さな積み木の蓋(こども顔が隠れるくらいの大きさ)の真ん中に
丸い◯穴が空いてて、
そこから覗いて「いないいないばあ~」で顔を出して……
とやっていました。
色んなモノの形を利用して、しかも小さな穴から覗いて「ばあ~」とするのがとっても可愛いのです😊
「見てたぞ!」
お片付けをしている時のこと、ぐみのお部屋にあるキッチン台には
下には扉が付いていて、そこにもお茶碗や鍋などを片付けるのですが、
せっせ、せっせと片付けて、もうそろそろ終わりかなぁ~と言う時にCくんが来て、
「おしまい」と言って扉を閉めて行きました
絶妙なタイミングで閉めに来たのにはビックリ👀 どこで見てたのかなぁ~?
ナイスタイミング!!
「2歳児ワニを喰らふ♡」
お庭を見ながら、ごはんを食べていた時のこと。どんぐりちゃんのDくんが、お昼寝でぐみ棟に向かう為、
とことこやって来ました。ふと、私のお皿をじっと見て、「ワニだ」と一言。
ワニ?!、、と、Dくんが指差した先を見ると、ゴーヤ(笑)。
まつくりさんが育て収穫したゴーヤ炒めのおすそ分けがちょこっと入っていたのを、めざとく見つけた模様(笑)。なるほど、そう言われると、ゴーヤの凸凹がワニの背中に見えてくる!可笑しいやら、可愛いやら、思わず大笑い!!
「ワニ、食べてみる?」と聞くと、表情を変えることもなく「うん」と頷き、パクりと。
苦っ!、、のリアクションを期待してたのですが(笑)、
至って真面目な顔でもぐもぐもぐ、、
「苦くないの!?」「うん」 もぐもぐもぐ、、
「おいしいの!?」「うん」もぐもぐもぐ、、。
全く怖気づくことなく、飄々とワニの味を噛みしめる姿が、
なんだか頼もしくも見えたのでした♡
「気になるぞ・・・」
年長さんのお泊まり保育の前の日、
先生が「明日はいよいよお泊まり保育だ~!」と言うと、
「さくらあんずさんも泊まるの?」とEくん。
「まつくりさんだけだよ~、あと先生!夜はおばけとか迷路とかあって楽しいんだよ~」と先生。
そんな会話を聞いていたFちゃんが「夜お庭から見てたらどうする?!」と
にやりと笑っていて、
Gちゃんも「こっそり見ちゃうもんねー!」と
お泊まり保育に忍び込むらしい発言・・・(笑)
なんか楽しいことが幼稚園であるらしい!
見に行きたいな~という2人と
自分が泊まるのか気になるFくんなのでした♫
「本当はね…」
まつくりさんが一緒に寝る先生にご挨拶。今回泊まらないちゅーりんには誰も声をかけない…
寂しさのあまり「誰先生がよかったん?」とまつくりの子らに意地悪な質問。
思い思い、優しい先生がいいだの、若い先生がいいだの、ちゅーりんがいいだの・・・(笑)。
そんな中Hちゃんだけ真剣な顔で、
「初めてお泊まりだから、だれがいいとかじゃなくて、みんなで寝たかった…」とポツリ…
それめっちゃ大事な気持ち!
決める時には言葉に出なかったけど、見通しがたった残り数日で
ようやく本当の気持ちが溢れた様子でした〜。
「3人おる」
お泊まり保育のお家の人のお迎えを待つ間、
「お泊まりどうやった?」とまつくりさんに聞いたところ、
「ちゅーりんに似た声のお化けがおった!」とのこと。(泊まらずに帰ったはずなのに…。)
「えーちゅーりん帰っとったやん!」と記憶を呼び起こす子どもたち。
すると、少し離れたところからIちゃんが、ぼそっと一言「3人おる」と謎のつぶやき。
なんと世の中には顔も声も似た人が3人いるそうな・・・(笑)。
お化けと似ているのは複雑な気持ちですが、子どもたちはそれで納得しようとしているみたいでした〜。
・・・木の花あるある その16 お泊り保育に集う物の怪たちとは・・・?
「まさか今日も?」
まつくりのお泊まり保育の時、Jちゃんに『お母さんとお父さん一緒じゃないけど大丈夫?寂しくない?』と聞くと
『ぜーんぜん寂しくない!だって、J、いつもお父さんのいびきで全然寝れないもん』
『じゃあ、今日はぐっすり寝れるかもね』というと、
『あーーー、今日はよっしーのいびきで寝れんかもー』
よっしーのいびきで寝れるか心配するJちゃんでした・・・(笑)。
木の花あるある その16 お泊り保育に集う物の怪たちとは・・・?

これまでのお泊り保育(自分の知る限り)、夜のお楽しみには大抵、幼稚園の夜の探検、宝探し、夜のかくれんぼ等々、まあ肝試し的な要素の遊びが入っています。ズバリお化け屋敷を銘打ったものもあります。中には夜のお散歩・‥というのもありましたが、犀川神社や雄山神社でも「お化け」が出るような、そんなお散歩もありました。子どもたちがやりたい!と言っても全員が同調しているわけでもない、意見が割れて、園内でお化け探検、園外で虫探し・‥という分かれた活動をするケースもありました。(夜の探検か?朝の虫取りか?で朝チームは早めに寝る…という別れ方をしたケースも・・・。)

