新緑に 染まる庭には 火の粉舞う・・・
- 木の花幼稚園
- 5月9日
- 読了時間: 5分

新入園の子を含めて子どもたち一人一人を紹介する恒例の連続クラス便り(ぐみ、どんぐり、うめもも)を入園式の翌週から朝玄関先で配布していると、この時期の朝の登園時の子どもたちの様子もそれぞれ伺えます。大半は受け取ってすぐにお家の人に渡すのですが、中には頑として受け取らんぞ!という肝の据わった子もいれば、「ぼくの!」と言ってお家の人に渡さずに握りしめている子も・・・(笑)。

入園、進級の中で新たな環境を迎えて、嬉しさとドキドキとが入り混じった想いが錯綜する玄関での子どもとお家の人との「別れの儀式」を見送り、園庭に出ればブランコ奥の枝垂桜が遅くまで残り、子どもたちは花びらを集めて嬉しそう。そのまま持ち歩く子もいれば、各種花びらと共に「泥ケーキ」や「流しそうめん」にして、遊びの「ダシ」にしている貪欲な子どもたち。他にもハナカイドウ、チューリップ、タンポポなど植え込みや鉢植え含め園庭は花盛りの中、新年度が始まり早ひと月余り。新入園児向けモードから徐々に通常保育モードへとシフトダウン。

庭では早速火を扱う活動(食や草木染)、野外で摘んだヨモギや遠足で採ったタケノコなどの食を巡る活動もスタート(ちなみにプロジェクトフリーのちゅうりんのプロジェクトの一つが四季を通じた「火」だとか)。

さて朝の賑やかな儀式(大泣き)がど派手なぐみちゃんでしたが、時間をかけながらぐみ棟での先生とのスキンシップや、あるいは園庭や本園など開放的な空間に行くことで少しづつ落ち着く子も…。ぐみちゃんの中でも先輩たち(昨年度0歳児さん)は本園のホールや庭からさくらあんずの階段に登ってベランダへ行くなど「自分はどんぐり」と思っている節も…(笑)。自信満々のどや顔に笑えますが、先輩たちの落ち着きぶりが新人ぐみちゃんたちにはいい刺激に…。部屋のおもちゃを同じように扱ってみたり、ぐみ棟の2階やデッキ、庭などを覗いたり、指差しして個々にアピール。自分の気持ちを落ち着かせるテンポや掴み方は異なりますが、お家とは異なる新たな世界の拡がりをそれぞれ感じている姿が伺えます。おやつタイム、昼食時間などはしっかり「食べる」に集中して、静寂の時間とか・・・(笑)。昼寝がまだ十分とれていない子もいますが、少しずつ自分自身で安心・安定を見出し、園生活に馴染みつつあるぐみちゃんたちです。

どんぐりちゃんはぐみ棟から本園に生活の場が変わって楽しみにしている様子がぷんぷん。部屋からホールへ、二階あるいは庭へと行動範囲がどっと広がってあちこちの空間探索。家から履いてきた靴が見当たらないのはしょっちゅうで、担任の靴捜索も日常の風景・・・(笑)。どこでも靴を脱いで気にしないのもどんぐりちゃんならではなら、お片付けの声がかかると、「やだ~」と言って遊びを止めないところも去年と変わらず、2歳ならではのどんぐりちゃんらしさを感じます(笑)。それでもホールや部屋でお集まりで何か始まれば、一緒にする楽しさも満喫。新入園のどんぐりちゃんもそんな雰囲気に少しづつ馴染んでいっている模様。中にはツリーハウスにトライするほど、あちこちの以上児たちの遊びに便乗しています。ご飯を食べて昼寝に荷物を持ってぐみ棟へ移動する…という生活リズムにはまだ慣れていませんが、本園での以上児さんに混ざっての誕生会など違和感なく、やんわり本園生活に馴染んできているのを感じさせます。

そしてうめももちゃんは、どんぐりちゃんから進級して、新しい部屋に留まらず、庭でもホールでも面白さへの嗅覚を人一倍働かせてあちこちで遊び込んでいます。特に園庭に様々な車を走らせていく姿はどんぐりちゃん、ぐみちゃんのモデルにもなり、またそんな車に車を乗せて走らせたり、人を乗せて動かすのもうめももちゃんならでは。最近は庭の物置前を隠れ家にして隠しモノをする知恵もついてきましたねえ(笑)。お昼ご飯後の午後からの自由遊び、その後のお集まりの流れもルーティンとして習慣づいてきました。午睡がなくなったので、そのままおのこりの遊びに入っていく様子も嬉しそうです。

2階の部屋に変わったさくらあんずさんは特にベランダから屋上への階段がお気に入り。ベランダから庭を覗き、時には屋上へ続く階段を登って、朝登園する子らに「やっほ~」の掛け声をしたり、屋上で泳ぐ鯉のぼりにも手を振りながら、階段からベランダ、さらに庭、ホールへとあちこちに出没。白砂集めの収集に庭の物置から、ロープアスレチックから木工ハウス(もっくん)、ツリーハウスの上まで登れるようになった子も増えて、友だちと声を掛け合い面白そうなところへと闊歩しています。

そしてまつくりさんはやっぱり新たなまつくりの部屋&ベランダがお気に入り。ピタゴラ積木に家具や空間を利用した自由遊びの中ではまつくりの部屋にも来るどんぐり、うめももちゃんも興味津々。カメ子の掃除にちっちゃい子を混ぜてあげたり、畑作業などお仕事にも勤しみつつ、アスレバルの練習も本格化。パラバルーンの様子などを下の学年の子らも楽し気に見ています。まつくりさん始め、上の学年の様子を「見る」「聞く」「感じる」ことでぐみ、どんぐりの子らの行動半径も広がり、興味関心の幅を拡げている様子が伺えます。

入園モードの喧騒とした日々から、自由遊びでそれぞれがペースを掴み、クラス(学年)でのお集まり、活動へ…というリズムを少しづつ掴んでいる子どもたち。GW明けはまた朝の「儀式」の喧噪さが戻るかもしれませんが、新緑が深まる季節に合わせて、近隣へのお散歩や遠足など、園からさらに地域へと行動半径を拡げてゆく、コイの如く活動的な五月晴れのシーズンを迎えます。
あゆどん(記)




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