荷車と 秋風舞い上げ 走り出す・・・
- 木の花幼稚園
- 10月1日
- 読了時間: 4分

先週くらいから朝晩を中心にひんやりと寒さすら感じるほどになり、残暑もようやく一段落。庭に秋らしい気配が漂ってきたように感じます。
9月もしばらく続いた屋上プールも月半ばには終了。まつくりさんが最後にきれいに掃除をしてくれて「ありがとう~!プール」と叫んでおりました(次は学校のプールだもんね)。放課後職員が解体して店仕舞いとなりました。合わせてペットボトル水路も解体して回収です。

ブランコ脇のミニ田んぼの稲穂にもしっかり実がついて収穫を待っていますが、こちらはまだ稲刈り時間を確保できず、すでにめざとい鳥さんたちがついばみに来ております(どんぐりちゃんたちも虎視眈々と摘んでいることも・‥笑)。はっしーが遊べる案山子をつけて見張ります(子どもたちが時々遊びに来ることで鳥よけに・・・)。

合わせて庭の凸凹も子どもたちがスコップをふるい一輪車、荷車で水たまりの池に砂を運び、「トンボ」(ご存じですか?グランド整備に使う道具です)など活用して平坦にならすなどして運動会仕様に切り替え。平らで広い庭にすかさず荷車、一輪車で走り回る、うめもも、どんぐりちゃんたち(笑)。

ついでにやわやわ始まったツリーハウス作製用の丸太も庭に置けば、すかさずその上に車を走らせるなど、どんぐりちゃんたちの荷車さばきは天下一品です・・・(笑)

9月半ばから始まったツリーハウスリメイクプロジェクトのセカンドステージ。2階作りに向けて職人のおやじさんの助太刀を経てやんわりと上棟式?として支柱を立ち上げ、梁を入れました。1階基礎の梁に支柱を嚙合わせる、宮大工並みの造作に、子どもたち、そしてあゆどんも目が点になるほど凝視して観察・・・。ノミの使い方、刃の研ぎ方な

ど勉強になります。手はずを学び梁と支柱との噛み合わせにはあゆどんも参戦。うまくハマった時は気持ちいいものです。これからもやわやわと続けていく予定です・・・。



さて、先々週はまだまだ残暑厳しい中、祖父母の会(おじいちゃん、おばあちゃん、いらっしゃいの会)が敬老の日を前に開催(中には県外から遠路はるばるご来園の方も)。顔なじみでもあるご近所の高齢者のお家にも子どもたちがお散歩方々声かけをしたところ、足を運んでくれたご近所さんも…。在園の子の祖父母たちと共に異世代交流を賑やかに行うことが出来ました。

オープニングではまつくりさんのご挨拶の後に各学年のわらべ歌、掛け合い歌、ジェスチャゲームなどの出し物。温かい眼差しや手拍子、一緒に掛け合いの合唱、クイズに応えてくれるなど祖父母の反応がとてもよく、子どもたちもほっこり気分でその後の交流につながったかと思います。改めて感じたのは、現役世代並みの変わらぬエネルギッシュな動き方と我が孫だけではなく色々な子どもたちに声をかけ、関わってくれた懐の深さ、広さです。子どもたちも我がの祖父母でなくてもたっぷりと触れ合い、楽しんでいた様子が伺えました。さすが木の花の祖父母の皆様、感謝、感謝です。(運動会でも祖父母競技ありますので、よかったらまた足を運んでくださいませ。)

そして祖父母の会の取り組みと並行して自由遊びでも身体を使いたくなるようなマットや平均台、跳び箱やボール投げなどの環境構成を作りつつ、学年のお集まりでも様々な身体を動かす取り組みが始まっています。

年長さんはクラスとしての演技や競技、リレー以外にも、グループごとに各競技(プログラム)の内容を考え、準備のお仕事等々が少しづつ本格化。昼からの自由遊びはどんぐりちゃん、年少さんがホールや庭のあちこちで多様な遊びを展開(年長、年中さんは活動が長くお昼が遅くなるので)。時には昼寝に行くのも寄り道たっぷりになってきたどんぐりちゃん。年長さんの姿が少ない時間帯をたっぷり遊び込んでいる下の学年の子どもたちです。

またぐみちゃんたちは庭にまだ残る砂山を目指して庭に出てきたときなど、ホールで音楽に合わせて体を動かしている上の学年の子どもたちの様子を庭での遊びの手を止めてじっと眺めているぐみちゃんもいます。時には身体も一緒に動かしてリズムを取る子も・・・。何かが始まっている・・・ぐみちゃん、どんぐりちゃんは以上児さんたちの活動の様子に刺激をいっぱいもらって体に取り込んでいます。

ホール、庭のみならず、色々なモノをリヤカーやお散歩車に乗せて河原に出向いて練習する機会も増えてきました。ご近所さんからは恒例の風物詩のように見守られ、意気軒高と歩き、野外の大きな空間で多彩なモノを扱いつつ、各学年の子どもたちが協同しながら創り上げていく営み、準備して迎える「非日常」のお祭りを日常的に楽しむ毎日です。

「やってみなくちゃわからない」が合言葉の木の花の運動会。お家の方々もしっかり今からウォーミングアップして、自然と重なり合う身体感覚の醍醐味をどうぞ楽しみに味わってほしい、と願っています。
あゆどん(記)
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