いずれにしろ、それでも歴代の子どもたちの大半は夜を楽しむ一つの手法として「肝試し」(とは呼びませんが)的なドキドキ感を自ら求めているようです。その中でお化け自体になる子もいます。同時に、自分たち以外の「物の怪」の登場を求める(願う)こともあれば、担任からの要請で「物の怪」を志願する大人も出てきます。ここで言う「物の怪」は、お化け、幽霊(雪女)、妖怪に止まらず、これまでも「宇宙人」「蝙蝠男」「おたからまんちん」(絵本『めっきらもっきらどんどん』より)「忍者」「故老」など、要は子どもにとっての想定外の「何者」かです。だいたいあの先生でしょう・・・と推測されるかと思いますが…(笑)。

この「何者」かの成り立ち、出で立ちがどうも「節分」的な、ある種の狐とタヌキの化かし合い的な、大人の遊び心がいかんなく発揮されるのが木の花あるあるかもしれません。例えば、探検の道中に屋上にて星空を見る・・・と、そこに「宇宙人」が出たり、道中に資料室、会議室があるとここに「雪女」が待ち受けていたり、庭を回るとなると、ツリーハウスの上から「蝙蝠男」が舞い降りて来たり・・・。出会うだけでも驚きます。(大人でもびっくりでしょう。)「宇宙人」は何やら宇宙語で喋り、宇宙人の母星である「石」をくれたり、「雪女」は冷たい氷をくれたり、(アイスノンでキンキンに冷やした・‥笑)手を触らせたり、「蝙蝠男」はロープを使って懸垂下降でツリーハウス3階から降りる途中でロープがキンク(絡まって)宙づりとなり、まさに空を飛ぶ「蝙蝠」になったり…(笑)。それらしくあの手この手の化かし合いです。

子どもの方も大泣きしている中でも意外にこちらの話も聞いていたり、驚きながらも冷静に受け答えしたり、泣きながらも「物の怪」たちの様子を観察していたり、普段と違う非日常の場面で発揮される子どもの別の素顔が垣間見えたりもします。翌日(あるいは終わった後)、あれは○○先生だよ、、○○○だったね~という声も聞きます。
さて今回のお泊り、ホールに面したどんぐり部屋に「雪女」「雪だるまお化け?」、庭に「河童」、ぐみ棟に「謎のゾンビ?」を各先生が志願。庭に出てからチャレンジコースと簡単コースに分かれて、簡単コースは庭の倉庫前まで行く・・・という道順を聞き、庭の物置側で危なくないか、チェックできる大人の配置として、物置に潜む「忍者」の役柄で混ぜてもらいました。

「忍者」といっても、黒布を被って、栗服に布をまいただけのシンプルなスタイルです。特段化粧もせず、目でバレるのでサングラスして(どんな忍者や…笑)、手もバレやすいので、沢登り用のグローブをつけ、足回りもバレやすいので、沢足袋に黒スパッツをつけ、「忍者」なので、氷壁用のアイスアックスを持って(もう片手は資料室にあった木製の大型コシキダ~雪用シャベルです)、物置で待ちます。出で立ちだけですと、「蝙蝠男」となんら変わりません…(笑)。
しかし外と違い、物置なのでめちゃ暑いので、物置のドアを少しだけ開けて風通しを作ります。(でないと音も聞こえないので。なんせ始まります・・・というスタッフの合図もないので、全部聞き耳立てて自己判断です。ここらへんも木の花あるあるですよねえ‥‥笑)。

しばらくはチャレンジコースに行く子が多かったのか?静かなものでした。ようやく聞こえてきた子どもの声。物置の前に子どもたちの作った「宝箱」があるので、それを取る瞬間に「曲者、だれじゃ~!」と物置のドアをがらがら~と開けて、コシキダとアックスをかざして黒い輩が出てくるのですから、驚くのは無理もありません。「わしは木の花の初代園長、長實子様に使える忍者、猿飛モン吉じゃ。そちは木の花の宝を狙う盗賊じゃな・・・」という前口上で、「違います!」と言い切る子はまだ冷静ですが、大泣きで何も言えない子もいます(当然です)。そちが盗賊でない証として、木の花クイズに答えてみよ・・・」と続けて、「先生の中で一番、働き者の先生は誰じゃ?」と聞くと、「あゆどん」と応える子は、薄々こちらの正体を予測している、冷静な輩かもしれません。一方「りっちゃん」とこたる子もいて、これはこれで驚き。冷静に幼稚園の中で一番働くとは何か?考えての応えですもんねえ。
クイズの中で今どきは不適切表現かもしれませんが(明治時代からのタイムスリップ忍者なのでお許しを)、「先生の中で一番めんこいのは誰じゃ?」と訊くと、「めんこいって何?」とこれまた冷静な質問。こどもって泣きながらもしっかり聞いているのがよく分かります。「めんこいとは、かわいい、という意味じゃ」と言うと、「○○○○っていう先生がいてね。知ってますか?すごくかわいい先生なんです」と大人顔負けの応え(笑)。
まあ他にも「くしんぼう」「かっこいい」「おっちょこちょい」等々色々な要素で聞きますが、応えたものが全てその子にとっての正解。なので、応えたら、「おお~間違いない、おぬしは盗賊ではなく、っ木の花っ子に間違いない。さあ、ゆけ・・・」となります。
ちなみに物置のドアを少し開けて待っていると、倉庫の中で付けていたランタンの弱い灯りが少し外に漏れます。ここに気づく子もいるんですよねえ。ホントに怖い子は宝箱めがけて一直線ですが、冷静な子は灯りに気づいて歩みを止めて、逆に物置の中を探ろうとする(気配を手前で消して)。中にはそういう冷静な子がいて(まさに忍者向き‥笑)、子どもって侮れんなあ・・・と改めて感じ入ったところです。
「怖さ」との折り合いのつけ方をその子その子でその場で如何に対処している様子を間近に見えるのが面白く、なのでスタッフの中で志願者が毎年出るんでしょうねえ…(笑)。




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